5/21 サンティアゴ巡礼_42日目(最終日の翌日)

May 1, 2023ー Calzadilla de la Cueza
May 2, 2023ー Sahagún
May 3, 2023ー El Burgo Ranero
May 4, 2023ー Reliegos
May 5, 2023ー León
May 6, 2023ー San Martín del Camino
May 7, 2023ー Astorga
May 8, 2023ー Santa Catalina de Somoza
May 9, 2023ー El Acebo de San Miguel
May 10, 2023ー Ponferrada
May 11, 2023ー Villafranca del Bierzo
May 12, 2023ー La Faba
May 13, 2023ー Triacastela
May 14, 2023ー Sarria
May 15, 2023ー Portomarín
May 16, 2023ー Palas de Rei
May 17, 2023ー Arzúa
May 18, 2023ー Arzúa
May 19, 2023ー O Pedrouzo (O Pino)
May 20, 2023ー Santiago de Compostela
May 21, 2023ー Santiago de Compostela

サンティアゴ巡礼 42日目

independence

昨日は巡礼を終えた記念日だが、気持ちが盛り上がらなかった。ここ数日、バディの台湾女性の態度がおかしい。旅行代理店で働いてる彼女は新しい街に着いたら、宿とかレストラン観光地の情報を我々に共有しながらガイドしてくれていたんだけれど(彼女は新しい街を散策するのが大好きだ)、最近はそれもない。僕や香港女性に心を閉ざしてる感じがする。はっきり言って態度が悪い。香港女性は今の彼女の様子を“ハリネズミ"と表現する。

1週間くらい前に体調を崩していたのでその影響もあるだろうけれど、体調がほぼ快復した今でも状況は変わらない。この問題について香港女性と話し合ったところ、2つの結論が出た。一つは僕と香港女性が仲良くしすぎるのが良くないんじゃないか?(jealousy)ということ。これは僕が気をつければ良いのだが、もう一つは彼女自身の問題で「independence」(自立)。こっちの影響が大きそうな気がする。

彼女にとって今回の巡礼のテーマは「independence」(自立)。詳しい事情は知らないが、自分を変えたいという思いがあるようだ。巡礼を始めた頃の彼女はrazyで、1日5〜10kmしか歩かず、すぐにBusやTaxiを使いたがる。自分から積極的に人に話しかけることも少なかったらしい(僕の知ってる彼女のイメージとは真逆だ)。香港女性と知り合ってから随分変わったようだが、巡礼終盤にしてまた元に戻りつつある。素を出すこと自体は否定しないが、正直、最後までカッコいい彼女を演じきって欲しかった。

巡礼中は色んな国の人と知り合う。異国の人の話を聞くのは楽しいし、素敵な体験だともう。「英語で外国人とやり取りできてる!外国の友達がたくさんいる俺すげぇ…」みたいに錯覚してしまうときもあるけれど、それだけで満足してはただの旅行で終わってしまう。40日間で約 800km 重いリュックを歩いて得たのはそれだけではもったいない。何より、その程度で満足してる程度の自分が、巡礼で知り合った素敵な人たちとの関係を継続できるとは思えない。

巡礼の本質は自分と向き合うこと。他者との交流は自分を知るためのきっかけに過ぎない。40日間 色んな国の大人と接して自分はどんな人間になりたいか?と考えた。「smart」「humor」「kind」この3つは自分にとって外せないkey word。もっと時給を上げて毎年 自由な時間を死守する。語学の勉強を始めた。300単語を覚えたら最低限の会話はできるようになりつつある。博士課程にも興味がある。大学を卒業するところから始める必要があるが問題ない。まったく焦っていない。ゴールを焦らず道中を楽しむことの大切さは、巡礼で学んだ。

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