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「一生旅人宣言した」長崎観光2日目

訪れた場所

伊王島

稲佐山


朝食なしで予約をしていたので、朝食抜きで前日調べた「伊王島」行きの船に乗るため、7時半ごろにホテルを出た。

路面電車で「大波止」まで行く。そこから歩いて5分くらいで船着場に到着。

ここからは、伊王島、高島、そしてあの軍艦島行きの船が出ている。
五島、福江行きもあるらしい。

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軍艦島行きのツアーはひとり4,000円ほどで、ガイドさんもつくらしいが、伊王島は片道580円
くらいで、行ける。
バスで橋を渡っていくこともできるらしいが、1時間くらいかかるとのことだったので、船を選んだ。

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船の観光は、小豆島以来かな、、、と思いだしながら、やっぱり海は最高だと思う。

船内も人は本当に少なくて、コロナはあらゆるところに影響を与えていると、つくづく思う。
みんな早く平常に戻りたい、と言う気持ちは日増しに強くなっているように思う。

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伊王島



伊王島に到着。

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降りるとすぐ目の前に、カフェがある。
島内を回るのには、レンタサイクルなどが書いてあったが、この日はお天気が良く、暑かったので、自転車はちょっと。。。と思っていた。


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このカフェはまだ開店前だと思っていたら、一人の男性が入っていくのをみて、
とりあえず時間潰しに、そしてこれからの観光ルートを考えるために、カフェに入ってみた。


するとびっくり!!


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無人カフェ!
私は初めてだったのだが、「日帰り観光の人は一杯100円」と書いていたので、早速お金を入れたが、ほとんどの人がお金を入れていない。。。

なんで?

と思っていたら、宿泊の人は無料で飲めるらしい。
その代わり自分で豆を選び、自分で豆を引いて、自分でお湯を沸かしてコーヒーを入れないといけない。

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でも、スポーツドリンクやお水もあって、好きに飲めるらしい。
すごいわと感心した。


豆を引くのは、案外力がいるのだが、その分本当に挽き立ては香りが良く、最近はカフェインを避けてほとんどコーヒーを飲まない私が、「美味しい」と思ったくらいだ。
お水が美味しいのかもしれない。


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店内が混雑してきたので、さっさとカフェを出て目の前にあるホテルで、色々と聞いてみようと思い、フロントに立ち寄る。

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フロントには、外国人の人が働いていた。
お腹が空いてきたので、レストランが空いているのかを聞いたのだが、朝食が終わっている時間帯にはどこも空いてない。11時までは食べられないらしい。

レンタサイクルについて聞いたけど、やっぱりめんどくさい、と思っていたら、無料のシャトルバスがちょうど到着した。

「予約してないんですけど。。」とドライバーさんに言うと、「あ、予約いりませんよ」と言われ、ネットで調べたのとはちょっと違った。(今は予約必要ないらしいです。無料です)
止まる場所はいくつか決まっていて、温泉スパ、もう少し大きいホテルがあるエリア、などこちらが行きたい場所を言うと、そこまで連れていってくれる。
この時も貸し切り。

でも、実はホテルの駐車場が満杯だったので、ドライバーの人に「お客さん多いですね」と聞くと、「はい、この連休はいっぱいですよ」との答え。
つまり、みんな車でここまできて、休日を満喫しているのだ。
賢い。みんな蜜を避けているつもりだと思う。島だし。

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まだプールにも入れたりするので、ファミリーが多かった。
到着したホテルでは、お土産がたくさん置いてあったので、伊王島の名産のお土産を複数買った。


伊王島コーヒー
あおさのり
添加物一切なしの地産地消ドレッシング、
などお菓子以外の食べ物を中心に買った。


そして11時になった頃に、アークランドスパに無料シャトルバスで移動した。
この時も、ドライバーさんに話しかけてみた。


「伊王島の人口ってどのくらいなんですか」

人手不足な気がしたので、島の働ける人たちはおそらくほとんど働いているのではないか、と思ったからだ。

すると

「700人くらいかな」

との答え。

お年寄りや子供を除くと、この島に多くの観光客が訪れると、人手が足りないはずだ。
忙しい時期だけアルバイトで働いてもいいけど、なんて思ってしまった。(笑)

700人といえば、確か沖縄の竹富島が500人と聞いたことがあったので、同じくらいだな、と思った。
今ならワーケーションでしばらく滞在しながら仕事をする、と言う場所にもいいな、と思った。気にいるとすぐにその場所に住みたくなるのは、いつものことだ。(笑)
毎日海を眺めていると、仕事になるかどうかはわからないけど・・・

そしてスパ施設に到着。
ここには、和食と洋食のレストランがあると聞いていたからだ。
そして、ここでも入場の際は大混雑。
シルバーウイーク、皆さん遊んでましたよー
でも感染者は減っているけどね。(笑)


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ここのシステムは、よくできていて、レストランは入場料などは必要なく、靴を入れたロッカーキーにバーコードがついていて、館内はキャッシュレスで、このバーコードで使ったお金が加算されていくシステム。
最終的に館内を出る時も、機械で精算。
非接触化は進んでいた。

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和食レストランからの景色は、オーシャンビュー。
海、海、海。。。

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これで1,200円くらい。美味しかった!


