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1+1相剣



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こんばんはクトラです。

遊戯王 マスターデュエルが本格的に配信されました。SNSを見ている感じ大流行しているようで遊戯王の盛り上がりの凄まじさに圧倒されてます。


遊戯王ひとつとってもマスターデュエルはデジタルゲーム、OCGはアナログゲームであり、自分はデジタルゲームはあまり得意ではなく、Twitterから流れてくる情報がマスターデュエルばかりなのになかなか複雑な感情を抱いている1人。
とはいえ同じ遊戯王なのであやからないわけにもいかず……

今回はそんなTwitterでよくみかけた話題で気になったものを話しつつ、デッキ紹介出来ればなと思います。


ずばりその話題は




「初心者におすすめのデッキは?」

です。


凄い多かった。特にマイナスな話が多かった気がします。


沢山のモンスターを連続で特集記事していくいわゆる展開系
→展開を失敗しているプレーヤーがとても多いからおすすめ出来ない
エルドリッチなどのように沢山の罠を使用するデッキ
→ベストなタイミングで罠を使わないプレーヤーが多いからおすすめでは無い。

そんなことを言われてもわからないものはわからないし、それが初心者と呼ばれる方々なので、こういったとりあえず、自分より明らかに下手だと判断した瞬間に見下す風潮あまり好きじゃないです



なので自分なりに初心者におすすめ条件2選を考えました。プレーヤーによって目的は様々だと思うのであくまで今回は「勝つことを目標」とします


負けパターンがたくさんある


簡単



負けパターンがたくさんある

対戦ゲームで「勝つ」ことと「負ける」こと
当然勝つことのほうが大切ですが、対戦したとき情報量が多いのは負けたときだと思います。
何故ならば勝った時は特になんの問題もなく、逆に負けた時はその負けを改善したくてはならないからです。
あくまで初心者が「他プレーヤーからレシピをいただいた」ことを前提に話し始めますがなぜ自分はこのゲームに勝つことが出来たのかを考えた時

相手と自分の手札が噛み合った
先攻をとって相手に無理を押し付けた。
相手の手札が動けるような手札ではなかった(事故)

この3つが少なくても7割ぐらいをしめていたりしませんか?
初心者じゃなくても多いはずです(あくまで推測)

反対に負けも7割ぐらいは上の3つの逆のはず

自分の相手が噛み合わなかった
先攻とられた。。
自分の手札が動けなかった


ここで注目すべきなのが、勝ちの7割はどうやっても勝ちだし、変化させる必要も必要も(特に)ないですが
負けの理由は、どうにかすれば勝ちになり改善できます。

もちろん突き詰めた結果勝つことが無理な事が判明するかもしれませんが、突き詰めるまで負けるのが当たり前と判断するのは早いと思います。

負けた側はその試合で勝たなくてはならなかったからです。


なので負けの種類が多ければ多いほど学べることが多く、それだけ改善出来ることが多いということ。

負けパターンが多いをただ弱いと受け取るのではなく、どうして今回は負けてしまったのか、〇〇を〇〇ならばもしかしたら勝っていたのでは、と自分で考えることが大事なのかなと思います。

その後自分の肌にあったデッキ選択が出来るようになるといいと思います。


簡単
負けた理由    …… わからない笑
これだけは本当にどうしようもないです。
自分のデッキの使い方がわかるものを選びましょう。勝つのが簡単ではなく、回すのが簡単です。


なのでデッキを選ぶだけならYouTubeの紹介動画はどうでしょうか。
レシピの紹介だけでなく回し方も教えてくれていたりするので個人的にはオススメです。



オススメYouTuber


YouTubeに丸投げするのも悪いので今回は自分も負けパターンが多く、とても簡単なデッキを1つ話します。

今回紹介するデッキはマスターデュエルにはまだ存在しません。
マスターデュエルきっかけでOCG始めることになったけどどれがいいか迷ってるプレーヤーがいればオススメです。
あとは個人的にこのデッキが好きなので話したいなと思います。


