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ひとり出版社創業日記⑤もはやバイブル「ひとり出版入門:つくって売るということ」「パン屋ではおにぎりを売れ」

こんにちは、UMA(ゆま)です。「来年、ひとり出版社を立ち上げることが目標です」と昨年、2023年の春に宣言して、いよいよその来年、2024年です。自分に言い聞かせるように周囲に伝えてきたのがよかったのか、年明けからわりにせっせと動き、3月に無事に合同会社  Studio K を設立しました。

その経緯の記録、第5回です。創業にあたってはいろいろ関連本も読みましたが、今回は、そのなかでわたしにとっては手放せなくなった2冊を紹介させてください。


売るまでのリアルがわかる「ひとり出版入門:つくって売るということ」

1冊目は、わたしにとっては道しるべ!「本の作り方」「本の売り方」「ひとり出版社の運営」がわかる本です。著者は、出版社勤務を経て、2018年に個人出版社・ギャラリーBook&Design を設立された宮後優子さん。

「はじめに」に書かれている言葉に身が引き締まる思いがします。ここを越えていかなければなりません。

本書は、ただやみくもにひとり出版を勧める本ではありません。実際に自分で始めてみて感じた難しさについても正直に書いています。(中略)『この本を読んだら明日から出版社が始められる!』と、みなさんの背中を無責任に押すのではなく、むしろ『始める前によくかんがえて』という願いを込めました。

「ひとり出版入門:つくって売るということ」宮後優子著、よはく舎

でも、それだけに内容が実際的で、自分がどういうことをしていくことになるのか、具体的に想像することができました。スケジュール感やお金のことも率直に書いてあるのがうれしい。

考え方の考え方がわかる「パン屋ではおにぎりを売れ」

2冊目は「思考法」の本です。著者は柿内尚文さん。「これまで企画した本の累計発行部数は1000万部以上、 10万部を超えるベストセラーは50冊以上に及ぶ」(帯より)名編集者です。

この本には、これまでとは違う立場で本づくりに関わるにあたっては、思考もこれまでとは違うものが必要になると、切実に感じていたところで出会いました。 

書かれているのは「考える技術」の「公式」です。頭に浮かんだことに「この公式をあてはめたらどうなるかな?」とやってみたりすると、いいトレーニングになるようです。

いちばん響いたところを引用しておきます。友人(著者に言わせれば、とても優秀な人)から「最近、仕事が面白くない」という相談を受けたことをもとに語っています。これも心の壁に貼っておきたいと思います。

原因はどうも「思考のクセ」にありそうです。人間の脳は、習慣化された方向、慣れ親しんだ方向へと思考を導きやすくできています。

「パン屋ではおにぎりを売れ」柿内尚文著、かんき出版

これまでこういう実用書に頼ったことはあまりなかったのですが、この年齢になってむしろ「素直にきいてみるものだ」と思っています。自分でも思考が凝り固まっていたことを痛感しています。

いろいろ調べているうちに、この本の編集担当者さんの記事を見つけました。著者の人柄までうかがわれて興味深いです。わたしも同じことを学びました。


今回は、ひとり出版社創業にあたって、参考になった本のお話をしました。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。また次回もよろしくお願いします!

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