見出し画像

おかえりなさい、オレたちのスタミュミュ!

日常のことを書こうと思ってnoteにしたのに、日常をSNSにたれ流しているせいでさして書きたいこともなく、ゆっくりと観劇日記を書いている間に日々がどんどん過ぎていって、もういっそ観劇ブログでよかったんでは?なんて思いながらPCカタカタしてます。元気です。

もう2週間も経ってしまいましたが、先日『スタミュミュ』ことミュージカル『スタミュ』に行ってきました。いや、正しくは『新スタミュミュ』か。大好きな作品に、またこういう形で出会えるなんて! 古のスタミュの女なんで、セットが星型に光った段階で泣き始めてしまいました。そうだ、このセットはまさしく『スタミュ』で『スタミュミュ』だ……

『スタミュ』はミュージカルスターを目指す高校生の物語で、2015年(ひえ、もうそんな前なのか!)にスタートしたオリジナル作品。記憶が確かなら「頑張る女性を応援したい」みたいなコンセプトで始まったんだけど、そのソースが見当たらずなので、適当いってたらごめんなさい。主人公の星谷悠太がとにかくポジティブで、彼が台風の目のように周囲を巻き込みながら、夢へと突き進んでいく姿は、見ていてとても気持ちが良く、こちらまで前向きになれるような、“光のアニメ”でした。

そして2017年にミュージカルがスタート。原作のポジティブさが120%に詰め込まれていて、気づいたらスピンオフまで上演する人気コンテンツの一つになっていました。月皇海斗のCVを務めたランズベリー・アーサーさんがオーディションを受け、ミュージカルでも同じ役を演じることになったっていうエモエピソードもあったね。当時アタシは2.5を見始めたばっかりだったから、どのキャストがどのくらい有名なのかわからなかったんですが、おかげで先入観なく作品として楽しめたんだよね。推しの天花寺翔様を演じた鈴木勝吾さんもこのとき初見だったんで「歌、うめ~~~~!」って感動してました。

でも、アニメが終わり、FCサイトも終了し、コンテンツとしてはきれいに終わりを迎えたスタミュくん。追いかけていた頃は本当に楽しかったな……なんて、“すてきな思い出”として心に残っていた『スタミュ』のミュージカルが、まさか突如復活するだなんて!スタミュくん、お前、生きてたんか!!!!!!!!

さて、『新スタミュミュ』。2.5を見るようになって久しいとはいえ、継続して追っているコンテンツはそこまで多くないので、新キャストの子たちはほぼ初めましてでした。事前情報もあまり入れずに行ったので、初めて『ミュミュ』に触れた時のような気持ちがじんわり蘇ってくる。そこにあるのは、知っている曲で、知っている物語ではあるんだけれども、まだ知らないミュージカル。

大きなお話の流れは初演と変わらなかったけど、演出は結構変わっていました。冒頭、星谷くんの歌から始まったのもインパクトが強かったけど、個人的に一番刺さったのは那雪ちゃんのソロの場所かな。初演は二幕の冒頭だったけど、今回は星谷くんに対してずっと抱えていた思いを吐露するシーンで使われていて、那雪ちゃんの思いはもちろんなんだけど、それまでteam鳳で築いてきた関係性みたいなものが一気に溢れてきてすごくよかった。どうも、ちむとりの女です……。

そしてこの物語って、やっぱり星谷くんにどれだけ説得力があるか、にかかってくると思うんです。周囲を巻き込んでいくポジティブなエネルギーにウソがあったら、とたんに冷めてしまうからね。三井淳平くんが演じる星谷くんは、このパワーがはちゃめちゃに強かった。そしてどんどん彼の一挙手一投足から目が離せなくなっていく。あぁ、それでこそ星谷くんだわ。

他のキャストもよかったなー。那雪ちゃんは可憐だったし、月皇くんはピュアかわいくて、翔様はチョロかわいかった! 空閑くんもめちゃ堂々としてたわ。そして鳳先輩! めっっっっっちゃ鳳先輩じゃん!!!!!!!! 星谷くんとの声の相性もめちゃ良かったから、星のストライドのデュエットバージョンがバチっとハマってたな。あ~~~~~あと、双子デュエットもありがとうございます。あの時間で2人の掘り下げは難しいとは思うんだけど、だからこそあそこに差し込まれた「Stand by Dreams」が響きました……。

ちむらぎは、個人的には初めましてじゃない子が2人(エーステのザフラ組)いたので、もうすでにかわいかったんですが、やっぱりカリグルはいいですね……。とか言いつつ、実は初代のカリグル公演は行ってないマンだったので、次はいけたらいいな~なんてフワッと思っています。卯川ちゃんウルトラプリティーありがとう世界……。

見終わった後はやっぱり心がピカピカに磨かれたし、あぁ、スタミュって、スタミュミュってこうだったよなってじんわりあったかくなりました。
おかえりなさい! オレたちのスタミュミュは、新しくなってもスタミュミュだったよ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?