推理パズル(2014・浦和明の星女子中学校・算数)

こういう推理パズルは入試の科目だと「算数」「数学」になりますが、
じゃあ算数でこういうのを習うかというと、そんな機会はない。
こういう論理パズル的なものは公務員試験などでよく問われますが
こういうのをどうやって鍛えればいいのかというと…
パズル雑誌買ってきて解くしかないような気が。

【解答】
5人の最初の発言を順に確認すると、もらった可能性があるものは
・A クッキー、チョコレート
・B クッキー、イチゴ、チョコレート
・C 手袋、マフラー
・D マフラー、クッキー、チョコレート
・E クッキー、イチゴ
のいずれかとなる。これらの発言より、手袋をもらった可能性があるのは
Cだけである。残りの4つのプレゼントのうちマフラーをもらった可能性が
あるのはDだけとなる。
よって「C 手袋」「D マフラー」とわかる。

残りの3人がもらった可能性があるものは
・A クッキー、チョコレート
・B クッキー、イチゴ、チョコレート
・E クッキー、イチゴ
である。
Aがもらったものがクッキーであれば、Aは「Eがもらったものがイチゴ、Bがもらったものがチョコレート」とわかる。
Aがもらったものがチョコレートであれば、Aは残り2人がイチゴとチョコレートどっちをもらったかはわからない。
同様に考えて、
Bはどれをもらっても残り2人のもらったものがわかる。
Eはクッキーをもらった場合残りの2人のもらったものがわかるが、
イチゴをもらった場合はわからない。
Aをふくむ2人がわかったということなので、あと1人はBである。

Aがもらったものはクッキー、Bがもらったものはチョコレートとわかる。
Eはイチゴだが、先の段階では残り2人のもらったものはわからない。
以上より
ア 手袋
イ マフラー
ウ B
エ クッキー
オ チョコレート
カ イチゴ

※この問題が成立するには
「5個のプレゼントの内容はあらかじめ5人とお母さんに公開されている」
という状況が必要なのですが…じゃあその内容をまとめたのは誰なんだ?

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