1+1相剣

相剣と呼ばれるテーマデッキです。今回紹介するデッキは名前の通り1+1するのと同じぐらい簡単なデッキになってます。

相剣はシンクロ召喚という召喚法を用いて戦います。
シンクロ召喚とはテキストにチューナーと書かれたモンスター一体とチューナーと書かれていないモンスター一体以上を場から墓地へ送ってエクストラデッキから枠が白色のモンスターを召喚する事です。


最低でもシンクロ召喚には2種類のモンスターを使用することになりますが今回使用する相剣モンスターはそれぞれの効果で場にチューナーモンスター(トークン)を用意することが出来、出したトークンと即座にシンクロ召喚を行えるとてつもない性能を持っています。


カード解説


【相剣師ー莫邪】


準1枚でレベル8の大型シンクロモンスターを呼び出す事ができます。


【相剣大師ー赤霄】


主に【相剣師ー莫邪】からシンクロ召喚されるモンスター

好きなタイミングで相手モンスターの効果を無効化する妨害効果を備えてます。

今から【相剣師ー莫邪】から【相剣大師ー赤霄】をシンクロするまでの一連の流れをします。


消費0枚どころか手札が増えて、攻撃力高い妨害を持ったモンスターを特殊召喚できる強力な動きです。


【相剣軍師ー龍淵】

【相剣師ー莫邪】の効果発動条件とは違ってこちらは観せるのではなく捨てる。

効果は極めて単純でレベル10シンクロモンスターをシンクロ召喚できます。


【フルール・ド・バロネス】

10シンクロの代表的モンスター

どの効果を切り取っても弱いところがありません。


先程の【相剣師ー莫邪】の動きに【相剣軍師ー龍淵】を組み合わせると以下のような動きにすることも出来ます。



今場に特殊召喚したレベル8、10のシンクロモンスターは選択肢の1枚に過ぎないです。状況にあった様々なシンクロモンスターを出しましょう。



【白の聖女エクレシア】

相剣ネームモンスターではないですがこのカードをリリースすることで相剣モンスターをデッキから特殊召喚できます。

先程の【相剣師ー莫邪】を呼び出せるので【相剣師ー莫邪】の傘増しができています。
このカードはOCGの中でも数少ない特殊召喚効果を持ったチューナーでもあり、シンクロ召喚するこのデッキの後攻の手数にもなってとても優秀です。


【相剣師ー莫邪】を呼び出せるカードは他にも【龍相剣現】があります。


現在のOCGリミットレギュレーションでは2枚しか採用できないので2枚採用。



負けパターン


このデッキには負けパターンが沢山あります。
今シーズン使用していて自分が1番気になった負けパターンが
流行している【無限泡影】、【エフェクトヴェーラー】に弱いです。



初動の【相剣師ー莫邪】の効果に発動させられると最終盤面がこのようになります。


流行しているカードの負け筋を今回は消せるように構築していきましょう!


【相剣師ー莫邪】に【無限泡影】、【エフェクトヴェーラー】を当てられても大型モンスターを並べる方法

初手

【相剣師ー莫邪】、【相剣軍師ー龍淵】【コスト】



【相剣暗転】を採用することで、このような手札の時でも大型モンスターを連続でシンクロ召喚することが出来ます。

大事な動きになることが予想できるので【相剣軍師ー龍淵】を今回は3枚採用した方がいいと考えられます。


【烙印融合】の採用。

【相剣師ー莫邪】の効果を無効化された後シンクロ召喚が出来ないことが想定されるので、【烙印融合】を採用。強力な大型モンスターか融合召喚できます。


想定できる状況は以下


追加で手札に烙印融合があれば……




この状況以外の

烙印融合採用のメリット

単体で機能して強い
発動できない時は手札で自動的に温存したことになる
後続の確保。
【白の聖女エクレシア】強化。

単体で機能して強い

「【相剣師ー莫邪】と組み合わせて強い」カードと言うわけではなくこのカード1枚で完結しているので、どのような残り札でも引けば機能し強いのがとても魅力的です。

発動できない時は自動的に温存したことになる

シンクロ召喚したターンには発動できません。
なので後続の管理を考えてカードを温存するかどうかを考える手間が省けます。
考えることがひとつ減ります。
考えることを減らせると他に頭を使えるのでいいことです。


