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下北沢にある体験型coffee沼

日々coffee沼ライフを楽しんでいるcoffee大好きアーティストUGYAUです、こんにちは。

本日は下北沢に2021年に新しくオープンした施設に出来たという
OGAWA COFFEE LABORATORYさんに潜入して来たので、そのレポを書こうと思います。
https://www.oc-ogawa.co.jp/ocl-shimokitazawa/

公式サイトには“体験型ビーンズサロン”と書かれております。
美味しい珈琲を淹れるための実験室探究心を満たす豊かな珈琲体験を。とも。

こんな事を書かれてしまっては、coffee沼ズブズブアーティストUGYAUとしては行かずにはおれん!
と、テンション爆上がりしまして、お店のことを知った次の日に早速行く事にしました。


OGAWA COFFEE  LABORATORYとは

小川珈琲さんは京都にある1952年創業の有名なcoffee会社さんです。
京都を中心に各地に直営店も展開していて、ボストンにも出店されてるらしい。
そんな小川珈琲さんが2021年7月に東京の下北沢にオープンさせたのが
“OGAWA COFFEE  LABORATORY 下北沢”だそうです。

基本的にはコーヒー豆を販売するお店という事なのですが、その場でバリスタさんに入れていただくことも可能で、エスプレッソ系のアレンジcoffeeやちょっとしたスイーツなども楽しむことができます。
(私が言った時にいらっしゃっていたお客様達は、大体の皆様がお店をカフェ的に利用されている感じでした。)

しかし、”体験型“ ”実験室“ とある様に、他にはない面白い仕組みのお店。
なんとプラス300円でその場で購入した豆を使って、試してみたい器具を使った抽出を体験出来ちゃう!

公式サイトからのスクショ

グラインダー
ドリップポット
抽出器具 など
お店が厳選して用意したcoffeeツール約40種類から自分好みの物をチョイスして、
その場でプロに教わりながら自分でcoffeeを淹れることが出来るのですよ!!

欲しいけど買えない憧れのあのツールや
どっちがいいのか迷っていて買いきれないでいるあのツールなんてのがあるそこの貴方!
実際に使って使用感を確かめることも出来るし、ツールを使い比べてみて抽出したcoffeeの味の変化をみることも出来るわけです。

何という夢のようなお店か…。

wktkの止まらぬ高揚した気持ちを抱えつつ、いざお店に突入です!!

お店が入る「reload」は下北線路街に2021年6月にopen


まずは豆を選びから

お店のメニュー

豆は3つのタイプに分かれていて、
Single Origins シングルオリジン

Blends ブレンド
Featured Coffees フューチャード
の中から豆を選びます。

小川珈琲さんではBlendsの種類が他店よりも多いらしく、全部で9種類もあります!

Featuredはその時の期間限定で販売しているスペシャルなお豆の様で、オークションロットや少量生産品などのもの。
Single Originsは特定の地域・原産地のみで栽培されたコーヒーで、基本的にお店にある定番の豆だそう。

面白いのがここのお店にはリザーブシステムというものがあるのです。
飲み屋さんでお酒のボトルをキープする様に、店頭で購入しした豆をお店にキープ出来るんですって!
キープしたお豆は次回来店した際抽出料を支払う事で飲むことが出来るし、器具使用量を払えば自分で淹れる事も出来ます。
材料代と技術料がセパレートしてるのって面白いですよね。

豆を選ぶ際はスタッフの方に自分の味の好みを伝えると、それに合わせた豆を数種類ピックアップしてご提案してくださいます。

私は最近、中浅のナチュラルプロセスのものが好み。その事を伝えたところ、いくつかの豆を提案して下さいました。
そこから私がさらに絞り込み、
Ethiopia Tade GG 
Brazil Vereda 

の2つの豆の香りを嗅がせていただくことに。

そして説明文にココナッツとシナモンのテイストと書いてあり気になったBrazilの豆に決定!

実際に淹れてみたらどんなフレーバーが感じられるのか、ワクワクしながら100g購入することにしました。


そして使う器具をチョイス!

豆が決まったらお次はcoffeeツールを選びます。

お店のサイトを見ると、使える器具一覧が載っていて来店前に選んでいく事も可能。
(バリスタさんに淹れていただく場合も使ってもらう器具を選べるとの事)

この日UGYAUはエアロプレスと迷いつつもサイフォンに挑戦する事にしました。

器具は
HARIO Technica TCA-3

お店のサイトより

自分で購入するのにはハードルが高い(コスト面&保存やお手入れ)から、こんな機会がなければ触る事もなさそうだし…。
(ちなみに2022.5.26時点でAmazon価格は5725円。加熱するためのビームヒーターは2万〜3万円台でした。アルコールランプでやるならばそこまでの出費じゃないけども)

続いてコーヒーミルは
COMANDANTE コマンダンテ C40 MK3 Nitro Blade
ドイツの製品でAmazon価格48600円!

ドリップポットは
kalita Drip Pot Slim 700CU

このドリップポットに関してはサイフォンでは使わないので実はなくて良い。
しかしせっかくなので、気になる物の実物を見せてもらったのでした。

銅の色味がカッコいい…
サイズ感も良い
実際お湯を入れると結構持ち手が熱くなるから注意!とのアドバイス

こちらはAmazonで14409円でした!

