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【FRJ2024 オンデマンドセッション#7】政策提言も一つの手段。自分たちの活動は「何」を目指して進んでいくのか?

FRJ2024のオンデマンドセッションを視聴して、ネタバレがないよう、感じたこと・考えたことを書き留めています。

7つめに視聴したのは、『アドボカシー(政策提言)入門~経験者から見た5つのポイント』です。こちらは、関口宏聡(特定非営利活動セイエン代表理事)さんがお話されています。

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政策提言って言葉を何気に使っているけど知らないことだらけ

政策提言っていう言葉は知っているけれど、正直何をすればどうなるのかをわかっていなくて、これまであいまいな理解でこの言葉を気軽に使っていたことを反省したセッションでした。政策提言というひとつの手段に取り組むうえで、どんな場所を目指していくのか、どんなことができるのか、そういったことをイメージさせてもらえる非常に学びの多いセッションでもありました。

「問題があるからなんとかしてほしい」という叫びでは、その問題を深く知らない人からしたら、どう動いていいかわからない。「この問題を、こんな風に解決していくことが望ましい、だから社会としてこういうアクションが必要だ」とするととても動きやすい。言葉にすれば、とても当たり前なような気もしますが、活動最前線にいる人からするともしかすると目からウロコのような話かもしれず、それをラーメンや山登りに例えながら話されていて、とても聞きやすく、頭に入ってきました。

自分たちの活動の着地点を見定めてみる

自団体でもそうなのですが、遠い未来に自分たちの活動や団体がどうなっているのか、どうしていきたいのかをぼんやり考えるときもあります。最終的なゴールとして、「いま取り組んでいる社会課題が世の中からなくなるのか」それとも「社会課題を解決するための手段が誰でも手に取ることができる状態が維持できるのか」どちらかなんだろうと思っていて、自分たちはどちらを目指していくのか、が自団体の長期目標となるのではないかなと。

自団体では、双子や三つ子などの多胎家庭が孤独孤立にならないこと、多胎妊娠・出産・育児の負担から精神疾患や虐待・自死心中といったケースに陥らないこと、そういった問題への予防をしながらも、どんな子育て家庭においても、自律した子育てができる環境となり、生きていること自体を喜べる社会の実現を目指しています。

孤独孤立化するかもしれない、最悪なケースになるかもしれない、そういった問題に陥らないために何かをしていかなければならない、という社会問題・課題はなくなりそうにもないなと思うと、そういう対象者が困ったときに手を差し伸べられる仕組みの整備が必要に思います。

となったときに、自主事業でその活動が継続されるのか、支援者からの寄付や協賛金で活動資金をまかなうのか、社会制度としてそれらの支援が整備されるのか、いろいろな手段があります。どの手段を目指すのか、それに答えはないけれど、どこを目指していくのかは明確に活動をすすめていきたいなと、考えを新たにすることができました。

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