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今度はアズマジロを

どうも、ウクモリ ヒロオです。

まだ中学生だった1980年代前半の私は、週末になると始発電車に乗って、渋谷に向かう機会が多かったことを思い出します。当時定番だった渋谷東急で公開初日の映画作品を、初回で観る。アニメブームが到来したあの頃、私にとって公開日初回に映画を観ることは、何かしらの事情がない限りデフォルトになっていました。

初日に観る大きな理由のひとつは、初回限定でもらえるノベルティーが、とても魅力的だったことが挙げられます。すでに手元にはありませんが、風の谷のナウシカの公開記念バッジを貰った時は本当に嬉しかったです。ただ、中学生だったため、前日から列に並ぶことは許されず。なので、記念グッズを貰いそびれることの方が圧倒的に多かったです。

1983年3月12日土曜日。

今でも覚えていますが、この日は期待のアニメ三作品が公開されるとあって、どの映画館も異様なまでに人で溢れていたそうです。

幻魔大戦
宇宙戦艦ヤマト 完結編
クラッシャージョウ

今であれば東宝、東映、松竹が、売れ筋作品をこのような形でブッキングし合うことはまずないでしょうが、この時は三つ巴のレースが繰り広げられました。結果的にクラッシャージョウは、興行的には三番手に終わってしまいましたが、のちにカルト的な人気を集め、今でも多くにファンの心を掴んでいます。

さて、かなり長い前ぶりになってしまいましたが、クラッシャージョウについては、当然ながら公開初日の初回上映を観るため、始発で渋谷に向かいました。

到着した時、東急文化会館の1階ロビーは驚くほどの人で溢れていて、初回で映画が観れるかどうかも微妙だったと記憶しています。前売り券を2度買い、ポスターと原画集を手に入れていた私としては、初回限定で配布されるバッジが何としても欲しかったのですが、到着した時点でそれが叶わないことを悟りました。

ありがたいことに初回上映で鑑賞することは出来ましたが、やはりバッジは貰えず。ただ、作品自体がとても良かったのと、カンペンケースなどのグッズは購入出来たため、傷心とまではいかなかったのを覚えています。

ちなみに公開日初回に数量限定で配られたバッジは、吾妻ひでおさんがデザインした、アズマジロのクルップが描かれたもの。クラッシャージョウには、モブキャラ的に当時活躍していたアニメーターや漫画家がデザインしたキャラが登場していました。

吾妻ひでおさんの他にも、高橋留美子さん、竹宮惠子さん、鳥山明さん、細野不二彦さん、大友克洋さん…など、レジェンドなメンバーが協力しています。詳しくはWikipediaをご参照ください(笑)

横道ばっかりだった今日のnoteも、ここからが本題。先日、オークションサイトをチェックしていたら、なんとバッジが出品されていました。これは何かのご縁だと思い、迎え入れることにしました。

実物を見て驚いたのは、意外と小さいこと(笑)ナウシカの時にもらったバッジ=直径5cmほどを予想していたんですが、超小型でした。ただ、コンディションがとても良く、迎え入れて良かったなとしみじみ感じています。

ほぼ40年の時を経て、当時欲しくて欲しくて仕方なかったものが手に入る…なんか凄い時代だなと思います。クラッシャージョウ関連のものが増え続けていますが、どうか生ぬるく見守っていただければと思います。

こんなことを感じつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!

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