伊藤詩織さん、虚偽告訴罪で書類送検されていた。

NYタイムズから「世界に影響を与える百人」に選出された「勇気ある女性」が今日からは「容疑者」と呼ばれる。そんなニュースがSNSを駆け巡った。

レイプ被害を実名告白し、告発本『BlackBox』で一躍有名になった伊藤詩織(31)さんは今日、書類送検されていた事が明らかになった。(以下、『BlackBox』を『BB』と表記)

山口敬之氏自身が書類送検を明らかにした

『BB』で詩織さんが受けたレイプ被害の加害者とされるTBS元記者の山口敬之氏が自身のFacebookで明かした。(以下山口敬之氏を山口氏と表記)

山口氏が告訴した罪状は名誉毀損と虚偽告訴罪だ。

山口氏は昨年6月に刑事告訴状を警察に提出していたという。詩織さんは嘘や根拠のない思い込みを世界中で繰り返し、名誉を毀損し続けたと山口氏は訴えている。

これは同年7月に受理され、今年9月28日に警察から検察へ書類送検され、あとは起訴されるか、不起訴処分になるか、結果を待つばかりとなった。

名誉毀損は文字通り、当人の名誉を著しく毀損した相手に対して警察に処罰を求めるものだ。では虚偽告訴罪とは何だろうか。

虚偽告訴罪は懲役刑のみ

嘘の告訴・告発を警察に持ち込み、狙った相手に不当に刑事罰を与えようとするものである。

(『ウィキペディア(Wikipedia)』虚偽告訴罪より〜)引用

「人に刑事又は懲戒の処分を受けさせる目的で、虚偽の告訴、告発その他の申告をした者は、3月以上10年以下の懲役に処する(刑法第172条)」

有罪になれば罰金刑なしの懲役が待っています。

虚偽告訴罪は女性が多い

「同罪を持つ各国の統計によると、この罪で起訴される者は多くを「性犯罪の虚偽被害を主張した女性」が占め、法廷でも虚偽証言を続けていた際には偽証罪と共に適応される」

電車で痴漢をした男性の求刑は罰金50万。なので虚偽起訴罪は痴漢よりも重い処罰が待っている。ゆめゆめ、元カレへの軽率な復讐心や悪戯心などで警察に訴えたりしないこと。

法廷でも虚偽の訴えを証言すると偽証罪でも起訴される。今後、詩織さんが起訴された場合、刑事法廷に立ちどのような証言をするか、注目される。

なぜなら、『BB』では詩織さんの告発、性被害の証拠は詩織さんの証言のみ、デートレイプドラッグも、レイプ行為も証拠がほとんどない。

レイプ中にパソコンで盗撮されたとする『BB』の主張もその根拠は詩織さんの「直感」である。(第二章 あの日私は殺された p49 より)

詩織さんが嘘をついていたら。起訴された場合、法廷で証拠を示せずに『BB』での主張を繰り返し、さらに同じように当事者尋問に対して答えたら※①_名誉毀損、虚偽起訴罪、の罪状で裁かれることになる。

詩織さんは意見陳述で被害を証明できないとした

より引用〜「「事件当時、私は酩酊(めいてい)状態で意識、記憶がないまま性行為をされていたため、私自身が被害の証明をすることは出来ません。」引用終わり〜

証明できない主張を真実と認める事はできない。例えば、私がもしも、「特殊相対性理論のより簡潔な方程式を発見した、私はアインシュタインを超えた。ノーベル物理学賞をもらえると思う。しかし、それは私だけの言語で組み立てられており、現在の方程式では証明できない」などと言ったら、すぐさま病院送りになる。

詩織さんはまさしく、自身に起きた性被害に対してそのような主張をしているのだ。

起訴・不起訴通知は山口氏本人に届く

起訴の場合は告訴状提出者の元に検察からその旨、通知が送られる。

詩織さんの裁判ウォッチクラスターは山口氏の告知を固唾を飲んで見守っている。

※①記述に法的に間違いや説明不足、誤解を与える表現があるとのご指摘を受けましたので、一部記事を削除しました。





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