ヒプノセラピーの資格取得!

米国催眠士協会(NGH)認定ヒプノシストのライセンスとりました!

Q. ヒプノティストってなに?

ヒプノシス=催眠という技術を使ったセラピーを行う心理職です。

ヒプノセラピーは、想像力と集中力をつかう言葉のエクソサイズです。その根幹をなすものとしてわたしが好きなのは、「人はポジティブな未来と自分の変化に関する青写真を自分の中にもっている」(by Bill O'Hanlon)「人は自分で自分を癒す責任を持つことの大切さに気がつく」(by Trisha Caetano)などの理念です。催眠という技術を介して、クライアント自身の潜在意識から、自らを癒す言葉=力をひきだす、やさしいセラピーです。

ちなみに、本場米国では「ストップ・スモーキング」と「ウェイト・コントロール」がヒプノ活躍の2大分野だそうです。数年前、英国のキャサリン妃が出産にあたって「ヒプノバース」をしたというのも話題になりました。(日本では無痛・和痛分娩はまだ少ないですが、彼の国では麻酔を使わない出産の方が普通じゃないってわけ。そこに催眠療法をとりいれたということ。)

追って自分のサイトも用意しますが、詳しく知りたい方はとりいそぎ、わたしが学んだ浦野先生のホームページをご参照ください

Q. そんなキャラだったっけ?

妹には、第一声で「また、どーしたん??お姉ちゃんが他者の心の癒しに興味をもつとは!?」と天変地異かのように言われました。うん。今まで、強さ重視・優しさ後回しな生き方をしてきたので、多くの友達は同じことを思うのかもしれない。

Q. なんでまた?

(1) 脱サラして、変わったこと

わたしが企業勤めの間、FP&A(売上・収益分析担当者)としてこなしてきた営業マネジメントとのレビューミーティングは優に1,000回を超えます。つまり、長らく「数字を持ってくる人が正義」というドライな仕事に従事していました。今も、基本はその経験とスキルを生かして外部コンサルタントとして様々な企業様に関わらせていただいているのですが、脱サラと同時になぜか「人間」により関心が向くようになってきました。やってることは同じなのですが、パフォーマンス改善のためのインタビューをしていても「ああ、この人、視点をちょっと変えると楽になるのに。気の利いた一言が言えたらなぁ」なんて思っちゃうのです。

(2) 実はひっそりと持っていた変な癖

今までのわたしは助けを必要としている他者に対して何もできませんでした。むしろ、自分の強さを基準に仕事を進めていたので、アドバイスしているつもりで、却って相手のバランスを崩してしまうようなこともありました。後になってから気がついたそんな幾つかの悔いが「自分の言葉は強すぎる」という意識となり、仕事上の役柄もあって、いい人っぽい発言を躊躇するという奇妙な癖になっていました。自分で気がついていたけど、まあそのままでいいかと思っていた、それを変えたいと思うようになったのです。

(3) 以前、セドナでサイキックに言われたこと

それで思い出したのが、5年ほど前にセドナに旅行に行った時にセッションをしてもらった、ある有名なサイキックからの「あなたにはヒプノセラピーの才能がある」という言葉です。当時はその意味も知らなかったのですが、「催眠療法?冗談でしょ!」とウケ流していた言葉。

Q. どこで学んだの?

それで昨年末、思い立ったが吉日とばかりにネット調査を再開してみたはよいものの、なんだかいろいろあるけれどどれがいいのかわからない。

そういう時は信頼できる友人に聞くに限る!というわけで、Appleの先輩で、今はナチュロパスとして活躍しているかなえさんから紹介頂いたのが、米国で長い臨床実績のある、NGHマスター・インストラクターの浦野素衣先生でした。

ニューヨーク在住ということなのでダメ元でコンタクトしたら、折しも日本にいらして数ヶ月滞在されている、しかももう一人生徒候補がいるということで、滞在にあわせて高密度のコースを組んでいただけることになったのです。

人生ってやっぱり、人のご縁とタイミングだよね。というわけで。ここひと月ほど、非常に濃くて学びの多い、そして楽しい時間を過ごしていました。スキマ時間には、久々にすごい勢いで本を読みまくりました。

なお、サプリやハーブの専門家である「ナチュロパス(自然療法士)」は、国によっては医師の資格に匹敵します。アトピーなど現代西洋医学で解決しない慢性トラブルを抱えている方には、シドニーの大学で学んだかなえさんの真摯なコンサルテーション、本当におすすめです!

