くるみ餅

競艇とかホラーとか文学とか。人に読ませるものではない

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最近の記事

お気持ち供養のための、これはただの7月

振り返れば今月もまもなく終了、なんてことはない2022年7月。 完全に関係が終わって約2ヶ月経過した。 襲ってきたやるせなさも触れてしまった絶望の端っこも、随分和らいで呼吸がしやすくなった。まあ不眠気味なのは相変わらずなんだけど。いつかは消えてしまうから、供養の意味も含めて書き残しておく。 大変に醜く、ただの戯言。読んでも決して気持ちのいいものじゃない。 「ああ、精々そんなものなのか」 そんな気持ちが最後に抱いた感情だったように記憶している。哲学だの信念だのを私に語り、受

    • もしも私にしたようなことをしているなら、私がそれを知ったなら私はどうするだろうか。本当にお願いだから軽蔑させないでほしい

      • むくむく嫌な想像ばかり膨らんでる 頼むから杞憂であってほしい そこだけは信じさせてくれよ

        • 半分でいいから

          久しぶりの雲のない穏やかな水曜日。 先週くらいから曇天が続いていたから空が青いだけで嬉しくなる。 出社するときくらいは少しでも気分が上がる方がいい。 思わぬところで思わぬものを見た。結果、動揺してしまった。 一番苦しかった夏頃に比べたらはるかに落ち着いたけど、気持ちがある限りはこの渦からは抜けられないのかと諦念する。 オフィスにいてよかった。高層ビルに入っているオフィスは大きな窓が設置され、空の色と外光を取り込んでくれる。 少しでも、明るい場所にいてよかった。 いわゆる

        お気持ち供養のための、これはただの7月

        • もしも私にしたようなことをしているなら、私がそれを知ったなら私はどうするだろうか。本当にお願いだから軽蔑させないでほしい

        • むくむく嫌な想像ばかり膨らんでる 頼むから杞憂であってほしい そこだけは信じさせてくれよ

        • 半分でいいから

          「結婚を前提にお付き合い」ってギャンブルじゃない?

          2022年を迎えて気付けば2月。私は年明けすぐにひとつ年齢を重ねて相変わらず元気でやってる。 平和で穏やか、そんな簡単な言葉でまとめられそうな毎日。 もちろんそれなりに仕事は忙しく頭を使うし、雰囲気が悪くなれば察知して皆が笑えるように働きかける、そんな動き方は必要なのだけれど。 役員たちの座るエリアにいるので、不穏な会話もすぐ耳に入る。在宅で仕事をすることもあるけど出社回数が他の人より多いおかげでどうしても話を聞くことも多い。 「自分の役割とは」「会社が期待する私の仕事と

          「結婚を前提にお付き合い」ってギャンブルじゃない?

          パーカーを羽織って歩けるような

          良い休日だ。過不足なく色々と回っている。 ただ仕事が佳境に入っている。忙しい。クリエイティブと営業を同時進行で動かしていくのは本当に脳が疲れると実感している。 甘いお菓子の摂取量が格段に増えた。お酒はそこまで変わらない。ストレスの実感はないけど、食事が増えた気がするから気を付けないと。 他人が他人であることに驚く瞬間がある。十人十色、という耳慣れた言葉を実感することもある。私は他人と関わって生きていきたい。 季節の移り変わりを、ふと頭に浮かんだ疑問を、今日の月の大きさを、

          パーカーを羽織って歩けるような

          砂浜に描かれたピカソの絵

          快晴の土曜日と肌寒い雨の日曜日。 忙しさが加速している。顧客対応、SNSの更新、動画制作にデータ制作。社内イベントの手配。目まぐるしい。業務後は、月曜日から金曜日までもれなくビールを飲んでた。社内の冷蔵庫にたっぷり備蓄されているオリオンビール。アル中ではない決して。 3ヶ月ぶりの逢瀬が完了した。 私たちはいつも通りで、好きなものを食べて好きなお酒を飲んだ。 約束した後から、あのどうにもならない哀しさは消えていたから待ち合わせの瞬間も高揚感は特になくて冷静だった。 でも顔を見

          砂浜に描かれたピカソの絵

          雨風の強い日のルノアールは快適

          人がめちゃくちゃ少ない上にマルチ商法勧誘勢が全くいないから、という理由。 価格帯、そして全席喫煙ということもあるのか快適に滞在している。 タリーズやドトールはいつもと変わらず人の多さと騒音が激しいけど、ここのルノアールは快適だ。そして一人席が広い。物を広げていても隣が遠い。年配の長髪の男性が少し離れた席で、黙々と設計書らしきものにペンを走らせている。 緊急事態宣言も明けて、10月は週末に予定がどんどん入るようになった。 といっても、土日みっちりというのは疲れてしまうから旅

          雨風の強い日のルノアールは快適

          夏を取り戻すために、ビアガーデン

          風も強すぎない、暑すぎない、最適な気温の日曜日。 いい週末だったから記念に書き残しておきたい。 まず土曜日、素敵な映画を観た。動画コンテンツでたまたま見つけた。実在する人物をベースにした美しき殺人者。「神様はこんなに美しい人間を作るのか」と感嘆した。「永遠に僕のもの」という邦題はダサいと思うけど。1970年代のアルゼンチン。宝石店で強盗するシーン、バックで流れるアルゼンチンの歌謡曲のようなサントラ。ハッピーエンドではない。物語の冒頭から漂うやるせなさや気怠さ。好き嫌いはきっ

