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「あなたと話したい」4.幸せはつづく

昨年後半の、とても幸せな日々について。


(↓こちらを先にどうぞ。)


4.幸せはつづく

彼に返事をもらって、それでいい、と言われている気がした。誰に言われているのかは分からないけれど、思いのままに生きなさいというメッセージだと思った。半年まえ、彼に会って、ほんとうの自分の望みを受け入れ、自分を幸せにするためにひとつずつ歩みを進めてきたこと。そして私が、私のままで生きること。これからもそれでいい。そのままでいい。そう、言われているのだと思った。


私は、スマートフォンのアプリでもう一度ラジオ音源を流し、今はもう使っていない別のスマホで、息をひそめながら録音をした。個人で使う範ちゅうだから許して、と思いつつ、「すごいことが起こったよ!」と、お便り部分だけ短く編集した音源を、友人たちに送った。

夏に彼のライブに一緒に行ってくれた友人、彼なら全部読むはずと言ってくれた後輩、音楽が好きで彼の音楽いいよねえと語り合う20年来の友人、この数年の激動の日々をともに励まし合って生きてきた母、誰よりも繊細で賢くて批評家みたいな目を持つ優しい妹…。みんな、とても驚き、よろこんでくれた。

私が幸せでいると、みんなが幸せになる。ならば、私はただ、幸せでいればいいんだな。それだけのことなんだな。そう思った。


歌をうたったり、思いを文章にして放ったりする時が、今はいちばん楽しい。だから、それをしようと思う。そしてこの先、別のことをしたくなったら、別のことをする。途中で道に迷った時は、私に聴いてみよう。今、何をしたいの? 楽しそうだなと思うのはどっち?と。

ラジオで彼が最後にかけてくれた曲を、次は歌いたいな。
私の好きなジョニ・ミッチェルのRiver。サブスクで聴けるからと、たくさん持っていたCDはずいぶん前に処分してしまったのだけれど、この曲が入っているBLUEというアルバムは手元に残してあった。好きな人が同じ音楽を支えにしているなんて、最高にきゅん、だよ。

上がったり、下がったり、厄介な毎日はつづく。くたびれてしまった時には、ラジオ音源を流し、私の名前をなぞる彼の声を聴く。そして、私を取り戻す。いろいろなことがあるから、もう何回聴いたか分からないけれど、彼にもらったギフトのおかげで、この先もなんとかやっていけそうだ。


(↓最後にかかった曲)


つづく(と願ってる!)

あなたの幸せがわたしの幸せ☺️💗一緒に幸せを紡ぎましょう✨