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BTS花様年華まとめと残された謎【ソクジン編】

新曲のButterはさすがに関わってこないだろと思ってたので、これで最終回で、追加情報来るまでお休みするつもりですが、コンセプトフォトを見たらなんだか不穏ですね(笑)

ソクジンパートの流れはほぼ本編でやったので、ここでは主に私の疑問や仮説が中心になります。読んでも疑問が増えるだけかもしれませんが、もうここまで来てる方は相当な物好きだと思いますので、このまま進めます!

前回 ↓

本編の整理はこちら ↓

校長のスパイ

ソクジンは小学生の時に母を亡くし、母方の祖母の住むアメリカに送られます。そして2019年3月(韓国の学期始め)に戻ってきて学校制度の違いで実年齢よりひとつ下の学年に入りました。ということは、出会った当初はソクジンとユンギが高2、ナムとホソクが高1、ジミンとテヒョンが中3、グクが中1かな。そこから1年ほど幸せな時間が続き、翌年3月にナムジュンとテヒョンがソクジンの密告を目撃したぐらいから不穏になっていきます。ユンギの退学は6月。

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この頃の映像は2015年のBTS BEGINSのライブ内でたくさん出てきますが、teaser以外は一般公開されてない…。購入ってどこかでできるんですかね? 私はこの間のBANG BANG CONで初めてきちんと見れました。

このスクショではソクジンがイヤモニをしてるのが見えます(スパイの象徴)。あと、後ろのキャビネット、ライブでは防弾チョッキが出てきてたけど、多分ストーリーでソクジン父のノートが隠されていたやつだと思います。

ソクジンは始業式の前日、父に連れられて校長に会っています。「頑張ってくれると信じています」と父が言い、校長が「必ず私に話してください。ソクジン君は良い生徒にならなければね」と言う。会話だけ聞くとまるで初日からスパイを指示されているように聞こえますね? そうなると始業式に遅刻した罰として7人に校内ボランティアで掃除をさせたところから計画のうちだったんじゃないかとさえ思えてきます。ソクジン、実は遅刻してないんじゃない?

しかし、父親がグルなんてありえるんでしょうか。卒業後はあからさまに「彼らと距離を置け」と言ってますし、グクなんか遠ざけるために権力を使って転校までさせてるのに。

それとも校長が「従わないと、仲良くしていることをお父様にバラしますよ」的なことを言ってスパイをさせていたのでしょうか。でも、普通金持ちの息子が転校してきたら、校長は学校の問題児に関わらせたくないはずですよね。そもそも校長は何を探りたかったのか。生活指導の先生ならともかく、校長が不良少年の動向を知って一体何の得があるんだろう?

6月のユンギ退学後に夏休みに入り、ホソクたちはそこからソクジンにほぼ会った記憶がないようです。彼は卒業前にまたアメリカに帰らされていました。これだとまるでユンギを退学にさせるだけに帰ってきたみたいだよね。元々一時帰国だったの?

あぁぁ〜〜〜全くわからない!

謎の奨学財団

父親がやたらソクジンを関わらせようとしてるのがこのソンホ財団です。母方の祖父の遺産で運営されてるらしい。ちょうどこの発足式がループを繰り返す4月11日でした。グクの時は、これに出席しなかったことでトラブルに発展します。あ、久々に集まるから来ますかってナムに誘われたのにソクジンが行けないと言っていた理由はこれか(今気付いた)。

これを機に各方面の権力者に一人息子をお披露目して人脈作りをさせるのが目的らしいですが、そもそも父親は二代目議員にさせるためにソクジンにこだわっているんでしょうか。それとも何か別の理由が?

