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scaj2023

scajに行ってきました。


これは本当に替えのきかない体験だったと思う。これから先のコーヒージャーニーにおける大きなターニングポイントとなったのは間違いないっすね。


全ての出展者、競技者、運営、その他参加者から感じられるコーヒーに対する熱意。その中身には必ず、自分たちの持つ技術やアイデアの投影を以てまだ顔も見ぬ消費者に何を届けたいのかという明確なビジョンがあった。これが細部にわたってイチ素人に過ぎないおれの口内、脳みそ、そして心の隅々まで伝わってきたという事が今日得た最大の自分に対するお土産なのではなかろうか。


今目指すところは一流のバリスタになること。カウンターの中で自分がコーヒーというツールを使って表現者になり、人々に確実な価値を与えられるような存在になることである。与えられた道具で最高の体験を作れるようになるのが先の到達目標。もちろん、ただのバリスタでいることがおれのゴールではないから、いつかはその道具というものをいかに高いクオリティで生み出すことが出来るか(生産や焙煎のレベル)ということにもゆくゆくは挑戦したい。だけど、この業界に身を投じる人間として必ず肝に銘じておかなければならないことは、どんな立場にいたとしても、常に実店舗なり現場とされる場所における(コーヒーを通した)体験が「レベチ」なものになるように全力を尽くさなければならないということだ。同じ価格帯で勝負するなら尚更、その範囲の中で用意できるものに限界があるにしても、消費者が他で体験出来るそれや今まで体験してきたそれとはレベチなものを届けないと勝てないし金にならない。続いていかない。


コーヒーがレベチなだけでも、ホスピタリティガレベチなだけでも、これから先店として商売をしながら生き残っていくことはきっと難しい。店をやることだけが正解じゃないから、俺はこの業界のどのポジションから人々の幸せと自分の生活や人生の為に心を燃やし歩みを進めていくのかってのは考えながら目の前のことを頑張りたいと思うけど、知見の狭いおれがここまでコーヒーにのめりこめたのだから、伝える力さえあればきっと届けられると思っている。


モチベーションは絶やさないよ。低いモチベーションだったら何も届けられない。


緑のエプロンを着ている俺が、それのいい例だ。


もっと自分の行くべき道に熱くなろう。



【メモ】

・会場の雰囲気はコーヒーの香りとそれに対する各々ワクワクでいっぱい
・オーツミルクやソイミルクやアーモンドミルクはメーカーによって思った以上に味が全然違う
・美味しくないかも…って感じるコーヒーも結構あるにはある
・ちっこいカップでもみんなラテアートできる
・シロップ系の展示は結構興味を引く
・話題性のあるお店はやっぱり注目度高い
・みんなゲイシャが好き
・東南アジアのマーケットはとにかくデカい
・コンビニのコーヒーもレベルは高い
・技術が追いつくとまずは自動化
・家庭用焙煎機は海外のメーカーが優勢
・やっぱりコーヒーは温度が大事
・毎日飲みたいコーヒーの味わいって結構限られている
・面白いコーヒー、本当に美味しいコーヒーが毎日飲みたいコーヒーとは限らない
・こういう場所で通訳のアルバイトをしている同世代もいる
・不味すぎるコーヒーもそんなにない
・知ってる器具を見ると安心する
・みんな「これいいっしょ!」ってスタンスじゃなくて「こういうのもあるんすよ」ってスタンス
・楽しい
・やっぱりコーヒー美味しい

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