これで全て選び終わりましてので、
豆の購入と器具使用量300円でお会計します。

豆と合わせて1180円のお支払いでした。


いざ実践

1:豆を挽く

並べられるcoffeeツール

まずは豆を量って挽くところから。

20g量ります。微粉が残る事を考え0.5g多めに
COMANDANTEのミルの使い方説明を受け、目盛の設定
挽き目のチェック
設定OKでしたのでここから豆を挽いて行きます。

ハンドルを回して豆を挽いていきます。

あまりにも軽く回せて引っかかる感じもないので
本当に挽いてる?と疑うほどの使用感。

これはすごい!

普段はZASSENHAUSEのミルを使っているのですが、それよりもさらにスムーズな挽き心地かもしれない…。

しかし、COMANDANTEは本体の径が太いので、女性や手の小さい人にはやや太すぎる様にも感じました。 

2:サイフォンで淹れていく

スタッフの方に布フィルターのセットをしていただいたサイフォンをビームヒーターの上にセット。
あらかじめ沸かしておいたお湯を下部のフラスコへ入れます。(時間短縮の為にお湯を使用)

この、下から赤く光るビームヒーターがメチャカッコいい!

お湯が沸いたら上部にコーヒーの粉を入れていきます。
少し器具を揺すったりトントンと叩いたりして粉を平らにし、差込部分にズボッと挿入!

差し込んだ瞬間

差し込んだ瞬間から、下のフラスコのお湯が管を通って上に上がってきます。

その後に10回攪拌。
この間スタッフの方は微妙な火加減調整。
経過時間も計測してくれてました。

さらに5回ほど攪拌して火から外すと、
上から下にコーヒー液が降りて来ます。

(大変申し訳ないのですが、この間の作業内容が若干記憶曖昧…。30秒計測してたのだけど、どのタイミングだったか失念。すみません)

上からフラスコにコーヒー液移動中

この時こんもりと真ん中に山ができるのが良い抽出だそう。
UGYAUのは……微妙に少しだけ山ができてました。
(どうやら攪拌するスピードが少し遅かったらしい、とアドバイスいただきました)

しかし、こんな感じでサイフォン初体験での抽出は終了!
さてお味はいかに?


飲んでみる

無事に淹れ終わったブラジルと残りの豆80g

淹れたコーヒーの注がれたカップに鼻を近づけると、ココナッツ&シナモンのフレーバーを感じました。説明文の通り!
味は甘さも感じつつ穏やかな苦味もあり美味しい!

サイフォンで淹れたcoffeeはペーパードリップと比べると高温の為香りがより感じられ、油分も一緒に抽出されるのでコクのある仕上がりになるのだとか。
そして、高温で提供されるので一口目がアッチッチになる事もあって要注意なのだけど、その分温度変化の幅が広く、一杯のコーヒーの中での味の違いを楽しめるのが良いところなのだそう。

スタッフの方も確認のために私の淹れたコーヒーを少し試飲してくださったのですが、ちゃんと美味しく淹れられてます!と言ってもらえました。

次回来る時には自分とスタッフの方が同じ器具で入れたコーヒーを飲み比べする、なんてのも面白そう。(実際にその様なオーダーで体験される方もいるそうです。)
あるいは同じ豆を使って、別の種類の器具で抽出したcoffee飲み比べもいいかも。

そんな事が気軽に楽しめてしまう素敵なお店、OGAWA COFFEE LABORATORYさん。

まさしくLABO。
実験し放題なお店!!

近所にあったらめっちゃ通いたいわー…


Mocktailsも飲んでみた

器具での抽出体験をするためにやってきたお店だったのですが、メニューを見ていた時にとても気になったものがあったのですよね。

それがこの、"カスカラ"を使ったMocktails。

Mocktails(モクテル)とはノンアルコールカクテルの事で、このメニューにあるのはコーヒーを使用したMocktailsです。
カスカラというのはコーヒーチェリーを乾燥させたもので、それから作られたシロップのことをカスカラシロップ、又はカスカラと呼ぶようです。(本来捨てる部分だったコーヒーチェリーの果肉の有効活用として作られたらしい。)

以前SCAJの会場でこの商品を初めて知り、とても気に入っていたUGYAU。
これは飲んでみなければ!と思いまして、2杯目にオーダーさせていただきました。

エルダーフラワー、カスカラ、レモンスカッシュ、コールドブリュー入り

エルダーフラワーのフローラルな香りと、カスカラとレモンの甘酸っぱさ、そこに加わるコーヒーのほろ苦さ!
すっきりさっぱり、暑い時にぴったりな味わいです。(この日もかなり暑かったのだ)

カスカラを使った商品がもっと多くのお店で楽しめる様になると嬉しいなあ。
さらに欲を言えば、お店だけじゃなくて一般にも流通していただける様になったらめちゃくちゃ嬉しいなあ…(SCAJでお店様にしか卸してないと説明されたのです)
ホント、一般流通切望ナリ。


改めて言おう。coffeeは沼であると。

そしてこの沼は底なし沼である事も再確認した、今回の体験。

coffee愛と探究心と好奇心がある皆様にとって、
日々が実験で常に美味しさの発見が出来る素敵な飲み物。
それがcoffee。

この度の楽しい体験を通して、益々coffeeの魅力に取り憑かれたUGYAUでしたよ。

この記事を読んで、気になるな!と思った方は
是非一度足を運んでみてください。楽しいですよ!

そして、皆様も是非coffee沼につま先だけでも入ってみるとよいぞ…フフフ。


Let's  coffee沼ズブズブ!

#coffee  #coffee沼 #UGYAU   #下北沢 #ogwa_coffee_laboratory

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