Q. 催眠...って、あやしくない?

そうなの。ヒプノシストは国家資格ではないため、日本では有象無象の協会(協会ですらない団体も)が独自にその名を冠したコースや資格を発行しています。わたしが取得したNGHのライセンスも、世界最大の催眠療法教育団体で比較的管理に厳しいとはいえ、時間をかけてコースに参加さえすれば、多分、誰でもとれる資格です。

「催眠」という言葉は、ただでさえ、自覚のないまま望まない行動を取らされるんじゃないかというイメージを喚起します。更に「前世」という証明しようのない概念を扱うヒプノセラピーは、オカルト的なものと混同されがちです。

実際、そういうメッセージで売っているセラピストや団体も少なくなくて、わたしは実際に勉強をはじめてから、ヒプノ業界がいわゆる自己啓発業界やトンデモ業界と隣り合わせだってことに気がつきました!それに気がついた時、一瞬、せっかく勉強してもこれを名乗ると変な人と思われないかしらと怯む気持ちが生じたほどです。(遅!)

前世退行は、いわゆる心霊体験と同一ではありません...こういうことも、少しづつブログで説明していきたいなと思います。

また、ヒプノセラピーは医療行為ではありません。心を解きほぐすのに驚くほど有効な側面がある一方で、そのライセンス単体では精神科医にかかっている方や、現在進行形で薬を服用している方の対応をするべきではありません。

アメリカでは免許なく医療行為でお金を取ることは法律違反で、NGHの倫理規定にもその旨は示されているのですが、日本はむしろそのあたりゆるいようで、医療資格をもっていないのに「鬱病を直せます」といって集客したり「世界中どこでもセラピストとして活躍できます」といってコースを売ったりしてる人も散見されるのが残念な事実。(まあ、法律の縛りがない以上その人の勝手なんだけど、そんなことして怖くないのかな〜)

Q. で、どうするの?

こういう形の確立されていないものだからこそ「誰に学ぶか」って、めっちゃ大事なのですね。

わたしが師事した浦野先生は、本場米国のアカデミーで直接催眠療法を学び、長年臨床の実績も積んでいらした、姿も心も素晴らしい方です。わたしのしつこいナゼナゼ攻撃もすべて受け止め、ロジカルな側面とスピリチュアルな側面とのバランスについても、はぐらかさずにしっかりとした答えを下さいました。だからわたしは、学べば学ぶほど、この技術の有用性を認め、畏れをもって扱うべきものだと考えるようになりました。

そもそもの動機が「優しい言葉遣いをできるようになりたい」だったので、もし、中途半端なひとに師事していたら、わたしは途中で催眠師を名乗ることは諦め、趣味にとどめることにしたかもしれないと思います。

そして修了した今は、学びはじめる前に思っていた以上に、自分は確かに、これで人の役に立てるようになるだろうという確信をもっています。だから、やっぱり胸をはって公言していくことにしました!

近々、ホームページなどの準備が整ったら改めて告知しますが、とりあえず宣言します。今のわたしはヒプノシストとしては駆け出しで、長年の経験を生かしたビジネスコンサル業でのほうがよほど有用な人間ですが、身の丈にあったクイック・スタートを切って臨床経験を積み、強くて優しい催眠師になりたいと思います。

"If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive."(強くなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格がない) by Raimond Chandler

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