「都市と生活者のデザイン会議」記事一覧

街づくりの未来を探る視点から、国内外でのフィールドリサーチや、各界のトップランナーとの対話などを展開してきたNTT都市開発のデザイン戦略室。
そして、変化し続ける都市と生活者の関係に着目し、いち早く未来の兆しを捉えるべく、多角的な調査研究活動を行ってきた読売広告社の都市生活研究所。
異なる視点や知見を掛け合わせ、新たなビジョンを拓きたい。両者の共感をきっかけとして、2020年に立ち上がった共同研究プロジェクト「都市と生活者のデザイン会議」。その活動の模様を順次公開していきます。

「都市と生活者のデザイン会議」メンバー


NTT都市開発株式会社 デザイン戦略室

デザインの観点から「新たな価値を生み出す街づくり」を探求し、全社横断的なブランドマネジメントを担う組織。その役割の一つが、デザインの視点やマネジメント手法によって、街づくりにおける社会との接点の役割を果たすこと。都市リサーチやトークイベントの実施などをとおして街づくりの未来を探り、発想の転換や新たな創造性を導いていく。
▶ NTT都市開発 公式サイト
(本プロジェクト参加メンバー)井上学、權田国大、吉川圭司、梶谷萌里(都市建築デザイン部)

株式会社読売広告社 都市生活研究所
都市におけるさまざまな事象と、生活者の意識や行動にまつわる変化の潮流を捉え、未来の兆しを見いだす研究組織。シビックプライドや再生都市、次世代サードプレイスなど兆しや潮流を捉える「都市インサイト研究」と、ミレニアル・Z世代や生活者モードなどの意識や行動変化を見つめる「生活者フォーサイト研究」を両軸に、これからのビジネスデザインへ向けた課題発見をめざす。
▶ 都市生活研究所 公式サイト
(本プロジェクト参加メンバー)水本宏毅、城雄大、小林亜也子、森本英嗣


「都市と生活者のデザイン会議」 編集長との対話


2020年度は「都市と生活者のデザイン会議」の発足にあたり、幅広い視点から世の中の変化を捉え、発信している雑誌メディア3誌の編集長との対話を実施。これに先駆け、両社メンバーによるキックオフ座談会で目的意識を共有し、対話テーマを「生活者の意識変化とこれからの街づくり」に決定。デベロッパーと広告会社、それぞれの知見を掛け合わせながら、向き合うべき課題を探っていきます。

①「都市と生活者のデザイン会議」キックオフ座談会
②『商店建築』編集長と考えるエモーショナルな街の姿とは?(前後編)
③『WIRED』編集長と考える“多層化する現実×都市”の行方とは?(前後編)
④『MEZZANINE』編集長と考えるこれからの街と生活者の関係とは?(前後編)


「都市と生活者のデザイン会議 WE + WELLBEING」

2021年度のテーマは、「“自分らしさ”と“他者・社会の幸せ”が共存するライフスタイルデザイン」。前年度の対話で得た気付きをさらに深めながら探索の幅を広げるべく、建築家・建築学者の門脇耕三さんを伴走研究者として招聘しました。まずは自分らしさや幸せ、自他の共存といった抽象的な思考としっかり向き合い、概念的な掘り下げを実施。そこで得た手がかりをもとに、街づくりにおける具体的な実践の可能性を探っていきます。

① 座談会 利他を叶えるラフスタイルの概念と実践とは?
② ドミニク・チェン氏と考える「わかりあえなさ」と共生のビジョン(前後編)
③ 龍崎翔子氏と考える“自分らしさ×利他”のデザインとは(前後編)
④遠山正道氏と考える“社会的私欲”でつながるコミュニティの行方(前後編)
⑤ “自己と利他の関係性デザイン”をめぐる未来の展望