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『運転資金』を整理してみよう

あなたが銀行に融資を申し込む際に

銀行の担当者から必ず

資金の『使いみち』の聞かれますよね?

その際に担当者から発せられる

では、とりあえず

『運転資金』ということでよろしいでしょうか?

の質問に

うんうん。

その通り!

居酒屋のとりあえず『生』のノリで

はいっ!

と回答されてませんか??

融資の申し込み

わかっているようで実はあまり知らない

『運転資金』について

知らないと、会社はかなり損をしています

銀行からも正直、舐められてしまいます

今回はそんな『運転資金』について

整理していきたいと思います!


手元にキープしたい金額は?

会社を経営で

銀行口座にある程度の余裕のお金がないと

・予定していた売上ができなかった
・売上の回収が遅くなった
・予定していない経費が発生した
・単月で赤字になった

こんなことことが起こると

すぐに

資金ショートしますよね

資金ショート

急に銀行に融資をお願いしても

審査に時間もかかりますし

万が一の場合は信用問題になりかねません!

ですので

口座にはある程度の資金を置いておく

必要があります

生活に欠かせない『水』に例えると

わたしの住んでいる大阪では、

近畿の水がめとよばれる

琵琶湖の水位が下がると

『節水』をよびかける報道が一気に増えます!

近畿の水がめ 琵琶湖

会社の資金も

構造はこれとまったく同じ話です

会社の安全といわれる水位は、

目安は基本的には月商の2か月分といわれ

理想では3か月分はキープしたいです


年商が1億2円万円の会社の場合

現預金を合わせて、2~3千万円は常にキープしたい

ということですね。

手元資金が基準水位を下回ってくると

本能的にそろそろ。。。

ヤバいかな。。。。

という感じで落ち着かないですよね。

事業資金が必要な理由は?


では、今回のテーマの運転資金について。。。

業種によって違いもありますが

基本的に商売では

あなたは先行してお金を立て替えて払います

タイムラグがあって

代金に利益を足して回収します

この先行する立て替えに必要なお金を『運転資金』といいます

お金の流れ

あなたが町工場を経営していると。。。。

・原材料
・人件費
・光熱費
・事務所の家賃

などの製造するための支払いは
先行して、発生しますよね。

さらに、

商品 ⇒ 売上 ⇒ 売掛金 ⇒ 回収

製造や加工してから、納品しても
すぐに入金されるわけでなくて
現金化するまでにタイムラグが生じますよね

この立て替えのタイムラグを

『運転資金』をいいます

あなたの会社の運転資金はいくらか把握されてますか?

あなたに必要な運転資金の金額は?


あなたに必要な運転資金の金額は?

『売上債権』と『在庫』は、先行して立て替え払い

『仕入債務』は、支払いをまってもらっている

この図のギャップが

あなたの会社の運転資金の金額と考えます

年間通じてこのギャップが変わらない会社もあれば

季節変動のある会社もありますが

この図でザックリとイメージできるのかと思います。

そして、この必要となる運転資金の金額は

・商売をやめない限り不足し続ける。。。。。

・商売が大きくなるほど、必要運転資金は大きくなります。

手元の資金が不足する原因は?

ここまでで

・手元に必要な金額
・運転資金の考え方
・必要な運転資金の金額

について見てきました

でも

あなたの会社の預金残高は

どうして、定期的に

残高がさみしくなって

追加融資が必要になるのか

疑問に思ったことはないですか。。。。?

・口座に月商の2か月分の資金がある
・必要となる運転資金の金額分は融資を受けている

しっかりと対応しているのに。。。。。

必要な水位をキープするには?


原因は、

証書貸付で融資を受けて返済しているからです。

琵琶湖で例えると

一定の水位はキープしないといけないのに

水が流れ続けているイメージです

あなたの会社が以下の場合

・必要な運転資金 3000万円
・安全な手元資金 5000万円

必要運転資金3000万円を
5年返済の証書貸付
で借りると

年間600万円の返済

ということは。。。

一年後は手元資金が600万円減少して
4400万円になる

600万円分水位が下がるので不安になる


翌年には、

運転資金を借り換えをして、

本当は3000万円でたりるが
貸してくれるのなら。。。
ということで。

・4000万円を5年で借りる
・年間800万円の返済。。。。。

返して借りてを繰り返し

気がつけば、保証枠目いっぱいまで融資残高は膨らんで

資金繰りがしんどくなる。。。。。。


返済が無ければ、

もしくは

返済額が利益より少なければ、

運転資金の心配は無くなりますよね。

・手元資金
・なぜ運転資金が必要なのか?
・あなたの会社の必要運転資金は?
・運転資金が不足する理由

について整理しました。

対応策はこちらの記事に書いています。

ではでは。


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