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カンブリア宮殿の「ヤマップ」回

6月29日放送のカンブリア宮殿で、スマホ地図アプリのヤマップの代表の方が出演されていました。



最近、父が登山をよくしていて、父がヤマップを使っているのですが、父が使うまでは、知らなかったですし、存在を知ってからも、ただの登山記録のアプリなのかなと思っていました。



番組を見て初めて知ったのですが、ヤマップの特徴が、地図とGPSを組み合わせることで、電波の届かない山の中でも使えて、自分の位置がわかるってところらしんですね。



これは、代表の方が、登山をされている中で思いついたアイデアだそうで、登山をしている方だからこそ思いついたアイデアのように感じました。



実際、山登りで、アプリを利用されている人も多いみたいで、番組の中でも山で使われている方も多く出ていました。



リリース当初よりは精度も上がっているみたいで、使いやすくなってると、代表の方も自信を持って話しておられました。


山登りをしていた方が、アイデアを思いついたからこそ、山登り愛好家の、かゆいところに手が届くようなアプリが生まれたように感じました。



その中で、ユーザーから感謝を告げられたことがあって、まさか感謝されると思っていなかったという話を番組内でされていました。



話は変わるのですが、「天才を殺す凡人」とかの作品で有名な北野唯我さんが、私は好きなのですが、どのくらい好きかと言えば、かつてされていた、前髪を上げる髪型を真似していた時期があるくらい好きです。



その北野唯我さんが、ペイン型のビジネスとゲイン型のビジネスがある、ということをおっしゃっていて、


簡単にいうと、ペイン型は痛みを取り除くようなビジネスで、ゲイン型は何かを生み出すようなビジネスのようなことです。



このヤマップも感謝されると思っていなかったという発言から推測するに、恐らくペイン型のビジネスとして考えておられたと思います。


GPSだけでは、はっきりしない山の地図を、元の地図とGPSを組み合わせることによって、不自由を解消する目的があったと思います。


ですが、共有した山の情報を「いいね」ではなく「DOMO」という感謝を表す機能が実装されると、ユーザー同士で情報を共有しあい、助け合いの文化が、生まれたそうです。


そして、そのDOMOのポイントで植樹をしたりできるそうで、さらなる可能性も生み出していました。


Amazonに代表されるような、ペイン型のビジネスも非常に重要ですし、我々の生活を良くしてくれてるとは思います。


ただ、発生している問題に対して解決策を提示しているだけなような気もしてしまいます。


そこから、さらに発展させて、まだ気づいていない問題、問題とも思っていないことで、世の中をさらに良くするようなサービスがゲイン型のビジネスになるのかなと思いました。


ヤマップも当初は、電波のない山の中でも使える地図アプリというペイン型ビジネスの発想だったものが、ユーザーも増えて、「いいね」に変わる「DOMO」があったりして、新たなコミュニティや価値観が生まれているようで、不自由を取り除いた以上の価値を創造しているなと思いました。



番組の最後で、ヤマップの現状を登山に例えて何合目か?という質問が向けられました。



先述した通り、新たな価値観や、地図アプリ以上の価値を創造されており、自社で登山グッズを作っておられたりしていたので、7合目とか8合目なのかなと思っていたのですが、


「1合目とか2合目ですね」


という回答でした。



元々、代表の方には、山登りや自然て素晴らしいものだという感覚がおありで、それを普段登山をしない人、自然と接していない人に伝えることを目標に始めた事業だそうです。


そのため、まだ登山や自然が好きな人に伝わっただけだというような感覚を持っておられることが回答の理由でした。




富士山登るぞー、って張り切って登山靴を買ったのですが、六甲山に1回だけ登って、靴箱の奥にしまわれていることを思い出しました。


少なくとも一人は、眠っていた山好きが目を覚ましました。

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