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改めまして、フリーランス5年目の宇治田エリです

こんにちは。
9月1日から、フリーランス生活がついに5年目に突入しました! 今年も4年目の振り返りと5年目の仕事方針について、語っていきたいと思います。

この1年、どうだった? 

まず、この1年間をたとえるならば、緩急激しいジェットコースターに乗っていて、気づいたら違う景色の場所にたどり着いていたような年でした。

 こういうご時世ということもあり、取材日が決まったと思ったら延期になったり、進めていた企画がなかなか進まなかったり。閑古鳥が鳴く月もありました。そうかと思えば、死ぬほど忙しい月もあり……。暇なのか、忙しいのか、よくわからない1年だったんです。 

そんな中、この1年でこの仕事だけは絶対に伸ばしていこうと思っていたことがありました。 

それが、「展示関係の仕事」です。 

もともと私は、デザイン・アート系が専門なのですが、不意に今までの仕事を振り返ってみた時、すでにある展覧会やアーティストの活動を紹介しているばかりだと気づきました。

 せっかくデザイン・アート系を専門にしているのだから、もっと表現をする人と積極的に関わりたいし、仕掛ける側に回っていきたい。 

そんな目標がパッと見えてきてからは、展覧会やアーティストのステートメント、作品解説、パンフレットに掲載するインタビューなど、展示まわりの仕事を積極的に引き受けていきました。 

この1年、展示関係の仕事をしているときは、精神と時の部屋に片足突っ込んでいるような、周囲は早く動いているのに、自分の内側の時間はゆっくりと流れているような感覚でした。それは楽しくも、ちょっと神秘的で。なんだろう、情熱の炎の色が、今まで赤くメラメラと燃えていたのが、青くなって静かに燃えるようになったイメージでしょうか。 

そして自分からも発信しようと、アートディレクター・矢後直規さんとスタイリスト・渡辺慎也さんによる、『桃弧棘矢』展を企画。8月末に無事開催を終えることができました。

この企画を通して、2人の仕事を間近で見ることができてとても刺激を受けましたし、会期中の約1ヶ月間、様々な方と交流でき、自分たちがいいと思うものを共有できた。とにかく幸せな時間でした。

この1年で見えてきた課題って? 

そんなわけで、新しいことにたくさん挑戦できた1年だったのですが、同時に改善していきたいと思うこともいっぱい出てきました。

ちょっとここで私の弱点の話をさせていただくと、私は喋りがものすごく下手なんですね。一応こういう仕事をしていますから、テキストを読みやすくまとめるのは得意ですし、おしゃべりです。ですが、口頭で相手にわかりやすく説明したり、説得したり、簡潔で的を射た質問を繰り出すことは得意ではない。言葉選びに品がないことが多々ありますし、なによりもすごく噛みます。正直とっても恥ずかしいです。文字起こしをした直後は自分の喋りの下手さに絶望してふて寝するほどです。

いつも相談に乗ってもらっている、ブランディングのプロ・山田裕一Pからも、「宇治田、もっと喋りを磨け。喋りは武器になるぞ」と言われ、グサっときつつも、たしかにそうなんだよなァ、と思うわけです。 

ということで、今の課題はしゃべりを磨くこと。基本的に習い事が向いていないタイプなので、トーク会で話したり、実践的に学んでいきたいところです。 

これからの1年、どうしていきたい? 

正直いって、具体的にやりたいことはこれまでとあまり変わらないです。表現をする人たちの話を聞き、しっかりと解釈した上で世の中に伝えていきたい。それはメディアで記事を書くときも、展示を企画するときも同じです。 

それよりも私が大切にしていて、これからもきっと大切にしていくであろうことを、今回は共有させてください。 

私が大切にしているのは、「表現によって生まれるいい循環」です。表現は生き方の探究から生まれ、私たちの心を満たし、生き方を見つめ直す機会を与えてくれる。人が生きていくうえで、表現は心地良さを生み出し、よりよい流れをつくってくれます。それが美しいと信じています。

私はそんないい循環を生み出すアーティストやデザイナーが好きですし、それは経営者や企業にも当てはまります。 

だからそんな人やものごとを誰かに紹介していきたいし、ときにはその循環を自分でつくり出していきたい。そう思うわけです。

というわけで、これまでお仕事をくださったみなさまに改めて感謝申し上げつつ、5年目もどうぞよろしくお願いします!!!

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宇治田エリ 
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