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昨日のジャズセッションと「ねじまき鳥」と

いろんなことが分離できない。

昨日やっと少し早く帰って家でサックスの練習をした。
アルトサックスで、マウスピースは Yanagisawaのメタルの6番だ 。
良く鳴るんだよね これが 。

昨日は我々のバンドは ドラマー 不在で3人だった。サックス・アコギ・ベース。

1曲目 ルバートで始めた 「バードランドの子守歌」は、初めての演奏だったけど、みんな続いてくれなかったのでカウント取ってやり直し。
自宅で練習していたら 久々に吹きたくなったのです。
2曲目が スローでやる「Straight,no chaser」タイトルだけで選んだ。
マイルスデイヴィス とかいろんな人のやってるのは 超早いけど今の自分のテクニックでは無理無理。
それでも ブルースっぽい アドリブを自分では吹いたつもり。
3曲目が「黒いオルフェ」で、 4曲目がいつもの「 Fly Me To The Moon」。

メンバーにクルマで連れて行ってもらってるので アルコールは抜き。
マスターに挨拶して、帰りにカウンターで酔っ払って寝ているKさんに声をかけてみるけど、完全に寝てた。
あらら。
十年以上ぶりに会った彼とも、最近「グレッチ」でよく遭遇する。
人のつながりはキレそうでもこうやってきれない人は切れないものなのかもしれない。
死んだあいつだけが帰ってこない。

自宅に帰って、
寝るまでの時間に あと数十ページ残っていた 村上春樹さんの「ねじまきき鳥クロニクル」 第3部を 読み終えてしまう。
少しずつ読み終えて、それでもついに終わってしまったのだ。
「街とその不確かな壁」から始まって、「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」に遡り、
そして開業する前に買って、時間ができたら読もうと思っていたら、いつの間にか三十年くらい寝かせることになったこの本をとうとう読み終えたのだった。

村上春樹さんの世界は、あっちへ行って こっちへ行って、 螺旋階段のようにグルグルとうずを巻いて、 そしてまたどこかに去ってしまうのだけど、
その時には 読者は いつのまにか 1段とか2段とか あるいは数段高い地平から 遠くの景色を眺めることができているようになっているんだよね。
そんな感じの読後感でした。
この 読後感 は 「1Q84」 とかにも通じるものが あると思う。

結局答えなどどこにもないし、僕はどこへもゆけない。でも少しだけ 違う景色を眺めれるのかそういった場所にいることができているのか、 そういった 読後感ですね。

(DALL E3でおっさんの読書作ったのだけど全然ダメなので女の子にしてみました・・)

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