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秋葉原のバブル崩壊と廃墟化。

こんな記事を見かけた。
職場が明治神宮前なので原宿から人が減っているのはよく分かる。

あくまで体感としてなんだけど、その多くは外国人観光客であって、記事でいうJKの減少というのはあまり感じられず、若い女性は今も多い。流れているというわけではなく、新大久保という選択肢が増えただけなのかも。

コロナの影響で外国人観光客が日本から姿を消したけども、原宿以上に「秋葉原」はそれが顕著だ。

秋葉原の街はいまも(こちらも体感としてになってしまうのだけど)、土日でも最盛期の60%くらいの人出という感じで、原宿よりも人の戻りは鈍く、何より外国人観光客が全くいなくなってしまった印象。コロナ前の2019年までは、秋葉原に異常なくらいのホテルが建設されていて、外国人観光客がそれだけ多かったのだとわかる。

一方で、美少女ゲームの中古屋、コスプレ衣装の中古屋、海外製の謎雑貨を扱っているお店など、昔からある秋葉原を代表するオタクのお店は次々と潰れており、秋葉原はオタクの街から外国人観光客への街へとゆっくりと変わっていたわけだ。

中央通りから1本裏にある通称<ビラビラ通り>と呼ばれるその通りでは、メイド喫茶やコンカフェ、リフレ系のお店の女性店員がチラシを配っているんだけど、最近はその数が異常だ。冗談抜きに50mで5~6名には声をかけられる。

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店が暇だからチラシ配りをしているわけで、コロナ以降にその人数が増えているのを見ると、やはり外国人観光客が売上割合の多くを占めていんだろう。オタクは推しでもない限りチラシも受け取らないのだから。

すでにオタクの街でなく、メイドの街と外国人客の『観光地』になってしまった秋葉原。”オタク向けの店”が潰れて本来のオタクは秋葉原には近寄らず、さらにインバウンド消費にも頼れなくなった今、秋葉原はバブルが崩壊し、一昔前に栄えた温性街と同じような道をたどり始めている。

先日noteにも書いたアドアーズ秋葉原やセガ秋葉原2号館の閉店は、寂れた温性街の有名旅館の倒産と同じであり、同じ道を辿るならば廃墟化していくのかもしれない。秋葉原は過渡期なのだ。




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