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BTS花様年華まとめと残された謎【ホソク編】

ここからは一人一人に焦点を絞って、これまで判明したこと、残された謎、今後の展開予想などを書いていきたいと思います。まずはホソクから。

花様年華の本筋の整理はこちらでどうぞ ↓

ナルコレプシーは嘘

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ホソクは7歳の時に母親に遊園地で置き去りにされ、以来、児童養護施設で育ちました。その時に持たされていたのがチョコバー(スニッカーズ)です。WINGS Short filmやFAKE LOVEでチョコバーが出てくるのはそういう理由ですね。

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母親は「目を閉じて10まで数えて」と言いました。ホソクは隠れんぼ感覚で素直に数え、目を開けたら母親はいなかった。おそらくそれがトラウマで、何かを10まで数えようとする時に倒れてしまうようになったのでしょう。

本人は割と早い段階で発作の原因を分かっていたようです。でも言ったら認めてしまう気がして、医者にも言わないから治りようもない。周囲には「ナルコレプシー(居眠り病)」を患っており、突然眠くなって倒れたりするので、日常的に薬を服用しているということになっていました。

橋の上で昏倒

ホソクは自分を育ててくれた養護施設に感謝しており、度々ボランティアに行って後輩の面倒をみたり、一緒に育った仲間たちと定期的に交流しています。 ゲームではソクジンと一緒にボランティアに行く回もあります。

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I NEED U で橋の上で倒れた理由は、特に良くしてくれていたスタッフが大腸がんを患ったと聞いたからでした。母親がいなくなった時を連想してしまい、数えることとは関係なく発作が起きたのかもしれませんし、薬を大量に摂取するシーンがあるので、そちらが原因だったのかもしれません。ナルコレプシーでないなら、これまで何の薬を飲んでいたのか分からないのですが、もしかすると逆に睡眠薬とかなのかも。

この時に車で病院まで運んであげたのが実はソクジンです。そしてたまたま精神病棟で他の患者とケンカして怪我をし、一時的に外科病棟にいたジミンとホソクが同室になります。

非常階段

ホソクが非常階段を降りていく女性を母親と間違えて追いかけ、足を滑らせそうになったところで、ジミンが腕を掴みます(ソクジンが裏でジミンを誘導した)。

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助かったホソクは、よく考えたら10年以上経っているのだから、あの女性じゃ年齢が合わないし、本当はもう顔すら覚えていないのに、なんでそう思ってしまったんだろうと冷静になります。そしてこのまま囚われ続けていたらいけないと思い、自分と同じように何かに囚われているジミンに「ここから出よう」と告げます。

でも、そこで2人で逃げ出すのではなく、自分が退院した後に皆を集めてジミンを助けに戻って来るところがとてもホソクらしい。

垣根のような人

ホソクは学生の頃からバーガーショップでバイトをし、ダンス部にも所属、他の友達もたくさんいて問題視されるような生徒ではなかったように思えます。どちらかというと明らかに問題児のユンギやテヒョン、浮いてるナムやグク、ジミン(ジンも?)を気遣っているうちに、このメンバーから離れられなくなった感じじゃないかな。

印象に残っているのはジミンがホソクについて語るところです。「一番後ろで僕たちの面倒を見てくれる垣根のような人」「明るく振舞わなければいけない責任感のようなものもあるように思う」「周りの人の傷や苦しみに敏感で、誰よりも心を痛めるため、余計に明るいふりをして雰囲気を盛り上げる」。

だから彼はよく7人をつなげるキーマンになります。卒業後も一番孤立しがちなユンギの連絡先を知っていたり(学年違うけど中学からの知り合い)。そんな彼だからジミン救出作戦で皆に声をかけることができ、海に行く展開にもつなげることができたんじゃないかと思います。

ジミンに真実を告げる

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ホソクは卒業後、バイトしてた先でマネージャーになり、施設からも自立していたので、病院を抜け出して家に帰れないジミンをしばらく自宅に住まわせました。その時、実は自分のナルコレプシーが嘘だと言うことを初めて告白します。

私は、階段で落ちるのを止めることより、この告白がホソクを救うポイントだった気がします。ソクジンの知らないところで起こったことだから、彼は気付かなかっただろうけど。

