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タイのインターナショナルスクールを卒業して20年後の現在

週末に僕が通っていたインターナショナルスクールの同期の結婚式があったため、弾丸でタイに行ってきた。

Facebookを通じてお互いの近況はなんとなく把握することができていた。でもやはり対面で会うと、情報量が違うし、考え方もわかり、とても良い機会だった。

僕が卒業したのは、小規模インターで、1学年が40人程度、多様性を担保するために国籍の比率がコントロールされていた。IGCSEやIBが必須で、タイの中でも教育熱心な親が通わせる学校である。僕は、他のインターを志望していたが、入学試験に落ちてしまい、選択肢がなく、ここを受けたら受かったという奇跡だった。w

タイのインターということもあり、比率コントロールがあっても必然的に同期にはタイ人が多かった。今回は10人程度参加していて、そのほとんどがタイ人であり、あとは香港、台湾、日本(僕)からだった。

卒業生の今

結果的に、今現在、彼らが何をしているかというと、会社の経営者、医者、弁護士、パイロットなど、わかりやすい職業が大半を占めていた。メンバーの子供も、同じインターに通わせ始めていて、生態系が維持されているようだった。

では、高校時代、彼らはそんなに優秀だったのか?というと、決してそんなことはなく、医者や弁護士になった友人はアメリカやイギリスの名門に行ったが、多くのメンバーは国内に残り、卒業するのもギリギリだった人もいる。そんな人も、今や経営者として外車に乗って、子供をインターに通わせているのが面白い。

教育に対する考え方の違い

そしてインターに通わせているくらいなので、将来や教育について考えてのことかと思えば、自分が通っていたからという感じで考えていて、日本の教育事情を説明すると驚かれる。

「受験勉強とか小さい頃からさせて、子供はストレスを感じないのか?食べて遊んで寝るでいいんじゃないか?考えすぎだろ?!」

などと、話していた。とはいえ、みんな、アフタースクールにはお勉強塾、スポーツなどの習い事はさせていたが、子供が楽しそうだからという理由で始めたらしい。インターに通わせているのも自分が通って良かったから、IBを学ぶことは大学の選択肢としても活用できるからと、うちが前提としている考え方と似ていた。

ストレスかかりすぎじゃ無い?考えすぎじゃない?

僕の性格のせいかもしれないし、日本の教育事情もあるかもしれないが、いずれにしても僕が考えていることは、彼らにとってはストレスが多過ぎるとのこと。もっと気楽に、子供のやりたいように、そして自分に自信持って取り組めよと何度か言われた。

日本にいると、同じ教育市場にいる人と会話をすることが多くなるので、視野が狭くなっていたなと感じた。今回、さまざまな国で子供を学ばせている親と会話することができ、新しい視点を持つことができた。

体力的には疲れたけど、刺激が多く、とても楽しい旅だった。

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