見出し画像

BTS花様年華はやっぱりすごい1

今回 Film out が出て、私はBTSに本格的にハマるより前に花様年華ファンになったことを思い出しました。実はCDより先に小説と絵本を買ってたような女なのです…今ではもちろん彼らの魅力にもハマりまくってますが!

というわけで、今回色々復習して、歴代MVを見返したら、すっごい分かるようになってる!と感動したので、自己満も兼ねて情報整理をしたいと思います。

もう基本は色々な人が書いてると思うので、ここではゲームや小説で出てきた新しめの情報中心でいこうと思います。かなりのネタバレを含むので、自衛は各自でお願いします。

【補足】花様年華はBTS公式の二次小説のようなもので、いくつかのMVがそのストーリーを基に制作されています。登場人物はメンバーの本名ですが、もちろん家庭環境等は本人とは全く関係ありません。あくまで彼ら全員が映画に出演してて、その一部だけがランダムに公開されているような状態です。

===========

1. 皆であの時の海へ行こう

学生時代に仲が良かった友人たちが不幸になっていることを知ったソクジン。不思議な存在からループの力を手に入れ、6人全員が助かる道を探す(戻るのは学生時代ではなく、卒業後に再会する2022/4/11)。皆が離れ離れになったのは自分の責任なので、また集まって笑い合うことができれば未来は変わると信じている。

I NEED U のMVはそれぞれのバッドエンドと皆が再会して海に行けたルートがシャッフルされている。この後、海に行けても失敗するパターンがあることが分かるので、結局これはバッドエンドの詰め合わせ。わざと混ぜて分かりにくくしているのは、多分ループの暗示。

失敗ルートの詳細はLINE漫画やBUストーリーで見れます。どれだけソクジンが色々な方法を試して失敗したかが分かります。

<基本のバッドエンド>

【ナムジュン】バイト先のガソリンスタンドで嫌な客に絡まれて殴ってしまい、和解金が払えず拘置所へ。

【グク】自分が生きていることを確かめるように色々な危険をおかすようになり、ついにビルから転落。

【ユンギ】自暴自棄になり、部屋に火をつけて自殺。場所も時間もランダムで毎回探すのが大変らしい。

【ホソク】橋の上で倒れて入院、病院の階段で母親に似た人を追いかけて足を滑らせ、その怪我で踊ることができなくなる。

【ジミン】原因不明の発作を理由に精神病院に閉じ込められており、ついに耐えかねて浴槽で自殺。

【テヒョン】ずっと虐待に耐えてきたが、ある日ついに爆発して父親を殺害し逮捕される。

※ このあたりの詳細は後ほど一人一人のところで解説しますが、ここではとりあえずこれだけ理解しておけばOKです。
============

2. テヒョンだけ救えない

色々な方法を試したソクジンは、自分が説得してダメでも他の仲間が説得するとうまくいくことがあるのに気付く。「何を」するかより「誰が」するかが大事だと分かり、影から彼らがお互いに助け合うよう仕向ける。そうしてやっと全員が再会し、念願の海に行くことになったが…。

<テヒョン以外の成功ルート>

【ジン→ナム】客と喧嘩になる前に止める

【ユンギ→グク】ビルから落ちそうになるところでユンギが電話

【グク→ユンギ】火事の中から助け出す

【ジミン→ホソク】階段から落ちる前に腕を掴む

【ホソク→ジミン】自分が退院した後、他の皆を引き連れてジミンを迎えに行く

RUNのMVは、ジミンを皆で病院から救出する計画が成功して馬鹿騒ぎしているところがメイン。テンション上がりまくっているし、元々不良少年たちなので割と反社会的なこともする。ソクジンはこれでやっとうまくいくと思っているが、どことなく不穏な空気が漂う。

このMVはソクジンのループをずっと夢で見ているテヒョンの視点なので、冒頭、最後、合間にもがくテヒョンが出てくる。彼が水中にいるのはこの後の Butterfly で彼が海に飛び込んだシーンとリンクしているのかも。これらも詳細はLINE漫画やBUストーリーにある。

※こちら↑のButterflyの動画は”BTS (방탄소년단) 화양연화 on stage : prologue”が正式名称です。”Butterfly MV”だと誰かが勝手に作ったのが出てくるので注意。しかも本家に見せかけたアカウントだからタチが悪いよ😡

Butterfly では幸せそうな皆の姿が印象的。でも表向きは楽しそうでも、テヒョンの状況は何も改善していなかったので、最後に展望台に登って身を投げてしまいます(これがはっきり飛び降り自殺だったという記述はゲームで初めて出てくる)。ソクジンはテヒョンの状況を知っていたけれど、仲間が心の拠り所になれば、滅多なことはしないだろうと油断していた感じがする。

冒頭のシーンはテヒョンが父親を殺したパターン。血だらけの手でナムに電話するが、ナムはタイミング悪く電話を取らない。テヒョンはこういうのを繰り返し夢に見ているので、刺した時の感触や感情が鮮明に残っており、実は虐待よりこっちの方が精神的に辛かった可能性がある。漫画では海から帰った後に結局父親を殺して逮捕されるルートもある(もしかしたら、このままだと父親を殺してしまうと思ったから自ら身を投げて阻止したのかも)。

============

3. やっとテヒョンも助けたぞ!

