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豊かさとは、あるいは、楽しむ力

今日、「やさしいタオル」が届いた!

色柄楽しく、手触りもふかふか。何度洗ってもふかふか。

出産祝いにいただいた多くのタオルが、過酷な洗濯頻度にどんどんリタイアしていくなか、1歳の息子のお昼寝時のおなか掛けタオルとして、わたしの慣れない子育てにここまで伴走してきてくれた、強いタオル。なにより、息子がこのタオルを気に入っているのだ。眠りにつきながら握りしめ、時には寝起きに引きずって来るくらい...スヌーピーの、毛布好きの男の子みたいに。

だから、去年の末に新しい柄が発売されると聞いて、すぐに「ほぼ日」のショッピングサイトを訪れた。そう、それは12月の半ばだった。そして届いたのが、実に3ヶ月後の今日。年明けに「あれ、そういえば届いてないな」と心配になって注文履歴を見たら、なんと配送予定が3月半ばとなっているではないか。その注意書きは多分最初からあったのだろうけれど、見てなかった。びっくりした。

パッと好きな絵柄を選んで、お届け情報を入れて「購入」を押したらば、翌日か、遅くても1週間くらいで届くと思いこんでいた。偉大なるAmazonのドグマに洗脳されて、それが当たり前になっていたのだ。

そして、軽いショックの後、なぜだか感動がやってきた。

「古いタオルは大人のバスタオルに異動」という計画だったけれど、いましばらく前線続投で、息子のおなかを守ってもらうことになった。タオルのことを考える時間が増えた。「新しいタオル、最近青色が好きな息子は気に入ってくれるかな」とか「4月から新しい保育園が始まるから、あわせてお昼寝タオルとしてデビューさせよう」とか。届くのを待つのが、楽しかった。自分が買ったものが届くのを待つって、そう、とてもわくわくすることだったよね。

そして、今日、やっと届いた!嬉しい!嬉しくて!

新旧タオルを揃えて写真までとったわけ。

改めてみると古いタオル、さすがに色あせてはいるけれどまだ綺麗。古いけれど古いよさがある。

「便利」イコール「豊か」とは限らないことを思い出させてくれた、古いタオルも新しいタオルも、大事に使おう。

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