世界史の構造

この本読み終えたらNoteに感想文書くつもりでしたが、途中経過を書いちゃいます。私の哲学探求への道標になる本ですね。

これまで、大学浪人時代(宅浪2年で、勉強1割、読書9割生活 笑)から哲学や思想書を読んでは挫折を繰り返しています。吉本隆明とかフランスのポストモダン思想とかですね。

数年前に、ハラリのサピエンス全史を読んで、人間社会を部族の時代から国家まで広げた『虚構』という言葉で、吉本の共同幻想とはこのことだったのかと腑に落ちて、なるほど哲学や人文学はこの幻想をテーマにしているのかと。

柄谷行人は名前は知っていて、現代思想に興味を持っているといったら、高校の同級生から柄谷の『探求』を渡されたのだけど、読んでないんですよね。すみません。

この本を読むと、柄谷行人もっと早く読めば良かったと思います。マルクスがなぜ世界中の知識人に影響を与えたのかがよくわかります。要するに人間社会の成り立ちや仕組みを理解する試みなんですね。

今まで断片的にカントの本とか読んでも理解できず途中で断念していたのですが、この本で、哲学者がどういう問題意識をもって何を考えていたのかが整理されて、朧げながら理解できた気がします。

世界史の構造 (岩波現代文庫) https://amzn.asia/d/j5WTnf4

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