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BTS花様年華まとめと残された謎【ジョングク編】

今回は、色々大変なことになってるジョングクです。

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いなくなった父親

幼い時、父親が家を出て行きました。「世の中の重さに耐えられない」「空っぽの自分がジョングクにしてやれることは何もない」というのが彼の最後の言葉でした。

母親は「弱い人」「無能」「社会に馴染めなかった」と父親を責めています。彼女の立場からすれば文句を言いたくなるのも分からなくもないですが、多分グクは彼と性格が似ているのでしょう。ずっと自分が言われている感覚で育ってきたんじゃないかと思います。

この消えた父親が一般的な社会の悩みで病んだのか、今後ストーリーの鍵を握っているのかは分かりません。もしかしてソクジン父のループに関わってたりするのかな。テヒョンのところで出てきたカーキ色のコートのおじさんの可能性もあると思います。

母親はその後、再婚しましたが、今度は性格が真逆の相手を選んだ感じがします。結構お金持ちそうで、あちらにも連れ子がいますが、グクとは全然性格が合わないようです。

ゲームでは、ソクジンが家まで車で送ってやり、グクがインターホンを押すと「もう帰ってきたの、どうしましょう。今日は親戚の人たちと食事することになったから時間をつぶしてきなさい」と言われる場面があります。それだけで普段どういう扱いを受けているのか分かりますよね…。

境界線を歩く

それでグクはいつも放課後、夜の街を徘徊していました。わざと不良にぶつかって喧嘩になってみたり、立ち入り禁止のところに入ってみたり。特に彼がやっていたのは、危険な塀や手すりなどの縁を歩くことでした。

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それは昔からの癖でしたが、6人と一緒にいた時は誰か(特にユンギ)が「危ないからやめろ」と手を引いて辞めさせてくれました。その手が嬉しくてむしろやっていた。グクにとって7人での時間は何よりも輝いていて、皆が集まらなくなった後も1人であの音楽室に通っていた時期もあります。でも結局あの日々は戻ってこないんだと思い知らされただけでした。

ある夜、ビルの屋上にいたグクは、もう手を取って引き戻してくれる存在もいないし、もうあっち側に行ってもいいか…という気軽さでふらりと落ちてしまいます。

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I NEED U のMVでは飛び降りシーンの刺激が強すぎるので、路上での喧嘩と車に轢かれる方がメインだったんだと思います。漫画だとソクジンの運転していた車に降ってきたりするんですよ…。かなり心臓に悪い…。車に轢かれるパターンはまた海の後の事故とは別なので混乱しますが、次の項目で書きます。

成功ルートは【ナムジュンが客と喧嘩しない】→【今夜、ホソクとテヒョンに会うんですがソクジンさんも来ますか?】→【僕は行けないけど、ユンギも呼んでみたら?】→【ナムジュンがホソクに頼んでユンギに電話】→【ユンギ、1人だったら行かなかったけど、ちょっと前に再会したグクが皆に会いたがっていることを知っていたのでグクに電話】という流れでグクの落下を回避しました。

この初日、何気にソクジンとジミン以外集合しているんですよね。ここでソクジンも合流して高校のこととか白状していれば、実は最短でクリアだったんじゃないかって思ってる。でもループの話まではできなかっただろうな。

またあの海に行こう

ソクジンがグクに直接関わろうとしてた時もありました。自分が夜一緒にいてあげられれば変なことはしないだろうと思ったからです。大学終わりに車で校門まで迎えに行き、今日は何を食べようか、どこへ行こうかと誘います。グクもすっかり元気を取り戻して喜んでいました。

ある日、ソクジンはグクを大学の桜並木に連れていきました。グクはそこで「自分のせいでユンギ兄さんが退学になって皆がバラバラになった」と話し始めました。ソクジンはグクのせいじゃないよと言いますが、自分のせいだとまでは言えませんでした。あの時に皆で行った海が楽しかったとグクが話すのを聞いて、ソクジンはその罪滅ぼしのような感覚で、皆で海に行くことを目標にし始めた感じがします。

順調に行っているように思えましたが、ちょうどその頃、ソクジンは父から新しく発足した財団に積極的に関わるよう言われていました(後から再開発にも関わってくる財団)。でも課題があると嘘をついてグクとの時間を優先していました。それを父に気付かれ、グクは全寮制の学校に転校させられてしまいます。そしてそこでも居場所を失い、命を落としました。

ってか、まじでなんなんだ、ソクジン父! 普通そこまで介入するかな? やっぱり何かあるの?? めちゃくちゃ気になるんですが、その辺りは次のソクジン編で。

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では、財団の方も両立してソクジンが無理しようとすると、グクは自分が彼の負担になっている、また誰かの迷惑になっている…と感じ、こんな自分消えてしまいたいと車の前に飛び出してしまいます。それが車に轢かれるパターンです。ソクジンは自分が一緒にいてもダメなのか…とユンギの方に誘導していくようになります。

