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すぐれた理論やツールというのは、必ず普遍性を備えています。
そして、それらは、その普遍性ゆえに共存や合成が可能です。

AとBという存在があったとき、もしそれが双方とも優れたものであるならば、両者は必ず組み合わせることができるのです。
あるいは、共通した部品で構成されていると言っても良いかもしれません。

例えば、タスクシュートと呼ばれる非常に高度かつ強力なスケジュール管理の手法があるのですが、これにはTOC（制約条件理論）との共通項を多く見出すことが出来ます。

あるいは、紙とデジタル媒体という、対立的に扱われることが多いツールも、利用シーンや特性を踏まえて併用すると、片方だけよりはるかに強力なツール群として機能します。

それは、それらに共通するルーツとも言うべき本質を見せてくれる場合もあれば、思いもよらない新しい世界への扉を開くこともあります。

無論これらは、それを「すぐれている」と判断する我々自身によるバイアス（偏見）によるものかもしれません。
つまり「すぐれているから共存・合成が可能」なのではなく、「共存・合成が可能なものをすぐれていると認識している」という可能性です。

しかし、私にとっては、どちらでも構わないのです。

それがバイアスによるものであれ、真に普遍性によるものであれ、それらを組み合わせて新たな知見を得ることができるという事実に変わりはありませんから。

そんなわけで、２つ以上の好きなこと__あるいは対立する何か__があるならば、ぜひ、それらを組み合わせてみて下さい。
あるいは共通項を探してみて下さい。

きっと面白い発見が待っているはずです。

__以上全文__
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