わかりやすく初手でみせます。



MAXで相剣がカードを場に放つと後続が残らない上に次のターン相手のライフを削りきるだけの打点も残せてません。
しかし、自動的に残る【烙印融合】があれば、
1200+1200+1200+【烙印竜アルビオン】+【氷剣竜ミラジェイド】で相手のライフが無くなるところまでの打点を確保できます。(12002回分はレベル10シンクロが【相剣大邪ー七星龍淵】でありその効果のバーンダメージ)

後続の確保

【烙印融合】1枚の動き

自然にゲームが進むなら恐らくは【氷剣竜ミラジェイド】の効果で融合モンスターを墓地へ送れるはずなので、相手のエンドフェイズに墓地へ送った【白の聖女エクレシア】が回収できます。

次のターン【白の聖女エクレシア】から【相剣師ー泰阿】を特殊召喚し、倒されてしまった【氷剣竜ミラジェイド】をコストに【相剣師ー泰阿】の効果を発動し、相剣ギミックにシフトチェンジさせます。

理想はこの後相手のライフをゼロにする所まで動くことですが、中々上手く事が運ばなさそうな時は相手とのカードの枚数で差をつけ、リソースゲームに持ち込めるように動きます。


【白の聖女エクレシア】強化

この相剣デッキにはあまり採用がみられない【アルバスの落胤】が、自然にデッキに組み込まれてます。
【白の聖女エクレシア】からリクルートする選択肢が増えてます。

【白の聖女エクレシア】→【アルバスの落胤】→【氷剣竜ミラジェイド】まで成立されられると、エンドフェイズの【白の聖女エクレシア】回収効果をほぼ発動できるので次のターンから相剣のギミックを回すことも可能です。


【妖眼の相剣師】 

【相剣師ー莫邪】に【無限泡影】【エフェクトヴェーラー】を発動させられると手札から特殊召喚できます。【相剣師ー莫邪】と【妖眼の相剣師】の2体で【捕食植物 ヴェルテアナコンダ】をリンク召喚コスト【烙印融合】で【氷剣竜ミラジェイド】

強力な妨害と次のターンの【烙印融合】を確保できます。


このように苦手となる弱点はある程度構築でカバーすることができます。


ここで今回このデッキを作ることになった経緯をお話します。


今シーズンは【エフェクトヴェーラー】、【無限泡影】が大流行しています。

人それぞれ考え方は様々だと思いますが、考察するに1番の要因は恐らく「分布の散り具合」です。


デスピアが大会でいちばん多いと噂されていますが、実際の所、デスピアは大会ひとつみても
公認大会16人規模 2人〜3人
大型非公認大会 32人規模 4〜7

ぐらいではないでしょうか。

実際の大会に行けば何と対戦することなるか予測がつかないです。
デスピアを含め大体のデッキに無難に質の高い妨害を当てられる【エフェクトヴェーラー】【無限泡影】が流行ったと考えます。

【無限泡影】【エフェクトヴェーラー】は消費していけばいくほど手持ちのカードがマイナス1になるので戦線を貼れるエースモンスターを場に維持しながらこれらのカードを発動していくのがベストだと考え、攻撃力のモンスターを並べ続けられる相剣を作ることにしました。

【強欲で貪欲な壺】


今回のデッキ主役となるエースカードはあまり考えてません。
敢えてあげるなら、【無限泡影】【エフェクトヴェーラー】【王宮の勅命】、【虚無空間】です。これらを沢山手に引き込み、沢山発動するために採用。

特定のモンスターが出したいわけではないので【強欲で貪欲な壺】のコストで除外されてしんどいカードは状況によってはあると思いますが、まともにやれば除外されたリスクよりも2ドローのリターンの方が大きいことの方が多いです。

状況にあった大型モンスターを盾に【エフェクトヴェーラー】、【無限泡影】を連発しましょう。


その他の採用カード

【天威龍ーヴィシュダ】

相手の盤面にある妨害をほぼ確実に1つは踏んでくれます。無難に強い幻竜族
適当な誘発を傘増すより、どんな対面にも適当に効くと判断したので1枚だけ採用。


【相剣師ー莫邪】とセットで相剣の動き
【エフェクトヴェーラー】とセットで【相剣大師ー赤霄】
【灰流うらら】とセットで【フルール・ド・バロネス】

特に【灰流うらら】、組み合わせパターンで初手に【増殖するG】や、【虚無空間】のような確実に通したいカード【灰流うらら】、【天威龍ーヴィシュダ】の組み合わせの時【フルール・ド・バロネス】をシンクロ召喚し、安全にそれらを通すことも出来たりと便利です。


