【易】兌為沢上六、お客様から教わる
兌為沢上六(だいたく、じょうりく)という卦があります。これは「相手の出方が分からない」と言われています。
私はこの卦が苦手でした。
これからどうなるか、とか、分からないことがあるから易を取るのです。分からないから易に尋ねているのに「相手の出方が分からない」って、「分からない」じゃ困るよ〜と思ってました。
先日、お客様のご相談事を検討していて、この卦に遭遇しました。(うわ〜、兌為沢上六だよ〜)と思いましたが、仕方ありません。
お客様には「相手の出方が分からない」とそのままお伝えしました。
そうしたところ、お客様がこの卦の様子を教えてくださいました。
お客様の「相手」というのが複数で、しかも価値観がさまざまなんだそうです。だからお客様に非常に好意的な相手もいれば反対に非常に敵対的な相手もいる。しかも相手と接点を持つまで相手の価値観は分からない。事前に分かれば敵対的な相手は避けることができるのでしょうが、それができない。
「まさに『相手の出方が分からない』です!」とおっしゃっていただけました。
あ、そうなんだ。と思いました。
易の神様、今まで「『分からない』じゃ困るよ」って思ってて申し訳ない。「分からない」が正解ってこともあるのね。と認識を新たにした出来事でした。
まだまだまだまだ修行が足りません。頑張らなくっちゃ。
皆様が幸せでありますように。
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