5Gビジネス(亀井卓也)【書評#128】

 最近のホットなワードとして、5Gがある。日本でも2020年から限定された地域ではあるが本格的に始まり、今後徐々に広がっていくだろう。その中で、社会がどのように変化していくのか。その質問に答えてくれるのがこの本だ。

 本書では、5Gの特徴として3つ挙げられている。
「①高速大容量通信」
高い周波数が使えるようになり、より大容量で通信が可能になった。
「②超信頼・低遅延通信」
4Gに比べて、遅延が10分の1になった。
「③多数同時接続」
ひとつの基地局に大量の端末を収容できるようになった。

以上の3つの特徴から、様々な使い道が考えられる。例えば、「①高速大容量通信」はスポーツ中継を様々な視点から映像を見ることを可能にする。また、「②超信頼・低遅延通信」によって、遠隔で手術を行ったり、ショベルカーを操作したりすることがより普及するだろう。そして、「③多数同時接続」はIoT時代には欠かせない特徴だ。

 現在、まだまだ5Gの恩恵を受けている人は少ないが、今後より一般的に普及し、より便利な世の中になっていくだろう。


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