【指名者】

相剣の動きや、【烙印融合】が通る(手札誘発での妨害を阻害)ことが何より勝利に近づくと思ったので採用。
一応【抹殺の指名者】で【烙印融合】や【天威龍ーヴィシュダ】を宣言できる構築になっているのでどちらの指名者も手札で残ることはないのかと思います。


エクストラ・サイドデッキ

ここまでで触れていない所だけ軽く

【輝竜星ーショウフク】


除去・キル担当

【魔救の奇跡ードラガイト】


レベル8シンクロの【相剣大師ー赤霄】とは違うラインの妨害担当

【灰嬧竜バスタード】


デスピアの盤面を【烙印融合】で【灰嬧竜バスタード】を融合召喚し、上から圧をかけ、残りの札にある【虚無空間】、【王宮の勅命】を有効にする担当
適当に出てくる高打点は便利です。
【氷剣竜ミラジェイド】の効果で【灰嬧竜バスタード】を墓地へ送り、エンドフェイズに【アルバスの落胤】を特殊召喚し、効果で相手のモンスターを除去する動きも可能にしてくれます。

【天威の拳僧】


【天威龍ーヴィシュダ】を効果をもたないモンスターに変換担当
【No.41泥酔魔獣バグースカ】【天霆號アーゼウス】


天威デッキの出来上がった盤面を壊す可能性をあげる担当。
【白の聖女エクレシア】+レベル4モンスターでエクシーズ召喚することができます。
デスピアなど【No.41泥酔魔獣バグースカ】がしんどい対面にはとことんしんどいので対面の妨害を踏み越える意味で、採用している方がいいとは思いますが、あまり使う機会はありません。

【原子生命態二ビル】【ドロール&ロックバード】

展開系対面に効く手札誘発担当

【朔夜しぐれ】

【無限泡影】【エフェクトヴェーラー】の傘増し担当。
実質9枚体制!【妖眼の相剣師】もより使いやすくなります
メインデッキでの採用にせず、サイドに追いやっているのは、相手の初動を【エフェクトヴェーラー】や【無限泡影】と違い、止めにくく若干使いにくいのと、サイドチェンジ後に採用されがちな相剣ギミックか苦手とする【トークンコレクター】の効果を防ぐためです。採用してきそう&【朔夜しぐれ】が手札で浮かなそうな対面には採用しています。

【ハーピィの羽根帚】【ライトニングストーム】


罠カードを破壊するため。特に深い理由はないですが、【サイクロン】や、【ツインツイスター】などの特定の枚数を破壊するカードではなく何と対面するかわからない環境なので役割を強く持てるカードを今回は優先しました。

【ダイナレスラーパンクラトプス】


デスピア、天威、その他諸々の後手に出すだけで強いので採用。
出せば1〜2妨害は必ず踏め、都合がいい時は高打点の1妨害を残すのとも出来てとても協力です。

【魔封じの芳香】


先攻で主に中速(魔法主軸)〜展開系対面に強く使えるカード。伏せられた魔法が次のターン使わせないように【輝竜星ーショウフク】でデッキに戻す、【フルール・ド・バロネス】で破壊する、あるいはごっそりライフを取りきってしまうかしましょう。


レシピについては以上です。


最後に

今回載せたレシピですが、自分の中で納得していますし、もちろん強いと思いますが、特別正解だとも思ってないです。

自分が意識した相剣が苦手な部分を上手くにごせるように作ったのが今回のレシピと言うだけで、人それぞれ意識するところは違うの思いますし、どんどん変えていくのが良いです。

使ってて○○を変えたいなと感じたら変える。
もっと広く考えて相剣がだめだなと思ったら相剣を使うところすらも変えてしまう。

その大胆さが大事です。

そのスタートラインとして今回の相剣はとても優秀かなと思います。

自分もこんな感じで大会によく持っていって練習してます。一緒に遊戯王沢山沢山練習しましょう!


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