MVでも海に行くときに薬を火に投げ入れる場面がありますし、それから倒れるシーンはないので、改善に向かったのではないかと。

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どっちの道でも

読者視点だと、ホソク、ジミン、ユンギは2つの成功(しそうな)ルートが見られます。興味深いのは、違う事が起こるのに、本人の行動が変わらないから結果が似たものになること。つまり、外的な要因は色々あっても結局自分の行動が大事なんですよということを表しているように思います。

幼馴染をおぶって病院へ運んだ後に足首を痛め、治りが遅くてイライラするところまでは大体同じ。

【Aルート】(で説明したルート)

酔って自暴自棄に陥っているユンギと道で会った時にブチ切れます。私、この台詞がすごく好きなので、正確に書きますね。

「一体、いつまでこうしてるつもりですか。世の中がつらいのは兄さんだけだと思っているんですか? 僕は幸せな人生で愉快に笑って過ごしていると思っているんですか?」

ホソクにこんなこと言われたら、何も言えねぇ…。

そこから怒りに任せて松葉杖をつきながら一人旅に出ます。道中、舞台公演に回るダンサーさんたちと仲良くなって同行することに。いっそこのまま一緒に回らないかと誘われる。そんな人生もいいなと悩んだけれど、結局戻ることを選びます。そして街に戻り、皆を花火大会に誘います。

【Bルート】(魂の地図を見つけるルート)

ソクジンに養護施設のことを断られ、ここでも怒りに任せて旅に出ます。以前から新しくできる直営店で店長にならないか(コース次第ではアメリカ留学のチャンスもある)と言われていたこともあり、その予定地を見に行ったら、偶然その近所に住んでいたダンス部の後輩に会い、公演の手伝いを頼まれる。

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その演出指導中にテヒョンから連絡が入ります。ホソクは後輩に謝り、街に戻ってソクジンを救う方を選びます。

自分の意思で戻ってきたホソク

勘の良い人はお分かりでしょう。リアルでもホソクは一度荷物をまとめて実家に帰り、グループを抜けようとしたことがありますよね。グクが大泣きしたのは有名な話です。でも彼は結局自分の意思で戻ってきた。状況もきっかけも何もかも違うんですが、これが絶妙にストーリーに組み込まれているのがすごい。

そうやってEGOを聴くと、もちろんこれはリアルのホソクが自分のことを歌っているんだけど、花様年華のメッセージにもちゃんと繋がっているんですよ…。そしてこのMV内で倒れるシーンも実は意識して作ってるのかと勘ぐってしまいます。

リアルのホソクもこのホソクも、多分違う選択をしてたとしても割と良い人生を歩めていた気がします。ダンサーさんたちと気ままに全国を回る人生、直営店で店長を務め、アメリカに留学してたかもしれない人生。

あまり考えたくないですが、リアルホソクもBTSにいなくても、ダンサーとしてそれなりに成功していた気がします。でも彼は6人と一緒にいることを選んだ。そして他と比べ物にならないほど素晴らしい道が開けた。なら、花様年華のホソクも幸せになるしかないでしょう!

残された謎と展開予想

ホソクに関しては割と情報が出揃った感じがしてます。あるとしたら母親の行方? でも、やっと解放されたんだから、もういいんじゃないかなって気も。

何か事情があったにせよ、よりによって遊園地に置き去りにするような親はさっさと忘れていいんじゃないかと思う。親がいて不幸になる人も大勢いるということは、親がいなくても幸せになれるということですから。

でも、いかにも韓流ドラマとして考えた時に熱い展開だなと思うのはこの2つ。

【母親は事件に巻き込まれて死んでいる】
実は母親はホソクを捨てたのでなく、とある危険から彼を守るためにあえて自分から遠ざけたんだとしたら? 実は母親が再開発やソクジン父のループに絡む事件の鍵を握ってたりしたら熱すぎる。その場合おそらく生きてないだろうと思うけど、少なくとも愛がなかったわけじゃないことが分かってホソクは救われるのかもしれない。

【誰かの隠し子】
こういう出自が分からないキャラって実は後から権力者の息子だったとかありがち。実はソクジンと異母兄弟だと発覚するような展開が来たら私がビビって泣く(プロフ見ると分かりますが、私は JIN & J-hope 推しです)。

どちらもないだろうなとは思いつつ、思いついてみたら面白かったので、書いておくことにします。

次のまとめはホソクと関わりが深かったジミンで行く予定です。

※ 続き書きました!

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