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12月社長朝礼後半 ーウエダ本社の価値ー



3、ウエダ本社の持つ価値

僕はね、ワーククロスとかもやっぱり画期的なことだと思うんですね。
あれなんか、僕はノータッチで社員のみで完全オリジナルを作ってくれてるんですね。
他と違う、今まで無かったことをウエダオリジナルで作っていくということはやっぱり徹底的にやっていかなあかんと思うんです。

それこそウエダ本社はコンサルとかすごい技術集団じゃないから、サービスについてのKPIって言われてもどうしようもないんです。
それでもウエダ本社の価値に期待をしてくれているというお客様がいらっしゃる訳で、そういう方達に対してやっぱり徹底的にやっていきたいなと思うんですね。

で、その価値創造はみんなで寄ってたかってでやるんだという意識は持っててほしいです。ただその価値っていうのも、西澤さんも言ってたけど、「分解できないところに価値がある」のは間違いないんです。

西澤さん ウエダ本社では行政案件を担当


僕が行ってるミラツクフォーラムの基調セッションは毎年どんどん(いい意味で)訳がわからなくなるんですが、その中で三次元に物として切り出した瞬間に時間、空間、物質に同質化するしかなくなる、どう二次元化しておくか?が重要という様なことを言うんですね。
訳わからん話ですが、ある面で正解っていうのは僕も思うんです。
何でかというと、今って何でも生成AIでどんどん分解されていくんです。
となると、僕らのスタイルっていうのも、分かる状態に落ちたらダメで、「感じる」方向に向かう必要があって。
(いわゆる言語化できないような世界)
でも一方で、それではビジネスとして成り立たないので、データ化された価値として商品化して伝えていかなあかんわけです。

だからこそ、何度も言うけどKPIなんて言われるところではウエダ本社は勝負できない。
指標化自体出来ないし、指標化できたところで、それにうちらは合わせられないんです。
そうじゃなくてウエダ本社が出来るのは、体感したこと、経験値から出てきたことをどうパッケージ化して伝えていくかってことなんですね。

そうすると今回始まったワーククロスでも、年間費用払ってどういう成果を出してくれるんですか?という所(こちらが大多数ではりますが)ではなくて、どんな成果が出るかわからないけど、でもウエダ本社だったら何かやってくれるとか、何か面白いよねと思ってくれて、そういう所の期待に対して徹底的にそれ以上の価値をお返しすることなんです。

4、飯尾醸造様

4-1. 飯尾醸造様の強み

これも参加してないけど。
以前ワークショップをさせていただいた飯尾醸造さんがとてもいい会社だったと言う話ですよね。

例えばうちのワークショップをやってる中でも社員さんの熱が全然高まらないとか、そんな会社いっぱいあるんですよね。
そんな中でワークショップの内容が素晴らしかったというのは、勝手ながら想像すると、飯尾醸造さんが、やっぱり我々が思う方向のいい会社だからなんですね。

飯尾醸造様 ワークショップの様子

別にワークショップへの慣れではないんですよね。
飯尾醸造さんはそういう研修って、やっておられない筈なのに、実際にワークショップやると凄い熱だったという話です。

なぜこんな結果になるのかと言うと。
多分、飯尾醸造さんには、クレドなどの研修で作りあげたものではない、自ずと持たれている誇り、ロイヤリティがある。
この会社の姿勢が答えだと思うんです。

4-2. 良い会社である背景

飯尾醸造さんって良いお酢を作るために杜氏を正社員で雇って自社でお酒を作られていて、そのいいお酒を作るためには良いお米でないと作れないと、60年前から自分のところで完全無農薬のお米を作っておられて、更にその完全無農薬のお米を作るには、他の棚田から農薬が流れ込んでくる可能性があるので、周りの農家のお米も、当時の農協の三倍の価格で買い取って来られたという、とんでもない会社なんです。
そんなあり得ない姿勢を貫いてこられた会社なので、そこに入ってくる社員さんっていうのは、自ずとそういった考え方のシャワーを浴びてるわけですよ。
だから特別な教育や研修をやってなくても、みんなが会社のことを良くしようと思えるようになるのだなと思います。

4-3. ウエダ本社の弱み

となった時、ウエダ本社っていうのはこのような会社であるかと考えると、他人事の精神がまだまだ蔓延してるように思います。
自分ごとへの変換が出来ないといくら価値分解して強味を上げていっても上っ面の話なんですよ。
徹底的にやる、みんなでよってたかってやるという感覚にならないとダメなんですよね。
自分は関係ないっていう、この感覚を払拭したいんです。
そこがある以上はうちは進化していけない、勝負していけないので。 

5、仕事とは

5-1. 社長が考える仕事の本質

最後にもう1つだけ。

僕の展開って死生観から来てて、儲けるためだけに会社をやってる訳ではないんですよ。

何のためにと言うと、生きている以上、生まれた以上は自分のやれる役割を大きくしたい。それも自分の名誉の為ではなくて、自分が役割に一所懸命になること命を使う”使命”ということじゃないかって。
やり過ごすこととか、自分が楽しようとか、人が困ってても関係ないと思うって、60年、80年、命を使ってやることがそれでいいのかと。自分の価値ってそんなもんかって思うんです。

僕は仕事人間だと思われてると思うけど、自分自身は全然そう思ってなくて、別に仕事をするために生まれてきた訳じゃないですよね。
じゃあ何故、仕事ばっかりしている様になるのか?というと、自分の役割を最大化させる為に、仕事を使ってるんですよ。
で、仕事を使っていく中で会社を使ってるんです。
岡村個人でやれることより、会社でやった方が大きいことができるから。
皆にも、そんな風に考えて、自分の役割に、仕事や会社を使って、最大化を図ってほしいと思います。

植物だって自分の使命を一所懸命果たしてるんです。
一所懸命に生きて、朽ちて、それらが前回言ったA0層になって、循環して又役に立っているのです。
なのに人間だけが自分のことだけ考えていると思うと、生体系から考えてもおかしいよなと。

5-2. 本質がわかっている会社になるために

何度も言うけど、木とか植物って二酸化酸素を吸って酸素を出して、光合成するために太陽に向かって伸びていってとか。これって仕事というか役割を全うしてることだと思うし、そう考えると生きていく中で、仕事で自分の役割を追求するって当たり前のことなんです。

なのに人間は仕事というと別のものとして考えて、食べるためのものだとかとして捉えてるから、働くことが悪いことかの様な話が出てきたりするけど、仕事って成人してから唯一成長できる行ないなんだと思うんです。

趣味でも成長できるかもしれないけど。でも人に喜ばれて、世の中の役にも立つっていうのは仕事しかないんですよ。
僕からすると、それを徹底的にやって何が悪いのかって思うんです。

ウエダ本社としては、働くことは素晴らしいということを広めていきたいし、そんなイキイキとした自分の役割を最大化しようとする人を増やしていきたいと思うんです。
そのためにやっぱりみんな「何のためにその仕事をやるのか」を考えて欲しいし、そんな意識を持った人がそれぞれの役割を持って、それぞれのゴールを立てて、そこを自分たちの成長の場にしていこうとか、あるいは世の中に向けても自分の役割を発揮する場にしていこうとか。
そう思えると、例えば研修の仕方、日々の業務、ウエダ本社でやらなあかんことが全部変わるんです。意識が変わるから。

何度も言いますが、何のためなのか。

そこを改めて考えてもらいたいと思います。

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