一生分の涙の量は決まっているらしい

こんにちは。ゆりりうすです。
昨日の夜、郊外にある我が家の外では虫の大合唱が聞こえました。
この間の投稿を見て、「娘さん、大丈夫かしら?」と思った皆さま、娘は元気です。私と論争を繰り広げております。何の?実はですね、私はタレントの「あのちゃん」が好きなんです。可愛い顔をして辛辣なことを言います。キャラ作りとか言う人もいるけど、ちゃんとキャラが作れているのでOKですよね。
私は「私を百発殴ったら、あのちゃんになるよね。」と言い、娘は「いや、髪型が同じなだけで、あのちゃんを百発殴ったらお母さんになるよ。」という、まあ、下らない話です。
男性陣は3人共、知らんぷりをしています。娘の見方をしても、私の見方をしても、怒られるからねー。
あと、この間「おじさんキラー」でも、決してパパ活などではありません、と書いたら、旦那が「パパ活しているよね。」と言うので、「は?していませんけど?」と言ったら、「だって、パパ(旦那)にカツを入れているじゃない(笑っ)。」と言い返され、見ていた子供達に「やーい、DV妻」、「やーい、いじめっこ。」等と言われ、ゆりりうすはボロボロです。
さて、今回のテーマは「一生分の涙の量は決まっているらしい」です。
皆さんは、よく泣く方ですか?あっ、最近めっきり涙もろくなって、という声が聞こえて来ました。
これはですね、昔から母がよく言っていたセリフでして。何でも、母と兄は小さな頃に泣き虫だったので、一生分の涙を流した。だから、2人共、今は泣かないんだよ、という話なのです。何度も何度も聞かされました。一生分の涙を流す量は決まっているそうです。
でも、そうすると私はあまり、と言うか、ほとんど泣かない子供だったので、まだずいぶんと涙が残っていることになります。
小さい頃、何か悪さをしたからだと思いますが、父にガミガミお説教をされたことがあります。正座をして、神妙な顔をして、父の話を聞きました。そして、もうそろそろ終わりか?という頃、父は何を思ったのか突然、「これでお説教はおしまい。でも、ゆりりうすの1つ偉い所は泣かない所だ、以上!」と言って、話を締めくくりました。「んっ、何だろう?怒られて、そして誉められた?」悩みましたが、ドライアイかというくらい、泣かない子供でした。
その父はどうだったかというと、割りと涙もろかったんじゃないかな?私が見たのは2回だけですけど。
1回は、酔っぱらってて何か泣いていました。2回目は、これは辛かったですね。小学校3年生の時、旅行で沖縄に行ったんです。父と手を繋いで、沖縄にある戦争資料館に行き、そこに海軍の人の帽子が飾ってあった「陳列ケース」がありました。そのケースを見た途端、父は帽子を頭から顔にずらして、上を向きました。私が見ていると、帽子の間から涙が「ツー」っと流れて来たんです。
父の一番上のお兄さんは海軍さんで、海で亡くなっています。私はビックリしたけれど、何か声を掛けられなくて、手をギュッと握りました。
その時の父の格好まで覚えています。上は、パイル地のポロシャツで、下は青のチェックのバミューダパンツでした。足はゴム草履、頭には麦わら帽子。だから、今考えると父が帽子をずらした時、まるで「ONE PIECE」のルフィーみたいでした。父ルフィーが泣いておりました。
実は私も、2回だけ、みんなの前で泣いてしまったことがあります。
1回目は、小学3年生の時。まだクラス変えをして間もなくの頃で、活発だった私は1人の男の子がちょっかいをかけて来たので、ちょっとぶち返しました。それが面白かったのか、1人から2人、2人から3人、気が付くと、私と20人の男の子が追いかけっこになっていました。1人でも捕まえたら、馬乗りになってボコボコにしようと私は考えていたのですが、20人がいっぺんに逃げているせいか、誰も捕まえられませんでした。15分~20分くらい、鬼ごっこをしたあと、私は急に止まり、自分の席について、机に顔をふせ、大きな声で、「ワーン!」と泣き出しました。普段泣かない子ほど、泣き出すと止まりません。そうしたら、それまで一体何処にいたのか分からなかった女子19人がワラワラと出てきて、私の机を取り囲んで、「ゆりりうすちゃん、大丈夫?」「ゆりりうすちゃん、可哀想。」「ゆりりうすちゃん、泣かないで。」と一斉に慰め始めました。ポカンとしたのは男子達です。挙げ句に女子達に「あんた達、ゆりりうすちゃんに謝りなさいよ!」と怒られて、1人1人私に謝りに来ました。
今考えると、笑ってしまうけど、やっぱり枠から外れた子だったなあ。あの時は、力一杯泣いた記憶があります。
2回目は大学生の時。入学してからすぐにサークルの1つ上の先輩と付き合いまして、3年半続きました。けれど、向こうが1つ上ということは、一年早く社会人になるということでして、ある日、電話で、「会社に好きな人が出来たから、別れてくれ。」と言われました。まあ、そんなに珍しくない良くある話ですよね。
でも、私にとっては、生まれて初めてきちんと付き合った人だったので、そのショックは計り知れないものでした。
とにかく泣きました。子供みたいに泣きました。サークルのみんなが心配して、家に入れ替わり立ち替わり、私の様子を見に来てくれて、慰めてくれました。
一週間くらい泣いた時に、空腹を覚えました。何も食べていなかったので、4kg痩せました。只でさえ、その頃痩せっぽっちだったのに、これは不味いと初めて思って、近くの駅で買った「押し寿司」を食べたら、すぐに「ゲッ!」と吐いてしまいました。ずっと食べていなかったので、胃が受け付けなくなっていたんです。
その後、私が立ち直るまで、ずっと一緒にいてくれたのは、件の私の親友(元ヤン、女)と後輩の男の子(元ヤン、男)でした。それから、色んな人と付き合ったけど、割りとすぐに別れることが多く、しかも、別れても悲しくも何ともありませんでした。
ある日、元ヤンの後輩の男の子に「ゆりりうすさん、男の選び方が下手くそだ。」と紹介してもらったのが、今の旦那です。
その時、「捨てる神あれば拾う神あり」という言葉が浮かびました。
そして今、私は安心して泣いています。旦那と結婚するまで、他の人よりあまり泣いていなかった私は、とても泣き虫になりました。特に本やテレビや映画で、涙が止まらなくなることが多くて、子供達にも呆れられています。馬鹿ほど泣きます。
この間、CLANNADという、いわゆる知っている人は、「CLANNADは人生」という、神作品のアニメを見ていて、フウコの回で泣いてしまい、長男が呆れて、職場のオタク仲間にその話をしたら、その人は「フウコで泣くようじゃ、最後はきっと燃え尽きるな。」と言っていたそうです。
恐い、「あしたのジョー」のようになってしまうんでしょうか?大事な仕事の前には、見られません。
でも、きっと大丈夫ですよね。だって、まだ一生分の涙には程遠い、と思っていますから。
泣けるようになったのに、なぜか今、本当のドライアイになってしまい、眼医者さんに「あなたの角膜、ザクザクよ。」と角膜に使う表現とは思えないことを言われ、治療中のゆりりうすです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?