KYOTOGRAPHIE2023後記 Day2
こんにちは。Yasuhiro(@ueyasu_cam)です。
京都グラフィー1日目に引き続き、2日目の感想です。
1日目の記事はこちら
Paolo Woods & Arnaud Robert|Happy Pills
2日目は宿泊地から近かったこちらの展示からスタート。
薬と社会の関係性についてを追いかける、ドキュメンタリー形式の展示でした。写真単独というよりもテーマがキャッチーなので、文章・写真・映像とテンポ良く惹き込まれました。途中、床に薬の空包装が敷き詰められているセクションがあり、誰かが歩くたびになる音が、一つの展示要素になっていてとても良かったです。
単純に写真に対してどうなのか?という点はありますが、印象に残る展示でした。
高木由利子|PARALLEL WORLD
二条城の中に巨大なプリントが並ぶ姿は圧巻でした。
DIORを中心としたファッション写真のシリーズと、民族衣装を撮影したプロジェクトを並行して展示しており、服やファッションの在り方について語りかけるように感じました。
1日目に観た山内悠の『自然』では、自然の中で生きる人間が他の動物とは違い衣服や道具を纏っていることへの疑問の問いかけもあったように感じたので、その展示との関連性も考えながら観ていました。
東京都現代美術館では「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展が開催されていますが、こちらは連日満員で観れなそうなので、京都グラフィーで作品を観ることができて良かったです。
KG+ SELECT @堀川御池ギャラリー
Yulia Skogoreva|SALT AND TEARS: The story of Nana
髙橋こうた|80°05′
西村祐馬|Savepoint
Léonard Bourgois-Beaulieu|Les corps lucides (the lucid bodies)
Gareth Phillips|Ligatures of Ivy
1日目に引き続き、KG+ SELECTの残り6つの展示を観ました。Gareth Phillipsのモノクロプリントが、すごくかっこよかった。
これで10名の方の展示を観れたので、来年どの方が選ばれるのか楽しみです。
吉田亮人|The Screw
今年の木村伊兵衛賞にノミネートされていた、吉田亮人さんの展示。
バングラデシュでスクリューを作る少年を撮影した写真群で、トタンを使った展示の空間が格好よかった。写真集も観ることができましたが、思ったより大きなサイズで本棚に入らなそうだったので、購入は断念。
Mabel Poblet|WHERE OCEANS MEET
銀座のCHANEL NEXUS HALLで観ていたので、ざっと観ました。
写真の枠を超えるような作品群はどれも美しく、スマホで写真を撮ってる人が多かったです。
https://nexushall.chanel.com/program/2023/kyotographie2023/#REPORT
Roger Eberhard|Escapism
コーヒーフレッシュの蓋に印刷された風景写真を再度マクロ撮影し、大きく引き伸ばしてプリントしたという作品。コンセプトがキャッチーで面白かった。
鈴木理策|冬と春
展示は言わずもがな、大きなプリントが美しいです。写真集もまだ買っていないので近いうちに買いたいですね。
展示スペースのPURPLEには珍しい写真集も置いてあるので、そちらも少し観させていただきました。
小池貴之|浜さ
1日目のKG+ SELECTで展示されていた小池貴之さんの展示でした。鶏卵紙にプリントをされているようです。
カフェ&バーの空間にも馴染んでおり、休憩がてら拝見させていただきました。
番外編|カフェや食事など
途中カフェで休憩しながら観ていたので、いくつかリンクが貼れそうなもの掲載しておきます。
2日目は以上です。3日目へ続く。
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