3/14、いの町滞在8日目！

Washi+さんの主催する「アウトプットを目的としないアーティスト・イン・レジデンス」で、高知県吾川郡いの町に3/7〜3/17の期間で滞在させて頂きます。
https://washiplus.wixsite.com/home/artist-in-residence

本日は、丸一日"へぐり"！

"へぐり"とは、
楮の枝を蒸して剥いだ皮(今回はぎりぎりオフシーズンでしたが、"むしはぎ"と呼ばれる工程があります)から、更に硬い皮や繊維などを削ぎ取る作業の事を呼びます("へぐり"は高知での呼び方で、土地によって違う呼び方があるそうです)。

①既に"むしはぎ"を終えて乾燥させてあった楮の皮を、水に20分ほど浸して柔らかくします。

②"へぐり包丁"を使って硬い表皮などの不用な部分を手作業で削ぎ取ります。

③へぐった楮を流水で洗い、へぐり残しが無いかチェックします。

④風通しの良い場所に干します。

ここまで終えて、やっと作業完了となります。
(ちなみに、削ぎ取られた皮や繊維も別の種類の和紙の原料として利用されるそうです。※追記→先日、僕らが手漉き体験に使わせてもらった原料でした！)

・今日は丸一日座りっぱなしだった為、夕方に少し河原を散歩しました。

誰もいない河原で石の上にただ佇んでいたり寝っ転がったりしていると、身体の色んなスイッチが素直に目覚めて来る感覚があります。

思えば僕は小さな子どもの頃から、アウトドア好きな父の影響で河原でキャンプやカヤック等を経験する機会が本当に多く(高知県だと、四万十川や伊野辺りにも来た事があります)、だいぶ大人になって今、その身体の記憶が自分の根本に存在している事を実感しています。

僕にとって、山の風景と河原は重要なものの様です。

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