今のところ、判明している財団のメンバーはソンジュ市の副市長、皆の母校の校長、ソクジンが現在通う大学の学長、建設会社(テヒョン父が勤めてるところ?)の社長です。この財団が再開発事業の裏取引などに関わっていたようなので、その後、全員逮捕されたのかもしれない。でも、父親以外にはっきりそういう記述はありませんでした。特に校長が逮捕されてたら、皆びっくりして反応すると思うけどな。

これってもしかして全員ループと関わっている人たちだったりする? ソクジンたちのように皆同じ学校出身だったり? 謎です。

不思議な猫

遠目に見ると白の長毛種、近くで見ると黒猫のように見えるこのよく分からん存在。この不思議な存在がそもそもなぜソクジンに力を与えたのかという疑問があります。

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これから私の意見を述べますが、自分でもかなりぶっとんだ予想をしている自覚があるので、冗談半分で聞いてください。

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学生時代に海に行った時、7人は「登って夢を叫べば叶う岩」があると聞いて、長い距離を歩いて見に行きました。でもリゾート開発の一環で、景観を損ねるからと岩は爆破されていた。あまりにも工事の音がうるさすぎて何も聞こえないのをいいことに、皆は粉々になった砂利の上で思い思いに夢を叫ぶことにしました。

もしかして、彼らに起きている不思議な現象はこの岩のせいなのではないかな? なんか昔から祀られていた神様みたいなのがいたのでは?

色々と手荒だけど、その神様的なのが皆の夢を叶えようとしてたりしませんかね? お互い聞こえていなかったけど、実は全員が同じ願いを叫んでいた可能性もある。

例えば「幸せになりたい」とお願いしていたとして、その神様は困難そのものは取り去ってくれないんだけど、どんなに辛い人生でも乗り越えて幸せになれる道を示してくれたというオチだったりするのかもしれない。

そしてその時、ソクジンがグクに「お前の夢はきっと叶うよ」と言っているんです。かなりうるさかったのに、ソクジンにはなぜグクの願いが聞こえたんだろうか? そしてグクは何を願ったのか? 強調してるってことは、グクの願いが特に今後のポイントになるのかもしれない。

ソクジン父への復讐?

でも、これはあくまでその存在が「善」の場合です。グクへの介入の仕方を考えると「悪」の可能性も出てくるなと。わざとソクジンがひき逃げ犯だという疑惑を持たせて、うまくいかないようにさせている見方もできるんです。

そしてもしかしたら、この岩を爆破したリゾート開発と、ソクジン父の都市開発は関係しているのかもしれないとも考えてみました。

ソクジン父は自分がループして最悪なことになり、その取引を持ちかけてきた不思議な存在を憎んだ。そして大人になってあの岩を破壊する権力を手に入れた。それが建設会社との癒着や都市の再開発につながっている…とか。

そして岩を爆破され、ソクジン父の行いに怒ったその不思議な存在は、今度は息子をループに巻き込んでやろうと考えた…とか。もしかするとソクジン父を逮捕させ、再開発を止めさせること自体が目的だった可能性もあります。

ちなみにその岩が隕石だったりしたら、SFの世界になりますね(笑)

ループもので、見た目は可愛い猫のようなやつと言えば、アニオタなら誰もが知っている『まどマギ』のキュゥべえがいます。

こいつも女の子に「魔法少女になってよ」と甘い言葉をかけておきながら、相当真っ黒な地球外生命体だったので、私はどうしても今回のもそういうやつじゃないかと疑ってしまう…。そうか、ソクジンもグクも魔法少女になる契約を交わしていたのか(違います)。

もちろんストーリーもジャンルも全然違うものなんですが、どこかで影響は受けてそうだなと。パンPDもバンタンも日本アニメ好きだもんね。

と、ここまで色々書きましたが、父親たちが音楽室に「ここから全てが始まった」という落書きをしているってことは、不思議な存在は海じゃなくて音楽室の方に関係しているのかもとも思うので、私の盛大な勘違いかもしれません。あくまでこういう変な説を唱えている人もいるということで面白半分で聞いててください…。

青い花

最後に。花様年華のソクジン関係の曲と言えば、ソロ曲の Awake や Epiphany ですが、これは今さら何の解説もいらない気がしますので、あえて The Truth Untold を貼りたいと思います。この曲とFAKE LOVEの歌詞には共通点がとても多いのです。どちらのテーマにもなっているのが「スメラルドの伝説」です。

