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2022年に買ってよかったULキャンプギア

年末ヒマにつき、今年買ってとくによかったと思えるULキャンプギアを振り返ってまとめてみました。

TMR W.R.Cooker 【73g】

今年はなんと言ってもコレです。このクッカーとの出会いが僕のアウトドアライフを一変させてしまった。今まではアルミよりチタンクッカーが好きで、お湯沸かしにもチタン製のポットやマグを使っていたんだけど、小ぶりでコロンとしたかわいいフォルムに似つかわしくないバキバキの底面のエモいギャップに一目惚れしました。インスタでずっと気になっていたものの「さすがに高すぎやろ」と思って我慢していたのに吉祥寺のVic2で実物を見た時、電撃が走って気がついたらご購入してました。。。
予想に反して73gとチタンクッカーと同じぐらいの軽さ。そして爆速でお湯が沸く。ハンドル、フタなしで17,500円とクッカーとしては最高級品だが、間違いなくその価値はある。これ、UL好きな人は実物見たら絶対買っちゃいますよ。

ここからワイの金銭感覚が崩壊していく。

snowpeak 雪峰M200 【59g】

そしてW.R.クッカーにスタッキングするミニマグとして買ったのがsnowpeakの雪峰M200。300でも入ると思うが、風火蔵も入れたいので200にしました。ハンドルレスのクッカーには同じくハンドルレスのマグが似合う。熱湯を入れて持てるのか不安だったが、全然平気でむしろ冬にはちょうどいい温かさになる。そしてやはりシングルマグと比べて口当たりの良さが段違い。もちろんその分シングルより少し重いけど、その重さの価値は間違いない。

野鋭具兵学校 風火蔵 【37g】

アルストのゴトクは山ほどあるが、風防を兼ねているものは多くない。無風環境や屋内で使うならアルストの炎を眺められるゴトクでもいいけど、ほとんどのフィールド環境では風防がないとまったくアルストが機能しない。しかも、完全に囲ってしまえばOKという単純な話でなく、適度に酸素を供給しないと火が消えてしまう。この「アルストのジレンマ」を見事に解決したのが「風火蔵」。
ありがちな円形ではなく半円形にすることで組み立て構造をワンタッチ化し、さらに適度に風を取り入れることでむしろ炎をブーストする。さらに軽い。
正直なところ、現時点で風火蔵より優れているアルスト風防ゴトクは存在しないと思う。ナンバーワンかつオンリーワンのプロダクト。

FREELIGHT FREVO R & RSR STOVE 【9g & 32g】

そして、その風火蔵の性能をフルで発揮するために必要不可欠なのがトルネード式のアルコールストーブ。3000円前後のアルストが主流の中、この2つはどちらもその倍以上の価格。そもそも風火蔵も風防ゴトクとしてはめちゃ高価な部類。しかし、そのお金を投じるだけの価値はある。一度使えばわかると思います。

そう、これが、アルスト沼。

極SONS COCOpan 16cm 【289g】

スキレットは重すぎるけどアルミパンだと物足りない。そんなアナタにおすすめなのがCOCOpan16cm。300g以下は鉄フライパンとして最軽量クラス。しかもハンドルレスなのでスタッキングがとてもしやすい。

LEATHERMAN SQUIRT PS4 【56g】

そのCOCOpanを持ち上げるために見つけたのがLEATHERMAN SQUIRT PS4。鉄フライパンはペラペラのULハンドルだと重くて持ち上がらないけどゴツいハンドルを使ってしまうとそもそもハンドルレスの意味がない。そこで他の用途も兼ねられるULプライヤーを探していたところ、このマルチツールにたどり着いた。

BELKROOT en.solo 【486g】

ソロ焚火台の決定版、en.solo。ベーシックなenはもともと気になっていたんだけど、バックパックキャンプには700gでB4は少し重く大きいので手を出せずにいたところ、なんとひと回り小さいサイズが出たと聞きつけ、秒速で購入した。
袋込みでも500gを切り、しかも収納サイズはA5とコンパクト。輻射熱が暖かく、焚火だけを楽しむこともできるし、自由自在のゴトクにより調理もしやすい。なによりこの円形がめちゃくちゃカッコいい。
残念ながら現在は販売終了してしまったけど、ニーズがありそうならまた再販を検討したいとのことでした。手に入れたいソロキャンパーはBELKROOTさんのインスタに凸DMして再販プッシュしましょう!

馬場長金物 多喜火鉈 【316g】

薪割りをしてみたいけどフルタングナイフはあまり好みじゃないというアニキにおすすめなのが多喜火鉈。決して軽くはないが、このドラゴンころしみたいな質実剛健な見た目が堪りません。もちろん切れ味も文句なし。

THERMAREST NEO AIR UBERLITE 【247g】

存在は知っていたものの、高くて手を出せないでいたNEOAIR UBERLITEをついに意を決して購入。実物を持ってみて仰天した。レギュラーサイズなのに軽すぎ小さすぎ。まだ3泊しかしてないが、寝心地は問題なし。エアマットユーザーで荷物を軽くしたいニキは、意を決してネオエアーウーバーライトを買いましょう。もう他のマットはデカ重で使えなくなります。

NEMO DRAGONFLYBIKEPACK 1P【1178g】

今年、意を決して購入したキャンプギアの中で一番のヒットがこちら。それまではNEMOのTANI2PとMSR ELIXIR2 を山とキャンプで使い分けていたんだけど、ドラゴンフライバイクパックが良すぎてずっとこれしか使ってない。荷物を軽くしたいならそもそもダブルウォールではなくシングルのワンポールテントにすべきなんだけど、まだそこまで踏み切れないULモドキです。そして天井が頭に近かったり荷物でテント内が狭いと圧迫感で寝られないという軟弱者でもあります。そんな弱小キャンパーの希望となるテント。実測コミコミで1.2kgとかなり軽く、頭側の天井が高くなるポールの構造と、外に荷物を置けるランディングゾーンという発明で軽量コンパクトと居住性というトレードオフの関係をベストに近いバランスで成り立たせた傑作テント。

福善 打刀 16cm【16g】

初心者が意外と気が回らないのがペグ。いくら他の荷物を軽くしても、ペグが重ければ意味がない。しかし軽さ重視でチタンのVペグなどを選ぶと柔らかすぎて岩場では全く刺さらない。軽さと強さ、そしてエモさを兼ね備えたのが打刀。日本刀のようなエモい形状で、16gとかなり軽く、そして強い。ペグにお悩みのキャンパーはとりあえず打刀を16本買いましょう。

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