兄さんのピアノ

ユンギとの関係は前に語りましたが、ユンギとグクは「自分のせいだ」「自分さえいなかったら」とすぐこの世から消えたくなってしまうんですよね…。私は、どうしてそっちに考えてしまうのかと思っちゃうタイプなんだけど、私の身近にも割とこういう思考の人がいるので、色々リアルだと思います。

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ユンギは火の中からグクに助けられた後、火傷の治療をして退院します。そしたら作業室でグクが待っていました。その時の言葉が好きなので、ここでもきちんと起こしてみようと思います。

「僕が兄さんを追いかけ回すの、好きでやってると思ってるんですか? 兄さんのことなんてちっとも心配してないですよ。(中略)兄さんの音楽が好きだからです。兄さんのピアノを聞くと涙が出るから。僕、一日に何回も死にたくなるんです。だけど兄さんのピアノを聞いたら生きようって思う」

グクーーー!!「俺に構うな」って人と距離を置こうとするユンギに、この言葉は効きますよね…。

お前のせいじゃない

Bルートはご存知の通り病みまくっているんですが、Aルートのグクは退院したばかりの足でテヒョンと一緒にムニョン市まで歩きます。事情を知られたくないテヒョンは追い返そうとしますが、頑固に付いてくるので諦めることにしました。

でも、コンビニで休憩している時、カーキ色のコートのおじさんをからかう男たちがいて、そのいざこざにグクも巻き込まれ、テヒョンも手を出して喧嘩に発展してしまいます。

2人殴られて放り出された後「もう戻ろう」とテヒョンが言うと、グクは「僕のせいでお母さんのところに行けなくなってすいません」と言います。そこでテヒョンが「なんで謝るんだよ!お前のせいじゃない!お前は優しい!」って強く言うんですよね。そして朝日を見ながら帰ります。私はこのルートでグクが闇落ちしなかったのってこれじゃないかなって思うんですよ。このルートではソクジンもちゃんとお見舞い来てたし…。

グクは他で無視されがちだから、兄さんたちに構われないとダメになるタイプなんだと思います。Bルートは皆が放置しすぎたんだ…。いや、でもここはグク自身が成長しないといけないポイントなのかもしれないですね。

割と大きいと思うのは、Bルートでジミンとユンギが2人で精神科病棟の患者に会いに行った時のことです。グクが2人を見かけて「あれ?2人で病院に来たのに、僕のお見舞いじゃないの?」と思い、何食わぬ顔でジミンに電話して「兄さん、どこですか?」と聞きます。そこでユンギが首を振り、ジミンが塾の帰りだよとごまかすのを見てしまいました。余計な心配をかけまいと思ったんだろうけど、グクはそこからどんどん人間不信に陥っていきます。きちんと向き合って話せばいいだけなのに…。でも、こういうのってリアルでも些細なすれ違いや誤解だったりするもんですよね…

兄さんたち大好き

兄さんたちをいかに大切に思ってるかは Begin の中でこれでもかと表現されてますね。これがリアルジョングクの本音なのがすごいと思う。天使!!

Euphoria も幸せな気持ちになる歌だったので、本当に私は闇ジョングクの展開が予想外でした。今後そういう関連曲が出てくることってあるんだろうか?

ジョングクがこの間の BE の制作インタビューで「今は自分の体験からしか曲作りができなくて、既にある創作のストーリーに合わせてその人の気持ちで曲を作れるようになるのが課題」というような話をしていました。

花様年華は俳優が本業でない彼らでも絶妙に感情移入できる役を与えられているから、MVにも力があるんだろうと思いますが、もし今後闇ソクジンや闇ジョングクがMVで出てくることがあるとしたら、本来の自分とは違う姿に挑戦しなければいけなくて大変だろうな…と思ったりします。ジンは元々役者志望なので、むしろやってみたいかもですけどね。

グクは私の目が偏ってるのか、何してても可愛いので、どんなに治安悪くても、心から荒んでしまっている彼がまだ想像できずにいます…。
このシーンも実は内心病んでるはずなんですけど、やっぱり可愛いもん…

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予定では、このグクパートで最大の謎である「ループの力を与えた不思議な存在」について書くはずだったのですが(だから後に回したのに)、やっぱり書いてみたら長くなりそうなので、次のソクジン編に入れることにしました。

もう少しなので、ここまで来た方はせっかくなので最後までお付き合いください!

※ 最終回ができました!


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