子ども向けパソコンと呼ばれるデバイスのキーボード事情
暇だったので帰り道ビックカメラのおもちゃコーナーへ行った。いつも行くPCコーナーの途中にあることもあり、いつもの通り道だ。そんな行きすがら子ども向けパソコンと呼ばれるものが展示されていたので、ちょっとのぞいてみました。
画面はものすごく小さく、それにキーボードがついていて、マウスらしきものもついたものもあるような感じです。せっかくなのでキーボード配列でも見てみようかなと思い観察をしてみました。
個人的に、キーボードとしてはふにゃふにゃなので質感というより、ただ配列に興味があっただけです。
キーボード配列の傾向
基本、日本語のキーボードになるようです。「ひらがな」のみが刻印されていると思いきや、アルファベットもきちんとキーに刻印がされていました。注目すべきは→対象年齢・・・3歳以上。なんだと(ごくり)🫠
メーカーによって違いがあるものの以下のものは標準的にあるようでした。
通常のキー(英数、アルファベット、Space)
Shiftキー
BackSpaceキー
矢印キー
Enterキー
あとは、以下のような機能もあります。
音量のアップダウンキー
英数かなの切り替えキー
ホームキー(設定)、
小さい文字切り替えキー(「拗音(ようおん)」→ ゃゅょ、「促音(そくおん)」→っ)
電源ボタン
アプリ切り替えキー
メーカー間の違い
メーカーによってキー配列は異なっていますが、製造メーカーは数社しかないので、だいたいパターンが決まっているようです。
セガトイズ系
Enterキーが小さく横長なのが特徴、でも日本語配列。スペースは横幅は長く、キー刻印にドレミや✊✌🖐などがある。矢印キーは凸型に配置。
キャラクターとしてはサンリオ、ちいかわなどがある。
バンダイ系
Enterキーが大きく縦長なのが特徴。ぱっと見、一般的な日本語配列。スペースは横幅は長く、キー刻印にドレミがある。右シフトキーがある。矢印キーは長方形型に配置し、左右キーが大きく、上下キーは小さい。
キャラクターはディズニー系、ドラえもん、オリジナルなどがある。
タカラ・トミー系
セガトイズ系に似ているが、矢印キーがないものもある。
キャラクターはポケモンがある。
配列から見えてきたもの
大した分析をしているわけではなく、なんとなく感じたのはタッチタイピングを練習させるために配列はPCのに近いものを採用しているのではないかという点です。
自分が昔、子ども向けのプログラミングの指導を行っていたときに感じたことですが、アルファベットの打ち込みは意外と小学校2年生ぐらいでもできる子が多い印象でした。このあたり保護者としてもタイピングの練習をさせているご家庭も多いのかなと推測します。(携帯での入力しかできないといった報道への反動かもしれません)その他、CoderDojoに通っていいる子どもたちでもキーを打てる子は割といます。
機能的には微妙な立ち位置だなとは思っていましたが、子どもたちの入力デバイスとしてみればなかなか興味深いと思います。というか、対象年齢3歳からってやっぱりすごい。
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