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「アサヒカメラ」(朝日新聞出版)が休刊│発行部数の推移

老舗カメラ雑誌「アサヒカメラ」の休刊が大きなニュースになっています。

朝日新聞出版が6月1日に発表しました。

「月刊カメラマン」(モーターマガジン社)も2020年4月に休刊です。

「アサヒカメラ」の発行部数はどうなっているでしょう。

日本雑誌協会が発表している部数をまとめました。

アサヒカメラ推移

出版業界の売上と連動して、毎年落ち続けていますが、直近では対前年を超えています。

発行部数だけをみると、休刊をする必要があるの? と思ってしまいます。

ただ、雑誌は広告費が重要です。

とくにカメラ雑誌は、紙の質や印刷にこだわりがあるので、雑誌を作る費用が高くなります。

つまり、販売部数だけではペイしにくいのです。

カメラ雑誌の広告費は、表4で100万円以上、本文4色1Pでも50万円以上します。

コロナ禍でどの企業も広告費を一番に削ります。

復活させる見込みもありません。

「月刊カメラマン」の発行部数は2万部と言われていました。

「アサヒカメラ」も分岐点にあったのです。


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