この「スメラルドの伝説」は完全に彼らの創作です。でも架空の花屋さんのブログがあって、もっともらしいヨーロッパの伝説が書き込まれていたりして相当手が込んでます。すごく雑に言うと、自分が醜いからと好きになった女性と直接向き合うことをしなかった男が、彼女のために花を育ててたんだけど、いつのまにか女性が死んでいたという話です。私はこちらまでは深すぎて掘り下げられないので、まだ知らない方は「スメラルド伝説」で検索してみてください。

ほんと、こういう仕掛けを考えつくのすごい。ビッヒ(現HYBE)って良い意味で気が狂ったオタクだと思う…。JINも当時こうやってtwitterで匂わせたりしてました。

ソクジンはループの途中、とある女性を好きになります。きっかけは彼女の日記を拾ったことでした。映像見て「おいおい、読むのかよ」と突っ込んだ人もいたと思いますが、ソクジンは中身を読んで彼女の好みに合った男性を演じて近付くのです。しかも日記は返さない。

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そこで彼女が好きだと書いていたのがスメラルドという青い花でした。ソクジンはその花束を注文して告白しようとします。最初のループでは目の前で車に轢かれてしまいますが、その後はちゃんと付き合えたっぽい。でも結局うまくいきませんでした。ループで病んでたというのもありますが、一番の理由は自分を偽っていたからだと思います。

ソクジンは友人たちに対してもそうだった。自分に自信がなくて仮面を貼り付けて接していたら、本当の自分が分からなくなった。でもそれは愛ではない。もっと自分自身を認めてあげてから人と向き合わないと。そこで LOVE YOURSELF に繋がるんだと私は理解しています。

恋をすればなんでも解決するようなラブソングが多い中、私は何よりBTSのこの姿勢に共感しています。Apple Music のラジオで RM が「『Boy in luv』は愛に溺れている (in) 男の歌でした。でも『Boy with luv』は成長して既に愛を持っている状態 (with) 。だから人に何かを求めすぎて苦しんだり苦しめたりするのでなく、与えて幸せにすることができる」というような話をしてて、すごく感動したんですよ!

……ここらへん語ると止まらなくなるので、話を戻します。

最終的にソクジンと彼女がどうなったかというと、魂の地図を見つけたルートでは、謝って日記を返してきっぱり別れました。彼女も返された日記をパラパラめくってみて「うわぁ…あれもこれもこれを読んでやってたのか…」と把握したようで、去るソクジンを引き止めませんでした。う〜ん、確かにちょっと引くかもしれないね。

でもそこから「君に好かれたくて…」ってソクジンがちゃんと話したら、そこから良い関係になれたかもしれないのにとも思う。私だったら事情を聞きたいけどなぁ。むしろ演じていない素の方がもっと好みの可能性もあるわけじゃないですか。だってソクジン、完全に良い人だし、イケメンだし! ただ、あまりにも自己評価が低すぎるんだよ!

そういう意味でもう少し頑張ってほしかった気もしますが、心機一転して次に進むのが彼にとってもよかったのかもしれませんね。

あれだけ色々持ってるのに自己評価低いところは、やはりリアルソクジンがモデルなんだろうなと思います。そんな彼が弟たちと過ごして LOVE MYSELF していきながら、グループの温かい雰囲気を作っていった。BTSがあんなに仲良しなのって影ながら長男の力が大きいと思うんですよね! 事務所側もそれを感じて創作の本テーマにしていったのではないかなと思っています。

長々語ってきましたが、とりあえずこれで今のところ出てる情報はまとめたはず。あとは「ここの説明足りない」とか「ここはどうなんですか」などの質問があったら、また書くかもしれません。

あと、最初の方の記事はかなりメモ書きのようになっていたと思うので、こうしてひとりひとりのことが詳しく分かってから本編をおさらいすると更に分かりやすいかもです!

質問だけでなく、そちらが思いついた説があったら、ぜひ教えてください。私の中ではこれが限界! 

匿名がよければ、こちらも利用できます!(回答はTwitter上になりますが)

ではでは、また会う日まで!

【追記】
その後、【BTSで韓国語】の連載を始めました。
花様年華関連の歌詞を自力で訳した後、考察記事を追加していく形式です。

RUNについてはこちら↓

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