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【神社仏閣】天龍寺(てんりゅうじ):京都府京都市右京区


▶天龍寺(てんりゅうじ)

  • 山号:霊亀山

  • 宗派:臨済宗天龍寺派

  • 本尊:釈迦三尊

  • 開基:足利尊氏

  • Webサイト:https://www.tenryuji.com/

  • 住所・地図:〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68

▶由緒・歴史

天龍寺は、室町幕府初代将軍・足利尊氏が後醍醐天皇を弔うために1339年(延元4年・暦応2年)に創建しました。
天龍寺の地には、平安時代初期の承和年間(834年~847年)に第52代・嵯峨天皇の后・檀林皇后(橘嘉智子)が創建した日本最初の禅寺・壇林寺が建立されていました。その後、壇林寺は荒廃し、その地には後嵯峨上皇や亀山上皇の離宮・亀山殿が造営されました。
足利尊氏は、後醍醐天皇が吉野・金輪王寺で崩御した後、夢窓疎石を開山に離宮・亀山殿を改め、天龍寺を創建しました。また寺の建設資金調達のため、天龍寺船という日元貿易船が仕立てられました。
天龍寺は、その後も度重なる火災や戦乱に見舞われましたが、その都度再建され、現在では臨済宗天龍寺派の大本山となっています。
また、1994年にはユネスコの世界遺産「古都京都の文化財」に登録されました。

▶境内

●法堂(はっとう)

法堂

●雲龍図

法堂の天井に平成9年(1997)天龍寺開山夢窓国師650年遠諱記念事業として日本画家加山又造画伯(1927~2004)により「雲龍図」が描かれました。
天井(縦10.6m 横12.6m)に厚さ3cmの杉板159枚を張り合わせ全面に漆を塗り、さらに白土を塗った上に直径9mの二重円相内に直接墨色で躍動する見事な八方睨みの龍が描かれています。
雲龍図公開日には特別参拝ができます(ただし雲龍図の写真撮影はできません。)

雲龍図(パンフレット撮影)

以上です。


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