INTJと他者依存と人への興味の話

私は自分以外のINTJに実際会ったことがないが、INTJは独立心旺盛なタイプと言われている。おそらくINTJは人に依存することは少ないだろう。するならモノや行為に依存する方が多そうだ。

私自身、人に依存する人間ではない。
他人の思考や心理を知りたいとは思うが、そのメカニズムだけ知りたいのだ。特定の個人ではなく、目的は人間という抽象的な存在だ。
それが高じて、社会的にも精神的にも引きこもりだ。仕事はしているが、ただの自立している引きこもりにすぎない。

だから、人に依存する気持ちが全くわからない。
私にとって、他人は山の天気より予測しづらいものだからだ。絶対に他人は私の思い通りには動かない。私もまた他人の思い通りには動かない。
計画を立てて目標に向かって最短距離で走り抜けたい私にとって、他人はどう動くかわからない変数でしかないのだ。
例えば、映画を見たら感想を言い合いたいと言う人がいるが、私は1人で映画を見て、SNSで1人で感想を言って、ネットで1人で他人の感想を見る。私にとって他人はそんなものだ。それで事足りる。

本題なのだが、私から見ると他者依存をしている人で幸せそうに見える人はいない。
依存自体が既に不健全な状態であるから、幸せそうではないのは当然だ。明確な依存症とまでは言えなくとも、他人がいないと生きていけないと言う人たち。外向的な人ではなく、すべての基準を自分ではなく他人に合わせている人のこと。

他者に依存的な根本を改善できればいいのだろうが、私は精神科医でも心理学者でもないのでそんなことはできないし、興味もない。
私が興味を持つのは、他者に依存する人が依存したままで幸せになる方法だ。なぜそんなことに興味を持つのかと言えば、私に「幸せじゃない、楽しいことがない」と愚痴る人がいるからだ。
驚くほど鬱陶しい。ちなみに私が依存されているわけではない。

「守られたい」「お姫様でいたい」と思う人は多かれ少なかれ他者依存の傾向がある。
素敵な王子様を見つけて幸せなキスをして終了、それが通用するのは御伽話の中だけだ。幸せなキスの後には生活が始まる。素敵な王子様や幸せなキスは永遠の幸せを保証してはくれない。
素敵な王子様は恋愛が終わり生活が始まれば、ただの人間に戻る。他人の人生の全てを満たせる人間などいるわけがない。結局不満を垂れ流すことになる。

恋愛依存の人は王子様を追いかけ続ければいい。王子様がただの人間に戻ったら別の王子様へ。
他者依存と恋愛依存の違いは、他者依存が恋人やときめき以外のところにも依存するところだ。だから王子様を追いかけ続けても意味がない。全く関係ないが、恋愛体質の人の王子様を見つけ出す能力を尊敬している。
結局のところ、ネットでもよく言われているように、依存先を増やして被依存者の負担になりすぎないようにするのがいいのだろうか。

私は人に依存することがないため、依存先を増やすことが他者依存する人の幸せや安定に繋がるかはわからない。私の目には、一対一の濃密な蜜月期間を過ごしている時が一番幸せそうに見える。
依存されたい人や頼られたい人とくっついてしまうと共依存になって共倒れしそうだから、案外依存されていることにすら気づかないくらい鈍感な人とくっついた方がいいのかもしれない。

なぜこんな記事を書いたかと言うと、INTJは人に興味がないと言われるが、私は興味がないわけではない。あくまで興味の持ち方が少数派なだけだ、と言う記事も過去に書いた。
この記事の他者依存の人を通して、私がどんな風に興味を持ち、どう興味を満たすのかわかってもらえるかと思った。
人は見ているんだけど、個人を見ていない。そんな興味の持ち方だ。

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