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サニーバンクのビジネスモデルは無謀か?

サニーバンクのビジネスモデルを説明すると、多くの方は「社会性を考えると非常に重要な存在だが、ビジネスとして考えると無謀じゃないか?」とおっしゃいます。

投資家の方、企業コンサルの方、障害者ビジネスに詳しければ詳しいほど同じような反応になります。

就労継続支援事業所を運営されている方に話をしたときには理解すらしていただけませんでした。

「障害者ビジネスは国からの補助金があって初めて成立するもの」という意識が強いようです。そういった意識が強ければ強いほど「サニーバンク」は無謀と言われます。

でも、そこに勝算を見出したので「サニーバンク」をスタートさせました。

サニーバンクとは?

ちょっとここで「サニーバンク」に関して振り返りたいと思います。

「サニーバンク」は障害者専門のクラウドソーシングサービスです。

障害者ができる仕事、障害者だからこそできる仕事、それらを法人・個人問わずに仕事として発注して頂き、その仕事を遂行できる人(障害者)が受注するシステムです。

外部委託(アウトソース)になるので、仕事をする障害者は自宅で好きな時間(体調の良い時間)に好きな仕事(自分が得意とする領域の仕事)をして報酬を得ることができます。

これは就労支援でも雇用政策支援でもないので、国や自治体からは補助金は出ません。

一般的に障害者支援のビジネスは「雇用されるために安定して働けるようになるための訓練」や「企業との橋渡し」が中心です。理由は単純で、そういった支援にだけ補助金や助成金が出るので設立時からある程度の収支が見えるからです。

まだまだこの分野は需要の方が多いのでB型の就労継続支援事業所を中心に事業所はどんどん増えています。

そしてB型でやっている仕事は最近はやっとウェブサイト制作などの時代に合ったものが出てきましたが、相変わらず「DMのラベル張り」や「ボールペンの組み立て」「一日中シュレッダーをかける」といった「誰でも出来る仕事」をして時給200円以下の工賃のところも多いです。

そこに疑問を感じました。

「障害者はそれをやりたいのか?」「その工賃で満足なのか?」と。

一部にはそれで満足な方もいらっしゃるのは事実です。「一日中家にいて家族にこれ以上負担をかけたくない」「わずかでもいいから自分が役にたっていると思いたい」という方もいらっしゃいます。そういった方のためにも支援施設は今後も必要だと思います。

ですが、もっと魅力的な「強み」を持ってらっしゃる方が多いのも事実です。

しかもその強みは個人個人で本当に様々でいろんな強みを持たれてます。

単に「安定して継続した仕事が難しい」とか「通勤やコミュニケーションがストレスになって体調が悪化してしまう」という理由があるだけで働けてない人もたくさんいらっしゃいます。それでもウェブサイトを作ったり、本を出したり、自分で工夫したり勉強したりして既に強みを持ってらっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。

十分戦力です。

この人たち集めたらすごいことになる

これは実際に会えば分かります。

なのでその戦力を実績に変えるために「サニーバンク」をつくりました。

※無謀じゃないという細かいビジネスモデルや戦術は小出しに note に書いていきます。

ということで「集めたらすごいことになる」を集めてる最中です。

強みや魅力(サニーサイド=明るい部分=ひなた)を集めた(バンク)=「サニーバンク」、なんか凄いことになりそうな気がしませんか?

先立つもの(キャッシュ)だったり、攻め方だったり周りから無謀と思われるビジネスですが、その分それが参入障壁ともなるので、今の内にしっかりと体制を整えてスピードあげて結果を出したいと思います。

まとめ

「サニーバンク」は緻密に計算された極めて繊細なビジネスモデルです。

繊細なビジネスモデルのために、まだ社員にも十分浸透している状態ではなく苦戦している部分もありますが、決して無謀なチャレンジではありません。

苦労していることは確かです。

それでも、今まで誰も見たことのない新しい市場を開拓し、今まで誰も想像したことのない新しい世界を創りたいと思っています。

日本が障害者支援の先頭に立てるように頑張ります。

今後ともご協力の程、よろしくお願いいたします。


というところで、今回はここまで。


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