八月の御所グラウンドほか読んだ本

好きな作家の万城目学さんが直木賞をもらったので、久しぶりにSF以外の文学作品を読んでみました。

万城目さんの『八月の御所グラウンド』は本としては2作収録の本で、1つ目は女子駅伝の爽やかな青春小説、直木賞の御所グラウンドは、京都の狭い世界を舞台にしたフィールオブドリームスの日本版みたいな印象で、キャラクターが面白いのがいいてすね。ただ、腹を抱えて笑えるインパクトは鴨川ホルモーだね。

芥川賞の『東京都同情塔』はSFっぽい感じで、面白く読み進めたけど、最後は唐突に終わったので、物語としての意味はよくわからないという結果に笑。親友は文学青年だったので、文学は文体なんだとか聞かされたんだけど、わからないんだよね笑

で、ついでに。なぜかSpotifyのプレイリストに登録していたヴォルフペックVulfpeckというファンクバンドの1曲だけいいな(Back Pocket)と思ったので彼らの紹介本を読んだのだけど、バンドの運営方法が面白い。

インディーズというのかマネージャーもなくレーベルもなく、全て自分たちで、SNSだけで宣伝し、ライブ映像もiPhoneで撮影、グラウンドファウンディングとか、Spotifyで無音の30秒を少し超えた曲(spotifyからもらえる収入は30秒超えが基準)ばかりのアルバムを作り、お金をせしめた笑。メジャーなレコード会社とかに頼るとお金がかかり、Spotifyの収益では賄えないのが、自分たちで全てやると十分収益になる。

演奏とか曲も斬新らしくて(私はわからないが)、メジャーのマジソンスクウェアガーデンでコンサートをしたという話。

実は、クラムボンも途中から、メジャーを離れて、自前でやり出して、明後日参戦するライブやライブ映像のBlu-ray化もクラウドファウンディングなんだよね。似てるなと思いつつ読みました。

https://book.asahi.com/article/15129132

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