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計画無痛分娩について@東京衛生アドベンチスト病院

2021年7月の私の初産は、東京衛生病院で計画無痛分娩を選択し、無事その通り実現し、出産時には低体重だった娘とも、予定通り退院することができました。
出産直後、娘は無呼吸発作であると診断され保育器で2日ほど過ごしましたので、どうなることかと思いましたが、今は生後4か月ですくすく育ち、無事平均身長・体重クラスに。本当に幸運でした。

  • 無痛分娩選択の理由
    無痛分娩を行うことは、妊娠前から決めていました。
    事前に検討する際にはどのようなリスクがあるか情報収集しましたが、個人的には、注意して産院を選択すれば危険をある程度避けることができ、残りのリスクは全身麻酔の手術とそこまで差がないと感じましたので、(妊娠発覚の少し前に子宮外妊娠で手術をして卵管切除していたので、そもそも妊娠出産自体が命をかけるくらい大変だし奇跡だと感じていた)激しい痛みをあまり感じずに済むのであればそれに越したことはないと思ったのが決定の理由です。結果、陣痛後半~出産後麻酔が切れるまで、LINEで旦那さんに実況続けられるほど、とにかく痛みを感じず、余裕でした。出産の痛みがなかった分、産後の痛みは強く感じましたが…。

  • 東京衛生病院選択の理由
    選択した理由は下記3つです。
    ①無痛分娩を取り扱う病院としての信頼度の高さ 
    ②自宅からの距離が近い 
    ③信頼する先輩からのススメ
    初産を経験した結論から言うと、二回目がもしあるのであれば、自宅が近ければまた同じチョイスでもよいかなと感じています。お姫様扱いの産院も憧れはありますが、東京衛生病院は、選択する医師の方にもよると思いますが、全体を通じて、必要なところはしっかりと検査する、厳しくも温かい、しっかりとして信頼ができる、そんな印象でした。一点だけ、私は肉魚大好きなので菜食の病院食はやっぱりちょっと物足りなかったですが!

  • 医師の選択
    私は妊婦検診で毎回異なる医師で予約をして、しっくりきた方に分娩の予約をお願いしました。私は、割とクールだけれど大切なことを簡潔に伝えてくださる女医の方にお願いしました。

  • 計画分娩選択の理由
    病院側の都合として、計画が立てやすいということと、私自身も何かあって慌てていくよりも、事前にわかっていたほうが、心に余裕があると感じていましたので、迷わず選択しました(妊娠期には治っていましたが、数年前にパニック症になり、薬を服用していたことがあるので、なるべくパニックを引き起こす要因を減らしておきたいという理由もありました)。
    生まれる子のタイミングで出たほうがよい、という考え方もありますし、事実娘は低体重でしたが、今無事なので特に後悔はありません。私のもとに来てくれたことに感謝、なので月日がどうとかも、あまり気になりませんでした。それよりも病院側も受け入れる体制が整ってくれていると安心できることのほうが個人的には重要です。

  • 初産の計画無痛分娩~初日就寝までの流れ(私の場合)

    【前日】
    15時 入院、分娩予備室へ
    16時 点滴、背中に痛み止めの注射(痛すぎて声が出た)の後、麻酔チューブを指す
    17時 麻酔が効き次第、バルーン(私は子宮口が堅かったため、ダイラパンという棒)をいれる、痛みなし
    18時 夕食(麻酔が完全に切れるまで立ち上がれないが食事はできた)
    19時 ちょろちょろと何か水が出てきた感覚
    19時20分 ジャージャーに変わり、破水だと判明
    19時55分 おなかが張る兆候、おそらくダイラパンで刺激され陣痛が始まる
    22時 5分に1回の痛みが割と強くなり、旦那さんとの電話は諦める
    →この際、様子を見に来た看護師さんがなぜか物凄くあたりが強く、こんなんじゃまだまだだよ、子宮口5センチくらい開くまで頑張りましょうよ、開いてたらしゃべれる状況じゃないから、と鼻で笑われる
    23時 別の看護師さんがきて、初産は子宮口の開きが痛みと比例しないからつらいだろう、しかし陣痛が遠のかないために、もう少しだけ頑張りたい、と簡潔に重要なことをつたえて励ましてくれたので、辛いがもう少し耐えることにする

    【出産当日】
    1時40分 痛みに耐えられなくなり麻酔を依頼
    2時~4時 麻酔が効いて眠る
    4時~5時半 麻酔がきれて陣痛耐える、耐え切れなくなり麻酔追加
    6時 診察でダイラパンを取ったところすでに6センチ開いていたので促進剤をいれて陣痛を促す(痛みほぼゼロ)
    →診察で医師に、初産なのに物凄く順調、あれだけ耐えても1センチしか開かない人もいる、いい調子、と励ましてもらう。
    10時 子宮口全開。次は赤ちゃんが下りてくるのを待つ。
    13時30分 うまく旋回できていないと告げられるが、分娩台に向かうことに
    14時 出産。安産と励ましてもらう。虫のように小さい、ありがとうと言ったらじっとこちらを見ている。
    16時 分娩予備室に赤ちゃんが来てくれる。旦那さんに電話
    16時半 麻酔がきれて尻が燃える
    17時半 病棟の個室に移動。
    確かご飯食べた気がするが謎に記憶にない
    19時半 歩いたが亀のスピード。骨盤ががたがたで腰も尻も痛い。個室内のトイレに行くのに5分かかるレベル。
    21時 赤ちゃんに心電図モニターを付けると告げられ、心配で見に行く。冷や汗が滝のように流れ、私が真っ青になって倒れそうになったので看護師さんに押してもらい車いすで部屋に戻る…
    22時 部屋に戻ってきたら心配で涙が止まらなくなる
    0時 鎮痛剤を追加し、そのあとしばらくゴロゴロし、朝まで4時間寝る。

分娩予備室は簡素な個室という感じです。シンクあり、トイレは外。
麻酔入れてからは歩き回ることはほぼありません。
人目があるとリラックスできないタイプなので、個室を選択しました。旧館新館もどちらも体験しましたが、新館は水回りが新しめ、というくらいで大きくは変わりませんでした。むしろ私の充てられた部屋はナースステーションが近かったので旧館の方が便利でした。

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