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アントレプレナーシップを育成する学校「神山まるごと高専」

本日はこちらの記事について書いていきたいと思います。

・神山まるごと高専

神山まるごと高専」(以下、神山高専)は2023年4月に開講予定の私立高等専門学校です。
一般的な高専は進路が就職60%、編入40%こちらの18Pを見てください)が平均らしいですが、神山高専は、就職30%、編入30%、企業40%という進路になるよう目指していることは大きな特長だといえるでしょう。

記事内にも、アントレプレナーシップを育成するためのカリキュラム構造が描かれていますが、必然的にカリキュラムも一般的な高専のものとは異なるものになるはずです。

・なぜ徳島なのか、なぜ神山なのか

徳島県の神山町は人口5000人程の小さな町です。
この小さな町にどうして先進的な学校を作ろうとなったのかは、HPの「ABOUT」の「寮での学びは一生もの」という欄に書かれています。

「私たちは「学ぶ」と「生きる」がまるごと含まれる寮こそ、最高の学びの場であるべきと考えています。」

の一文で始まるこの文章は、神山町の豊かな自然や田舎特有のリアルな社会課題を感じられることが学生にとって有意義だと、そう考えられていることが伝わってくる文章です。

加えて、神山町は自治体としての活動が盛んで、IT企業のサテライトオフィスやクリエイターの誘致を行い、地域を活性化させています。
そういった自治体の積極的な取り組みも、神山町の高専を作ろうと思った理由に間違いなく含まれているでしょう。

・教育方針と3つの専攻分野

最初に進路の話をしましたが、この進路希望の前提には教育方針があります。

また、カリキュラムも特殊に感じられるものです。
「テクノロジー」「デザイン」「起業」という3つに特化したカリキュラムが用意されています。

何が言いたいのかというと、正直これまで「教育方針」をあまり深く考えたことがなく、教育方針(=目的)次第ではカリキュラム(=手段)にも大きく影響してくるのだと実感しています。

私個人の話ですが、小・中・高・大、どのステージでもこれといって他の学校と違っていると感じたカリキュラムはありませんでした。
教育方針に注目しなかったのも、対してそれに左右されないとわかっていたからかもしれません。

同じ教育でもここまで大きく違ってくるのだと強く感じさせてくれた記事でした。

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