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B1第27節 GAME1 Bリーグ2023-24 | 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ VS 広島ドラゴンフライズ

3/23   広島サンプラザホール


🔸注目ポイント

島根に正面から寄り切られた前節。これで今シーズンは島根に2連敗。内容も含めて終盤戦には厳しい結果となった。
今節はアウェイでこちらもライバルの広島戦。相性は悪くない相手。ここで勝って勢いを取り戻したい。
寺嶋が怪我でいない広島。河田もいない。
今年の広島はディフェンススタッツが良いので警戒。

🔸試合結果
70-79

17-28
14-12
15-16
24-23

・1Qに先制攻撃をくらい、その差を埋められないままミスが重なり負けてしまった。
追い上げムードになるとミスをするという悪循環。ミスの多さでは今シーズンワーストかもしれないと感じた。

🔸重要スタッツ

リバウンド
名古屋 OR 20 (45.4%) DR 27(62.8% )
広島 OR 16 (37.2%) DR 24(54.5%)

ターンオーバー
名古屋 21
広島  14

2ptシュート
名古屋 17/41 41.5%
広島  20/43 46.5%

3ptシュート
名古屋 8/27 29.6%
広島  8/24 33.3%

・リバウンドで若干上回ったが、それ以上にターンオーバーでシュート本数を減らしてしまった。
そしてシュート成功率も少しだが負けているので、勝機が見出せなかった。

🔸Q毎のスタッツ

○ 1Q 17-28

リバウンド
名古屋 OR 6 ( 42.9% ) DR 4 ( 36.4% )
広島  OR 7 ( 63.6% ) DR 8 ( 57.1% )

2ptシュート
名古屋 3/11 27.3%
広島  7/13 53.8%

3ptシュート
名古屋 2/7 28.6%
広島  3/7 42.9%

・結果としてこのQの点差が最後まで響いて勝敗に直結した。試合を通してのスタッツを見ると傾向がかなり違うが、ターンオーバーは他のQの方がさらに多くて、むしろシュート確率とリバウンドが目を引く。
まずはシュート確率。特に2ptシュートの確率が異常に低い。
その上でリバウンドを広島が支配したので大差がついた。名古屋はオフェンスリバウンドをきちんと取っているが、広島にそれ以上にオフェンスリバウンドを取られすぎた。

○ 2Q 14-12

リバウンド
名古屋 OR 7 (53.9%) DR 14 (87.5%)
広島  OR 2 (12.5%) DR 6 (46.1%)

ターンオーバー
名古屋 7
広島  1

2ptシュート
名古屋 2/10 20%
広島  5/13 38.5%

3ptシュート
名古屋 3/9 33.3%
広島  0/6 0%

・超ロースコアの展開いに。
どちらもシュートが入らない。どちらかというと名古屋は3ptシュート、広島は2ptシュートで得点。
リバウンドは名古屋が圧倒してオフェンスリバウンドを取りまくるが、ターンオーバーを多発してポゼッションはあまり変わらず。

○ 3Q 15-16

2ptシュート
名古屋 6/11 54.5%
広島  2/6 33.3%

3ptシュート
名古屋 1/7 14.3%
広島  2/5 40%

・リバウンド、ターンオーバーは同等で優劣なし。
守り合いのロースコアゲームに。
名古屋は2ptシュート、広島は3ptシュートで得点。名古屋としては差を詰めたいが、膠着。

○ 4Q 24-23

2ptシュート
名古屋 6/9 66.7%
広島  6/11 54.5%

3ptシュート
名古屋 2/4 50%
広島  3/6 50%

・一転してどちらのチームも高確率で得点を重ねる。
名古屋としては得点は重ねたが、ディフェンスで広島の得点を止めることが出来ず、点差を詰めるチャンスななかなか見出せなかった。

🔸感想

○ 1Q序盤戦

齋藤、須田、中東、菊池、エサトン。
ディフェンスリバウンドの問題。機動力重視でスモールラインナップを組んだので仕方ない面もある。スタートをオンザコート1でエサトン。相棒を菊池と今シーズン1番スモールなスターター。ゾーンディフェンスを使うと顕著に広島にリバウンドを回収された。ただし、防げたリバウンドもあるように見えた。ディフェンスリバウンドの意識が甘い上に、ファストブレイクの意識が強すぎたか。
しかしそれでもスターターで戦った4分間は7-9のスコアで凌いだので、まだこれが敗因とは言えない。
2ptシュート確率は開始から悪かったが。

○ 1Q中盤戦

齋藤、須田、パークスJr.、エサトン、スミス
この面子は1分間のみでスコア10-13

齋藤、パークスJr.、佐藤、ソアレス、スミス
スミスがいる時はゾーンディフェンスを使わざるを得ないので、このQはゾーンを多用している。
1分弱で、
齋藤→伊藤にチェンジ。13-15
スタートがスモールだった分、当たり前だが、セカンドユニットがサイズを強調したラインナップ。
すぐにスミス→エサトンにチェンジ。13-17
ターンオーバーが連続して、広島に速攻を決められて名古屋がタイムアウトを取る。13-19
ここまでの所、スミスとソアレスが強みを出せずにいる。

○ 1Q終盤戦

伊藤、パークスJr.、佐藤、張本、エサトン 
流れば変わらず。
広島のインサイドのディフェンスが固く、キックアウトのパスをスティールされる。パスが通ってもシュートが外れる。
逆に広島はインサイドからキックアウトが綺麗に決まり、13-25
ファウルが多くてボーナスを与えすぎた事も痛かった。
齋藤、パークスJr.、佐藤、エサトン、スミス
齋藤が入ったからか、オフェンスは改善されたが、広島のパスワークが最後まで冴え渡っていた。
17-28

○ 1Qの総括

ビッグマンが揃った時に苦戦していた。
ソアレスとスミスのコンビ。
もしはオンザコート1で佐藤と張本の日本人含めてビッグマン3人体制。
高さを活かせず、スピードで負けるという最悪の結果になった。
オフェンスは停滞し得点が止まった。
ディフェンスは広島のスピードについて行けず、連続得点を許した。

PGについては、結果として伊藤がいる時に悪かったが、伊藤に問題があるのか、ビッグマンを揃えたラインナップに問題があるのか、判然としない。
伊藤はスモールの時に出ていない。

1Qが1番の敗因とするならば、この点が最大の問題点だったのかもしれない。
しかし、試合はまだ30分もあるので、それが全てではないのは間違いない。

○ 広島のディフェンス

立ち上がりから、広島のディフェンスが素晴らしかった。強度が高くて名古屋に自由を与えず、特にパスの供給先を読んでパスカットするシーンが多発。
ドライブからのパス供給は広島オフェンスの得意パターン。この点で明暗が別れた。

○ ターンオーバー

広島ディフェンスが素晴らしく、ターンオーバーを多発させられた面は間違いなくある。
しかし名古屋側に連携ミスが多くてターンオーバーになるシーンも多い。
今シーズンはずっとターンオーバーに苦しむ一年。

○ 菊池スタメン

久しぶりのサプライズ。
最近は外国籍をオンザコート1で佐藤スタメンが多かったが、菊池を抜擢。
こいうい時にデニスHCの意図を詳しく聞きたくなる。
バスケがマイナースポーツで、毎試合記者が張り付いていない事がもどかしい。

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