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たまには音楽の話でも~2023-2024

この秋から冬にかけて、個人的にリピートして聞いていたクラシックの曲を紹介します。


プーランク作曲:フルートソナタ第1楽章

毎年、吐く息が白くなり始める季節に聞きたくなる、プーランクのフルートソナタ。

プーランク(1899-1963)はフランスの作曲家ですが、このフルートソナタ第1楽章はちょっと日本っぽい、しっとりしたアンニュイな雰囲気があります。

私の中では、柳の葉の下に佇む、憂い顔の、美しい女性のイメージ。(伝わるのか?)

カリンニコフ作曲:交響曲第1番第2楽章


冬のクラシックといえば…個人的に最初に思い出すのが、この曲。
カリンニコフの交響曲第1番第2楽章です。

カリンニコフ(1866-1901)は、ロシアの作曲家で、2楽章の出だしから「ああ、雪が降ってきたなぁ…」と思います。

この曲の第1楽章は、しょっぱなから北風がガンガン吹雪いている感じがして、それはそれで冬らしくて好きなのですが、2楽章の、雪がしんしんと積もっていって周囲の音を吸収していく、灰色な街並みが見える感じがすごく好みです。
(↓動画は2楽章から始まるようにしてあります。)

私自身は、生まれも育ちも現在の居住地も、「雪国」とは言えない地域なので、雪が積もっている様子を見たことは人生でおそらく10回も無いと思いますが、私にとって雪国の厳しい冬のイメージは、この曲が一番近い気がしています。


#今年のふり返り


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