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僕達『上松』と『migushi』釣本くん。

この度こちらのnoteさまにお世話になる事に致しました。

『美容を通じて一生涯のお付き合い』

東京築地の美容室  上野修平と申します

知らない方ははじめまして。

知ってる方はお久しぶりです。

そもそもblogというワードも何だか恥ずかしく感じる令和の今。
皆様お久しぶりでございます。

徒然なるままにまた少しづつ『上松』の
近況やワタクシ『上野』の心情を綴って行こうかと齢50を超えた重い腰をヨッコラショと上げた所です。

このblog放置期間中
我々『上松』も様々な事を経験致しました。

『salon omm』の閉店に伴い『上松』の
拡張リニューアル。
コロナ禍に於ける飲食店『stand 上松』の
大打撃。

そんな19年目を迎える老舗『上松』笑。

上野、松田はもちろん我々『上松』の店の中には安定感というか惰性というか…
信頼感というかマンネリというか…。

前職を含めて約30年近く一緒にやってきた仲間達…ヨシオ、マチコ、イイノ…。

もちろんここ迄一緒にやってこれた仲間達に感謝感激。ヒデキ感激。
そして何よりここまで『上松』という会社に雇用出来ている僕と松田の経営手腕に
自画自賛。愛燦燦。

しかし僕達は煮詰まっていた。
売れない定食屋の味噌汁みたいに。
しょっぱいよ。

何か新しいことを始めてみたい。

何かもっと『上松』らしい事を。

漠然とそんな思いが募っていたが
『上松』のスタッフ誰もが
『上松』を客観視出来なくなっており
『上松』に可視感があるようになっていて
何処にも価値を見出せなくなっていた。

そう
そんな時彼が我々の前に現れた。

『migushi』釣本聖太だ。

ある日彼はお客様として上野の予約を取り突然現れた。

オーダーは『wigをカットして欲しい』

それも自分で立ち上げたwigメーカーの商品を。

おいおい!
そんな事なら事前にご相談くださいよ!
一般のお客様と同じ手法で
僕の時間を買い上げてくれたその姿勢に
僕は好感を持った。

彼の話を聞いた。
いっぱい聞いた。

前職広告業界にいた事…
自身の脱毛症の過去の事…
コロナ禍に於ける決断の事…

そして
泣いた
笑った
感動した。小泉的に。

僕は釣本くんが代表を務める『migushi』の商品というより釣本くん本人に大変共感した。

僕がこれまで培ったwigの知識
僕がこれまで経験したwigカットの手法
僕がこれまで聞いたwigユーザーの声
惜しみなく彼に伝えたい。

心からそう思った。

彼の一貫したwigメーカーとしての姿勢
それは『wig』のマイノリティからの
『解放』だ。

本来あるはずの毛髪を
何らかの理由で失った人たちに対する
補助的なアイテムから
『wig』を付ける行為そのものが洋服を着替えたりメイクを変えたり髪型を変える。

そう。髪型を変えるそのものだ。

『のっけて何が悪い!』

『こちとらオシャレでのっけてるんだよ!』

価値の転換だ。

新しい価値の創造だ。

釣本はwig界のジャンヌダルクだ。

そんなジャンヌダルクに我々『上松』は
今youtubeを制作して頂いている。

何年も前からワタクシ『上野』はyoutubeをやりたかった。
もちろん歌って踊ってコーラにメントス入れたい訳ではない。
これまでやってきたメディカルの活動を
周知してもらい『上松』の更なる一面を
広報する目的だ。

Amazonで本も買った。

YouTuberになる為の。

ついでに照明も。

女優さんみたいな。

しかししかししかし
一向に前に進まなかった。

日々の営業はありがたいことに
そこそこ忙しい。
その後の営業時間外に撮影し
編集し動画を作り上げる。
もちろんそんな技術的なスキルも
ままならない。

しかし一向に進まなかった理由は
そこじゃないんだ。

僕自身がこの『上松のyoutube』をどうやってパッケージして良いのかが
わかりかねていたのだ。
テーマはやはり重い。
『脱毛』『抗がん剤』『化学療法』
などなど…
そんなワードに向き合ってどんなテンションでどんな雰囲気で動画を作成すれば良いのか一人で暗礁に乗り上げていた。
何もしてないのに。

そんな頃ジャンヌダルクに出会った。

ジャンヌダルクはwigメーカーの代表だが
元広告業界の敏腕だ。

僕は思いの丈を彼にぶつけた。

彼の答えは簡単だった。

『上松の全て、まるッと全部やりましょう』

メディカル的な活動をしている『上松』
お昼休みを取り築地の名店で食事する『上松』
30年来のスタッフと驚異的なチームワークな『上松』
併設する飲食店で夜な夜な呑み交わす『上松』

そんな『上松』をまるっと全部動画にしましょう!

何年も僕の頭の中にあった重く暗く纏わりつくような霧をジャンヌダルクは最も簡単に払い除けてくれた。

そんな『上松のyoutube』

監督 脚本 編集 撮影全て釣本聖太の仕事です。

煮詰まっていた僕達のお味噌汁は
釣本くんというフィルターを通して
研ぎ澄まされた料亭の味に変化した。

いやいつも安心のおふくろの味か。

マルコメ。

という訳で話が長くなりましたが
20周年を前に我々『上松』にとって重要なブレーンとなった『migushi』釣本聖太が只今一世一代の大博打をしております。

『上松』としてはもちろん『上野修平』個人としても全身全霊で応援してゆく所存です。
詳しくはこちらをご覧ください。

釣本くん。

一緒に夢の階段登ってこうぜ!

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