売り時
実は、先日ずっと使っていない貴重品を手放すことにした。
その理由は、
「ずっと使っていないこと」
(今は私にとっては不要)
「それを持っているだけでスペースがとられること」
(どれだけ断捨離が好きなんだ・・・)
「もし高く売れたら、欲しいものにお金を
充てることができるのではないか」
と思ったからだ。
まあ、貴重品と言っても随分古いブランドバッグなどだけど、これらを二つの店で査定をしてもらった。
これも面倒ではなく、案外面白い。
どちらの店が高値をつけるのかも知りたいし、
もし同じ金額だったらこの品物の価格はこのくらいだな、と認めるしかないが、諦めもつく。
結果的に、ブランドバッグには全く同じ値段がついた。
ただ、二軒目の店の店長らしき人は、そこに少し上乗せをしてくれた。
この「少し上乗せ」が、売り手にとっては
結構大きな売る決断となる。
さらにもう一つビデオカメラを手放した。
こちらは、近くの店舗に行く前にネットで
「宅配買取」の査定を受けていて、
宅配(配達料なども先方持ち)の方が高かったので、
そちらで売ることにした。
ビデオカメラは、今やあまり売れないと言っていたが、それもそうだろう。
スマホで録画もできるのだから。
時代の流れとは恐ろしい。
ビデオカメラ自体は十分に使用できるものだが、
これを持ち続けていてもどんどん値段が下がると知ったし、もう使うこともないので、データを消去し、SDカードを外した。
そう、「モノには売り時がある」
もちろん、その品物が大好きで、いつも使っているのであればなんの問題もない。
しかし、不要なもので、その品物に対して愛着が
なくなってしまったものは、できる限り早く手放したほうがいい。
迷っている間にも、どんどん時代が変化し、価値は下がる。
今価値が上がっているのは「金」らしい。
不要な「金」を持っていたら、今は高く売れるかもしれない。
最終的に私が手放した品物の合計金額は、
私の期待より少し低かった。
それでも「手放してよかった」と思っていた。
後日「欲しかったものを手に入れる」ために、店に向かった。
付属品も含めて、いくらになるのかを計算してもらった。
すると。
私が手放して得た金額と、全く同額になったのだ!!
神様、私がいくらで品物を売ったのか、見ていましたか?というくらいに、ドンピシャ。
つまり、私は欲しいものを1円も使わず、
不要なものを手放しただけで手に入れることができた。
それも、人気の新製品。
スマホではありませんよ。
なんだか、鳥肌が立ちました。
そして、「ああ、やっぱり手放す時期だったのだ」
と改めて思った。
最近、ふと思いついたことを疑わずに次々に行動に
移しているのだけど、やっぱりそれが正解なんだと、
ますます思っているところだ。
売り時は、大事です。
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