ようやくループが終わった…と思ったら…

<テヒョン成功ルート>

【ホソク→テヒョン】殺害予定の瞬間にホソクがテヒョンの家に行くようソクジンが裏で手を回す。

【ナム→テヒョン】未遂後、テヒョンがナムに電話して繋がる。そこで初めてテヒョンが感情を吐き出す(多分物理的に止めるだけではダメで、ナムと電話で話して精神が安定するまでが重要だったのかも)。

EuphoriaのMVはテヒョンも止めた成功ルート。特にグクがユンギ(1:22)、ジミンがホソク(1:29)、ソクジンがナム(1:33)、ホソクがテヒョン(1:42)を止めるシーンはわかりやすい。テヒョンの手の傷(3:07)は父親を殺す代わりに自分で怪我したものなので、思い留まったことの象徴。

最後にテヒョンが登るはずだった展望台にジンが登り「やっとループが終わった!」と微笑む。でもテヒョンは「本当なら自分が展望台に登っていた気がする…やっぱり兄さんは何か知っている」と怪しんでいる(6:29)。

小説1巻ではループの内容はほぼ触れられず、学生時代の出会い、この成功ルート、そしてこの後に起きてしまう出来事が詳しく書かれている。BUストーリーでも最後にこの成功ルートをプレイできる。

===========

4. 誰も死ななかったけど…

海で無事に楽しく過ごした後、テヒョンが「何を隠してるんですか?」とソクジンに詰め寄る。そこからこじれて喧嘩に発展。他の皆もぎくしゃくした状態で解散になり、その帰りにグクが車に轢かれる。

小説やゲームでは、ソクジンはこんなに苦労したのに(しかも一番大変だったテヒョンに)「結局一緒にいたところで皆1人」と言われて逆上したと書かれている。テヒョンはテヒョンで、何度も「こんな悪夢を見るんですけど、何か知りませんか」ってソクジンに打ち明けてるのに「ただの夢だから心配するな」としか言われないことにイラついていたらしい。

なぜ突然日本語の方で出してきたのか謎だけど、血汗涙のソクジンがテヒョンを殴るシーンと、ソクジンがガソリンスタンドでナムに声をかけるシーンは花様年華関連で間違いない?

とりあえずストーリーはまだ続きますが、一旦ここまでで私が思ったこと。

↓↓

疑問①【なぜホソクがジミンとテヒョンの両方を助けているのか?】

ホソク↔︎ジミン、グク↔︎ユンギはお互いをうまく助け合えて次の段階へ行けた感じがする。でもナムとテヒョンがすごく曖昧。しかも成功ルートもナムが直接止めるのでなく、わざわざ間にホソクが入っているのはなぜ? そしてテヒョンは特にナムを助けられていない(ナムを助けたのはソクジン)。

成功ルートの後に喧嘩が起きたのも、ソクジン、テヒョン、ナムジュンが中心だった。テヒョンがソクジンに突っかかり、それをナムジュンが止めようとして「本当の兄弟でもないくせに!」とテヒョンがキレる。ソクジンはテヒョンがナムジュンに言った言葉に逆上してテヒョンを殴る。それ以降、テヒョンは2人に会うのを避けるようになり、結局また新たなループが起きることになる。

もしかして、本来残りの3人は、ジン→ナム→テヒョン→ジンで助け合わなければいけなかったのでは?

テヒョンは唯一ループを夢に見ていて、ソクジンを助けられるポジションにあった。だから、そもそもの原因はソクジンがテヒョンに頼らないことにある気がする。 まず、ソクジンは人を助けることにばかり目がいってて、自分も誰かに救われないといけない側だと思っていない。

あと、ソクジンは自分では直接何をやっても助けられないので、結局皆と距離があり、自分が必要とされているわけではないという寂しさを感じている気がする。でもそれは自分の方も秘密を抱えて、彼らと距離を取っているからだということに気付いていない。ゲームでもユンギに似たようなことを指摘されるシーンがある。何か秘密を抱えて話してくれないような人に「悩みがあったら何でも話してくれ」って言われても説得力ないってことかと。

とにかく今回こじれたのはキム三人組が原因だと思う。一番は君だよ、ソクジン! テヒョンにもっと頼りなさい! とにかく皆早く幸せになってよ!!!

あと、ホソクに起こる悪いことが「死ぬ」ではなく「踊れなくなる」なのエモい。でも他の人たちに起こる不幸より一番リアルで心臓に悪いから正直見てて心が痛い。

こんなノリで宜しければ、続きもまたアップする予定なので、お付き合いください。

※ 続き書きました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?