コロナ禍で売り上げを伸ばした本④~Amazonランキングから
第4回目で、今回が最終回です。
コロナ禍の日本で、どんな本が売れているのか?
Amazonのランキングをもとに書きました。
資料としても残しておくべきです。
また、出版業界を志望する人、
出版社の若手はヒットを生み出すための
必要な知識となります。
※2020/4/17のAmazonランキングを参照
最終回は、81位から一気に、100位までいきます。
目次
Amazon総合71~100位
1~100位中で7冊「料理本」
【Amazon総合81~100位】
80位「「新型コロナ恐慌」後の世界 」
3月27日発売です。
まさにコロナ禍で不案を感じているビジネスマン層が
手に取りたくなるタイトルです。
徳間書店も大きな広告を打っています。
発売から3週間経っていますが、
予約段階から100位以内をキープしています。
コロナ関連本ではもっとも早くでました。
迅速に動いた徳間書店さんが素晴らしいです。
81位「新型コロナウイルスの真実」
岩田健太郎教授の本です。
ダイヤモンド・プリンセスに乗り、
実態をYoutubeで公開して、話題になった方です。
4月11日に、ベストセラーズから発売しました。
たくさんの出版社が岩田教授に、執筆の依頼をしたと思います。
10社以上の出版社がアプローチしたでしょう。
競合が多いなか、ベストセラーズが勝てたのは、
以前に岩田教授の本を出していたからでしょう。
92位「テレワークの切り札! Office365 Teams 即効活用ガイド」
発売は4月23日。
会社員も自宅待機で、テレワークとなりました。
IT系の会社以外は、テレビ会議をあまり活用していなかったでしょう。
緊急事態宣言が日本全国に広がり、
テレワーク関連の需要はますます、高まっていきます。
【1~100位中で7冊「料理本」】
Amazonの書籍の売り上げシェアは、
10~20%と言われています。
ビジネス書や専門書は20%以上もあります。
弱いジャンルもあります。
児童向けの本と、実用書です。
料理本もシェアは3%ほどと言われています。
そんな中で、現在は100位までに7冊もランクインです。
タイトルをみると「レンジ飯」「おうちで作る外食」
「ラクうま」などです。
どんな内容のレシピが売れるのか、
チェックしておくと企画の参考になるでしょう。
【まとめ】
Amazonの1位~100位のランキングを解説しました。
コロナにより、売れる本の内容が平時とは変わっています。
いかにスピーディに動き、企画内容を柔軟に変えていくかが
売れるカギとなっています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?