          夏を取り戻すために、ビアガーデン

          予期せぬ雷雨に、慌てて洗濯物を取り入れる

          目覚めたらすかっと晴れた青空だったのにね。 出社するたびにお酒も好きなだけ飲ませてもらっていて、着々と会社の事情を知る側になってきている。気にかけてもらってありがたいこともあるし、知らずに居た方がいいこともあるんだよな。制作ばかりしているから、デザインやフォント、色のバランスのことばかり考えるようになった。「惜しいな」と思ってしまうデザインは世の中に溢れてるけど、どうしたらカッコよくなるかを考えることは楽しい。 どんな返事をしても後悔するような連絡をする天才、文面を見たと

          予期せぬ雷雨に、慌てて洗濯物を取り入れる

          厚手の靴下が必要になる前に

          夜中まで東京リベンジャーズを観ていたせいか、夢の中にも不良が出てきた。冷えてきた空気が寝起きの身体に気持ちいい。嘘、足先が少し冷たい。コロナ禍の引きこもりにもすっかり慣らされて、土日どこにも出かけなくても平気になってしまった。思い立ったら喫茶店や美術館。半日出かけられたらそれで満足。あたたかいコーヒーが飲みたい。 前のように、とは全くいかないけど少しずつ連絡を取れるようになった。「いい友達」に早くなりたいと思う。臆面なく「いい友達だ!」と笑顔で言えるような関係性に、早くなり

          厚手の靴下が必要になる前に

          文章を書くのは孤独なくらいがちょうどいいのかもしれない

          という仮説を立ててみた。 台風一過。昨日の夜からそこそこの勢いで降り続け、今日の夕方まで止まなかった。昔から雨の音を聴くのが好きだ。雨の匂いも好きだ。湿気は勘弁してほしいし、体調によっては頭痛に悩まされるけど、雨の音を聴いていると心が落ち着く。土曜日なら尚いい。ブランケットに包まりながら指先でベランダの窓を開ける。うとうとしながら耳だけで休日の朝を味わう。 「もう平気。大丈夫」「会いたい」「でも連絡できないな」 これくらいの感情が順番に出てくる。でも、衝くような激しさに苦

          文章を書くのは孤独なくらいがちょうどいいのかもしれない

          秋の雨と残暑の私

          もう大丈夫だと思った。だから、かけた。 すっかり秋模様になった。23区ど真ん中、駅から離れているとはいえ、自宅周りには似たようなマンションや一軒家ばかりで自然も全くない。住み心地は悪くないけど、近くに公園があればいいのに、としょっちゅう思ってる。 そんな住環境なのに、どこからか鈴虫の鳴き声がしたり金木犀の香りが漂ってくるのが不思議だ。どこに生息しているんだろう。金木犀に至っては、同じ道でふわっと香るからいつもきょろきょろしてしまうけど見つけられない。隠れ金木犀だ。 素敵な

          秋の雨と残暑の私

          大丈夫だよ。違う、まだ大丈夫じゃない

          ご機嫌な夜、もう大丈夫な気がして携帯を手に取って、やっぱり思い直した。 ゆるやかで気怠い月曜日。 本当に秋か?と訝しく思う気温、爪先が冷たい。 今朝よくわかんない夢を見て、寝起きの頭がぐるぐる回ってた。もうあんまり覚えてないんだけど、2人で適当に入った飲食店で知らない人に水をぶっかけられる夢。夢って大体意味がわからないけど、大丈夫かなぁって少し心配になってしまった。すぐ心配するし気にかけるし、無意識に連絡する口実を探してるのかな。私の悪いクセだと思う。 これから忘れてしま

          大丈夫だよ。違う、まだ大丈夫じゃない

          そう、何度も名前を呼んでいる

          声には出さずに、心の内で。 気温が急に低下して、空気の匂いも一気に秋めいてきた。 週末に衣替えをしなくちゃな、と思ってクローゼットの整理を始めたら収拾がつかなくなって、散らばった秋服を放置してPCを開いた。 私の日常は相変わらずで、変わったことといえば簡単な役職が付くことになって手当が増えた。新しい業務も特に問題なく、わりと楽しみながら仕事をこなせていると思う。「人前で臆せずそれなりに話せる」「大抵機嫌良くどこにいても楽しめる」という性質が、こんなにも評価に繋がるのか、とい

          そう、何度も名前を呼んでいる

          書き続ければ、見えるものもあるかもしれない

          継続は力なり、とは程遠い性格をしていると思う。 感情の整理のために書き始めた。 時には泣きながら、コーヒーを啜りながら、どんな時でも漏れなく思い出しながらPCをかたかた打っている。 Twitterでは短すぎるし、自分に合ったサービスを見つけてわざわざ登録するのは億劫だった。毎日、とは言わないけど意外に書き続けることができていて驚いている。元々は競艇がきっかけで登録したnote。その後に好みの文体の作家さんを見つけて隙間の時間に読んでいるくらいの楽しみ方だった。 そんな私が、

          書き続ければ、見えるものもあるかもしれない