島だから当然だが、私にとっては本当に来てよかった、と思えた島観光だった。
長崎からちょっと船に乗って行けるなんて、島国だからこそ。

本当に私は島が好きで、小豆島も高松から船ですぐだし、竹富島も石垣島から船ですぐだし、宮古島も行ったし、久米島も行った。

八丈島に行く予定をしていたが、コロナで行けなくなったのが残念だ。
まだまだ行っていない島もたくさんあると思うので、島に行く機会を増やしたいと思っている。


そして帰りの船時間の少し前に、船着場に戻り、またあのカフェへ。
かなりの混雑だったが、何とか船出発前にコーヒーを飲むことができた。
このカフェスタイルは本当に島を訪れる人にとってはありがたいと思う。

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名残惜しい気持ちと共に船の到着を待つ。
その時、「福山雅治」の「桜坂」が流れてきた。
「やっぱり、長崎の大スター」

そして船から降りてくる人たちのほとんどが、釣り道具を持っている。
男性も女性も、子供も。

「あーみんなこんな時でも、ちゃんと自分のやりたいことをやっているんだな」
「みんな幸せでよかった」

などと、普段そんなことを思わないのに、自分が休暇を楽しんで心に余裕ができると、感性が豊かになる、涙が出る。

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この2泊3日の旅は、涙ぐむことが本当に多かった。
何でもないことに感動して涙が出る。
多分これは良いことなんだろうと思う。


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稲佐山

到着後、次は稲佐山を目指す。
路面電車で宝町まで行って、バスで稲佐山公園まで行く。
しかし、さらにそこからスロープカー、という、(ロープウエイもあるのだが、
こちらの方が安いので、こちらにした)乗り物に乗る。
お客さんの数はまあまあ多い。
往復で500円。
最前列に座って、ビデオを回す。

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ゆっくりゆっくり上がっていくのだが、その間の景色が既に素晴らしい。
330メートルの山だそうだが、長崎市民にとっては夜景の美しい場所として
愛されているらしい。
新三大夜景の一つに選ばれたと言うことで、本当は夕焼け、夜景を見るのがおすすめらしいが、どうしても今日の夜も「天空のスパ」で夕焼けを見たいので、昼間暑い時間帯に行った。

それでも頂上は絶景で、ここでぼーっと1時間くらい360度の景色を堪能した。


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私がさっきまでいた伊王島も見えるし、軍艦島も見える。
五島もうっすら見える。
島が本当にたくさんある県なんだなと改めて思う。

今まで何度か長崎を訪れてはいるが、市内ばかりで伊王島も、稲佐山も初めてだったが、
「もっと早くに来ればよかった」と思ったくらい、マイセレクトに大満足だった。

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稲佐山から見る長崎市内

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本当は夜景がおすすめらしい。


帰りも同じように、スロープカーで稲佐山公園まで行き、その後バスと路面電車で戻った。貸し切り状態だった。(早くコロナ終われー)

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茶碗蒸し

夕食は、大きな茶碗蒸しで有名な「吉宗」にいくことに決めていた。
吉宗は「よっそう」と読む、長崎卓袱料理の名店だ。
江戸時代から続く老舗らしい。

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入ると、すぐにお茶とおしぼりを持ってきてくれたのだが、私が暑そうに見えたのか
「お水お持ちしましょうね」と、気を利かせてくれた。

そして茶碗蒸しと、蕪寿司(かぶらずし)セットを注文。
茶碗蒸しはボリュームがあって、本当に美味しい。
でも、かぶらずしは私にはちょっと甘くて、茶碗蒸しだけでもよかったと思った。
卓袱料理は多分何度か食べたことがあるのだが、「甘い料理」と言う印象がある。
ただ、これも好き好きなので、ぜひ試してみて欲しい。


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そして、夕焼けの天空のスパに間に合うようにホテルに戻り、スパに行くと、`18時少し前だったので、意外と人が多かった。
それも18時になると、スーッと人がいなくなって、貸切となった。
みんな18時から夕食なんだと思う。


同じ日は決して来ない

昨日のように感動はしなかった。
少し疲れていたのかもしれない。
月も登ってきてくれなかった。
やっぱり何事も「一期一会」

その瞬間は、二度とこない。

それをつくづく実感した。
だからこそ、この瞬間を大事に、大事に味わい尽くさないといけないんだな、と思う。


「今ここ」にいられることが嬉しくて、今感じていることが嬉しくて、今日見かけた旅行者の人たちが楽しそうだったのも嬉しくて・・
旅は人を感傷的にすると言うのは、本当だな、と思う。

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旅は非日常。


普段考えないことを考える。
普段感じないことを感じる。
普段気づかないことに気づく。


これが気持ちよくて、旅に出るんだと思う。

この旅で私はずいぶん感性が戻ってきたのを感じた。
忙しすぎると、感動的な映画やドラマを見ても、泣けなかった。
でも、この旅では何度も涙ぐんでいた。
心が洗われたんだ、と思う。

そうだ、ホテルに戻る前に「フルーツサンドの名店」「ウミノ」に行って、持ち帰りをした。
この日の夜食と、明日の朝食に、と思って買ってきた。
3つセットだと言うことで、一つ一つのフルーツサンドもかなりボリュームがあった。
クリームがかなり濃厚なので、案外お腹いっぱいになると思う。

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そして翌朝。
仕事を少し片付けて、11時にチェックアウト。
工事が続く長崎駅から、帰路についた。

長崎新幹線の開業がもう来年なんだと知って、驚いた。
もしかすると次回は、新幹線で長崎に来るかもしれない。


ゆっくり特急電車の旅も良いので、新幹線が開通する前に行ってみてほしい。

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きっと福山雅治を思い出すと思う(私だけ?)

歴史とロマンの街、長崎。
知っているつもりだったけど、思った以上に観光都市だった。
観光都市は、観光客を裏切らない。
どんな場所に行っても、きっと楽しめると思う。


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この二泊三日は、一生旅人宣言をした記念すべき旅だった。

ワーケーションは私にはぴったり。

10月もすでに旅の計画を着々と進めている。旅をしながら、仕事をしながら、
遊びと仕事の融合を進化させたい。



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