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「東京ウォーカー」休刊決定~発行部数の推移 「横浜」と「九州」も

KADOKAWAの3誌の休刊が決定しました。

「東京ウォーカー」「横浜ウォーカー」「九州ウォーカー」です。

情報誌はネットに代替される内容が多く、

部数が低迷していました。

直近の発行部数です。

「東京ウォーカー」19,500部

「横浜ウォーカー」26,833部

「九州ウォーカー」19,167部

東京ウォーカー 文中

ウォーカーブランドで残るのは

「関西ウォーカー」と「東海ウォーカー」で

それぞれの発行部数は45,833部と39,000部です。

2誌はまだ採算基準にあります。

かつて「北海道ウォーカー」もありました。

2015年春に休刊していますが、

休刊前の発行部数は25,000部です。

雑誌なので発行部数に加えて、

広告収入も休刊判断に加わります。

雑誌広告は毎年下がり続けています。

KADOKAWAはウェブにも力を入れているので、

「ウォーカー」ブランドを守りたかったでしょう。

ブランドの要が「東京ウォーカー」ですので、

部数が低迷しているとはいえ、

苦渋の決断です。

それでは、発行部数の推移です。

目次

東京ウォーカー
横浜ウォーカー
九州ウォーカー
関西ウォーカー
東海ウォーカー
まとめ

東京ウォーカー

直近:19,500部ー5年前:33,250部ー10年前:82,000部

10年前の24%の部数に下落しています。

横浜ウォーカー

直近:26,833部ー5年前:54,500部ー10年前:87,834部

10年前の30%です。

九州ウォーカー

直近:19,167部ー5年前:40,000部ー10年前:81,000部

10年前の24%です。

以前は「福岡ウォーカー」というタイトルでした。

その他の2誌の発行部数の推移も書いていきます。

関西ウォーカー

直近:45,833部ー5年前:59,677部ー10年前:117,677部

10年前の39%を維持しています。

東海ウォーカー

直近:39,000部ー5年前:53,000部ー10年前:82,667部

10年前の47%を維持。

まとめ

かつては「千葉ウォーカー」がありました。

ウォーカーブランドでは「ファミリーウォーカー」があり、

関西、東海、九州、北海道版を発行していました。

休刊が相次いでいますが、

単発や年一回の発行のムックで「ウォーカー」は

まだまだ効果があります。

各地域版のウォーカーは、ご当地で安定して売れます。

「かつしかWalker」や「福島Walker」「淡路島Walker」

など全国のいろいろな地域で発売されています。

「ラーメンWalker」も年に一回、各都道府県版が

出ています。

3誌の休刊は、出版業界への影響は大きいものです。

他の出版社でも、休刊の判断をする雑誌が後を追います。

休刊はしても、長年発行していた雑誌のブランドは

まだまだ効果があります。

コロナの影響が長引くほど、

出版社は厳しい判断を強いられてしまいます。


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