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ホスクラ

9月ごろの友人との会話


友人「筆者ちゃんはホストにはまりそう」
筆者「そうかな?」
友人「いま自分はハマらないと思ったでしょ」
筆者「うん」
友人「みんなそう思って行ってちゃんとハマって帰ってくるんだよ」
筆者「ほう・・・」
友人「今、力試ししたいと思ったでしょ。絶対に行っちゃダメだよ!」
筆者「・・・わかった!」
友人「うわこれ行く人の反応だ〜〜〜」

結局未だ店舗に行ったことはないが、友人(会話の友人とは別)が別の友人と合流するとしホストを二人連れてきたので少しだけホスクラへの見識が深まった。今回はその記事だ。にしてもこの友人・筆者・ホスト1・ホスト2という構図は、外から見ると完全にW同伴である。

結論から言うと、私はホスクラに行かないし、ホスクラもまた私のことはお呼びではないと思った。

ホスト1(友達営業型)

1は友達営業(アイドル営業)で「ホストっぽくなさ」「大金が必要な、応援してほしい理由」の等身大感を売りにしているようであった。実際、聞く限りでは経歴が結構堅かったのでそんな人もいるんだなと思った。
「誰に対しても恋愛感情が無い」と予め明言していることも布石なのだろうなと思った。「好きだし大切だけど恋愛そのものは・・・。でも初めて何かが芽生えてきたかも・・・。」と基準に曖昧さを作れるため、普通に考えて無理のある話全般やホストという性質そのものを長期間押し通すことが可能であるからだ。

そして恐らくここまで説明的であるのは私に合わせた接客方法なのだろう。友人への会話と私への会話の中で矛盾はしないが確実にズレている部分や友人が初耳だという情報もあった。また全体的に愚痴っぽい語り口も親近感を出す適切な切り口だと思った。私の簡単なプロフィールは友人から聞いているかと思うので、「ホストクラブについてよく知らない、真面目な一般人に共感してもらう用」の導入なのだろうなと思った。

そもそもの私個人の考えとして彼の話す理念や目標の内容に共感できなかったのと、私の飲みのスタイルが頭空っぽに上澄みの楽しい雰囲気と景気の良さを味わいたいタイプなのでホストに関しては比較的「オーソドックスなホスト」を求めているのと、筆者の知人がコンカフェで同じようなアイドル売りしているためなんとなく背景をああ・・・と察してしまうのとで、今回のケースではあまり刺さらなかった。夜の店の常連である知人が「女の子は目標とか貧困など不本意さや真面目さをアピールしてくるけど、追加情報は邪魔。そうじゃなくて嘘でも良いからエッチなことが好き♡と言ってほしい。インスタントなのはこちらも同じだから、職業ならば世界観込みでやってほしい。」と言っていたことをなんとなく思い出した。
しかし私のスタンスとして私の部類は初心者・理由が必要・共感的・応援的なので実際この導入はマジで的を得ているなと感じ感心した。また、数時間でここまで簡潔に全体像を説明し自己アピールができるのはシンプルに有能さだなと感心した。

ホスト2(色恋営業型)

2は色恋営業で、中でも比較的オラオラ営業なのかなと思った。一緒に過ごした中で某シチュエーションによって発された「ここでこうなるのオレ嫌い、とりあえずオレの意見で通してよ」というセリフになるほどー・・・!と思った。もうバッコリ自分という存在をダシに脅してくるやんけ。そのシュチュエーションは好き嫌いの話では決してないのだが、彼に関しては話の筋が通る通らないが問題なのでなく筋が通っていないから何が悪いの?という話からのスタートなので交渉のしようがないし、私や一般の人間は気をつけないと良心の土壌から降りられないため、完全に彼のペースに飲まれてしまい不利である。

要は、彼がメチャクチャな理論と速さで自分の都合の良いように丸め込もうとするので、客側は断り続ける立ち回りになる。人間は基本的に意思決定の基準が適当だし、同種の頼みを断ることに向いていないので、10の依頼をすれば1くらいは飲み込んでしまうのだろう。最悪だ。先の1氏がフットインザドアなら、こちらはドアインザフェイスと言えるか。
それに、多分だけど、こちらが酔っていたり多少でも慣れてきたら勝手にクレカ切ってくるし勝手に掛け入れてくるタイプな気がする。クーリングオフとか言われたらそこで初めて謝れば良い話で、打診してみるだけ可能性があるからだ。仮に多少飛ばれても合計で見れば多分得なのだろう。なるほどオーソドックスなホストという感じだ。

アーーー(絶叫)(私怨)もう、こういう、「無理でない限りガンガンGO」タイプの人間をマジで散々対処しまくったあとなのでしばらくはもう関わりたくない。実際に店舗に行って主導権がこちらにある状態を保ち続けることでホスクラに勝利したと言えるわけだが、これはね、不戦敗で良い。ホスクラそのものに行くべきではない。治外法権の場でフェアな戦いをするのがそもそも無理である。少なくとも今は。行くにしてももうちょい銃弾が必要です・・・。

また、彼が私より年下であることに驚いた。ふえぇ。流石にそんな子の色恋には乗れないって。なんかもうようわからんけど、ここで営業と胆力とマメさなどの修行を頑張ってくれ!!!という気持ちにすらなった。お金できたら飲みに行きますね・・・。行けたら行きますね・・・。

私はホスクラに行かないし、ホスクラもまた私のことはお呼びではないなあ・・・。と思う。では誰が行くのか?

友人

友人は芸能系の道にいる人間で、見た目も生活スタイルもけっこう派手だ。そのためにパリピ系ギャルだと誤解されていたり、なんならおバカキャラで通っていたりする。しかし友人の実際は根が冷静で、熟考型で、物事に対し非常に良心的・良識的・丁寧な姿勢で接する人だ。また、ノリよりも対話を必要とし、少数の気の合う人との付き合いを好んでいる。

このギャップが既存の人間関係の中で通っていないし、立場上全く新しい関係を無闇に作ることが難しい上に、新しい関係を作れたとしても結局は見た目のギャル性に合わせた性格を演技をすることになってしまうらしい。

・表面上のノリの会話では寂しいし物足りない
・王子様でいてほしい(色恋的な刺激がほしいけど、好きになってほしくはない)

友人のこうしたインスタントなニーズをホストは叶えることができる。ニーズもあるんだなぁ。
また、普段の環境が特殊であるため、かなり良識的な感覚を持っている友人は誰か信用していいと思える人間との関わりを得ないと気が狂いそうになるのだと思う(これは個人的な推察だが)。

以上です。また別記事で短時間でも関わってて感じた心理学的テクニックと一般的に与えていそうな影響についてでもいつか(いつか)述べようかなと思います。

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